CADが使えるノートパソコンの選び方【2026年】AutoCADの推奨スペックとおすすめ
CADソフトを使うノートパソコンを探していて、必要なスペックがよく分からないまま候補を眺めていないでしょうか。
AutoCAD 2027のメモリの基本要件は16GBで、メモリの容量を先に決めておくと候補を絞り込みやすいです。
Autodesk公式のAutoCAD 2027・Autodesk Fusionのシステム要件をもとに、2DのCADと3DのCADで必要なスペックがどう変わるかを解説します。
そのうえで、最小構成と推奨構成の2段に分けたHP・Lenovo・マウスコンピューター・Dellのノートパソコンを紹介します。
Macで使う場合やJw_cadとの違いも、よくある質問でまとめています。
この記事は、Autodesk公式のシステム要件(確認日2026年11月2日)と各メーカーの公式ページをベースにしています。
CADが使えるノートパソコンの結論

CADで必要なスペックは、2DのCAD(AutoCADの図面作成)だけで使うか、3DのCAD(AutoCADの3D機能やAutodesk Fusion)も使うかで分かれます。
同じ2D・3Dでも、Autodeskが示す「基本」と「推奨」では、必要なメモリ容量とGPUの要件が異なります。
4つの枠に分けて早見表にしました。
| 枠 | 対応するAutodeskの段階 | メモリ | GPU | おすすめの人 |
| ①2D・最小 | メモリはAutoCADの基本要件 | 16GB | インテル Arc の内蔵GPU、または独立GPUを搭載する安いゲーミングノート | 学校や職場に上のスペックのPCがあり、手元用は軽さと安さを優先したい人 |
| ②2D・メモリ32GB | メモリはAutoCADの推奨要件 | 32GB | インテル Arc の内蔵GPU、またはVRAM 6GBの独立GPU(GPUは推奨の8GBに届かない) | 2D図面を外でも持ち歩きたい人 |
| ③3D・最小 | メモリはAutoCADの基本要件+独立GPU | 16〜24GB | 独立GPU(VRAM 8GB以上) | Fusionの3Dモデリングも試したい人 |
| ④3D・推奨 | メモリとGPUはAutoCAD・Fusionの推奨要件 | 32GB | 独立GPU(VRAM 8GB以上) | 3Dモデリングを前提に1台で使い続けたい人 |
2DのCADだけを使う人は2Dのおすすめから、3Dの設計も使う人は3Dのおすすめから読むと、自分に合う機種を探せます。
機種を選んだ根拠は、後半のAutoCADとFusionの推奨スペックの節で解説しています。
3DのCADを使う予定が少しでもあるなら、最初からメモリ32GBを選んでおくと安心です。
【2026年】2DのCADにおすすめのノートパソコン
AutoCADの図面作成を中心に使う人向けの候補です。
基本要件(メモリ16GB)で選ぶ枠と、推奨要件のメモリ32GBで選ぶ枠に分けました。
基本要件はAutoCAD 2027が示す最低限のスペック(メモリ16GB)、推奨要件はAutodeskがすすめるスペック(メモリ32GB)です。
要件の見方は、AutoCADの推奨スペックの節で解説しています。
表の機種はすべてインテルのCPUで、内蔵GPUはインテル Arc グラフィックス以上にそろえました。
基本要件で選ぶ:メモリ16GB
| 製品名 | CPU・GPU(VRAM) | メモリ | 重さ | 価格(確認日) | 購入・解説 |
| Lenovo ThinkPad E16 Gen 3 ILL (16型・22AYCTO1WWJP5) ![]() | Core Ultra 5 226V インテル Arc グラフィックス(内蔵) | 16GB(オンボード) | 約1.62kg〜 | 275,880円→154,605円 (2026年11月5日取得) | 公式ページを見る |
| HP Victus 15(インテル) ルミナスコア ![]() | Core 5 205H GeForce RTX 3050 Laptop(VRAMはHP公式に記載なし) | 16GB | 約2.29kg | 162,800円〜 (定価303,300円・2026年11月5日) | 公式ページを見る 解説を読む |
| Lenovo ThinkBook 14x (14型・22BGCTO1WWJP6) ![]() | Core Ultra 5 226V インテル Arc グラフィックス(内蔵) | 16GB(オンボード) | 約990g〜 | 247,610円→189,310円 (2026年11月5日取得) | 公式ページを見る |
| マウスコンピューター mouse K5-I7G50BK-A (15.6型) ![]() | Core i7-13620H GeForce RTX 3050 Laptop(4GB) | 16GB(8GB×2・最大64GB) | 約2.14kg | 229,700円→189,800円 (ハロウィンセール・2026年11月6日) | 公式ページを見る |
| Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Edition (14型・21NSCTO1WWJP5) ![]() | Core Ultra 5 226V インテル Arc グラフィックス(内蔵) | 16GB(オンボード) | 約986g | 406,450円→270,688円 (2026年11月5日取得) | 公式ページを見る |
持ち歩きが多いなら、重さを考慮する必要があります。
インテル Arc グラフィックスを内蔵するThinkPad E16 Gen 3・ThinkBook 14x・X1 Carbon Gen 13がおすすめです。
3機種とも独立GPUを搭載しない構成です。
CPUのCore Ultra 5 226Vは、AutoCADの基本要件の目安になる論理コア数(スレッド数)8を満たします。
HP Victus 15とmouse K5は、2DのCADにはスペックに余裕があるゲーミングノートで、薄型の機種より安く買えます。
重さはVictus 15が約2.29kg、mouse K5が約2.14kgで、持ち歩くには重めです。
mouse K5のバッテリー駆動時間は、マウスコンピューター公式で動画再生 約4.5時間(JEITA 3.0)と短めです。
電源のある机の上で使う人におすすめです。
製品画像の左上のマークは、その構成が当てはまる枠です(青は2DのCAD、オレンジは3DのCAD)。
Lenovo ThinkPad E16 Gen 3 ILL

16型の大きな画面で図面を見たい人に、ThinkPad E16 Gen 3がおすすめです。
CPUはCore Ultra 5 226Vで、インテル Arc グラフィックスを内蔵しています。
メモリは16GBのオンボードで、購入後に増やせない構成です。
HP Victus 15(インテル)

独立GPUの機種を安く選びたい人に、HP Victus 15(インテル)がおすすめです。
CPUはCore 5 205H、GPUはGeForce RTX 3050 Laptopです。
HPのゲーミングPCのシリーズの違いは、OMENとVictusの違いと選び方で解説しています。
Lenovo ThinkBook 14x

14型の画面で、カバンに入れて持ち歩きたい人に、ThinkBook 14xがおすすめです。
CPUはCore Ultra 5 226Vで、インテル Arc グラフィックスを内蔵しています。
メモリは16GBのオンボードで、購入後に増やせない構成です。
マウスコンピューター mouse K5-I7G50BK-A

CPUのスレッド数に余裕がほしい人に、mouse K5がおすすめです。
CPUのCore i7-13620Hはスレッド数16で、AutoCADの基本要件の目安(論理コア数=スレッド数8)の2倍です。
GPUはGeForce RTX 3050 Laptop(VRAM 4GB)で、メモリは8GB×2のスロット式・最大64GBです(マウスコンピューター公式)。
Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13

ThinkPadの最上位のX1シリーズを選びたい人に、X1 Carbon Gen 13がおすすめです。
2Dの2つの表に、メモリ16GB(Core Ultra 5 226V)と32GB(Core Ultra 7 258V)の構成を載せています。
どちらもインテル Arc グラフィックスを内蔵し、メモリはオンボードです。
推奨要件で選ぶ:メモリ32GB
メモリはAutoCADの推奨要件(32GB)を満たしますが、GPUは推奨要件(8GB GPU)に届かない構成です。
インテル Arc グラフィックスを内蔵する機種と、VRAM 6GBの独立GPUを搭載するLOQ Essential 15IRH11を並べました。
2Dの作図は、AutoCADの基本要件を基準に選べます。
| 製品名 | CPU・GPU(VRAM) | メモリ | 重さ | 価格(確認日) | 購入・解説 |
| Lenovo ThinkPad T14 Gen 6 ILL (14型・21QG00EPJP) ![]() | Core Ultra 7 258V インテル Arc 140V GPU(内蔵) | 32GB(オンボード) | 約1.38kg〜 | 288,860円 (2026年11月5日取得) | 公式ページを見る |
| Lenovo LOQ Essential 15IRH11 (15.3型・83Y9CTO1WWJP3) ![]() | Core 7 230H GeForce RTX 3050 Laptop(6GB) | 32GB(SODIMM 2×16GB) | 約2.1kg | 290,880円 (2026年11月5日取得) | 公式ページを見る 解説を読む |
| Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 13 (14型・21NS0175JP) ![]() | Core Ultra 7 258V インテル Arc 140V GPU(内蔵) | 32GB(オンボード) | 約986g | 359,590円 →310,860円 (ブラックフライデー先行・2026年11月5日取得) | 公式ページを見る |
| マウスコンピューター DAIV Z4-I7I01SR-B (14型) ![]() | Core Ultra 7 255H インテル Arc グラフィックス 140T(内蔵) | 32GB(16GB×2・最大64GB) | 約1.12kg | 376,800円 (2026年11月6日) | 公式ページを見る |
| HP EliteBook X G2i 14 キャンペーンモデル2(D8ED8PA) ![]() | Core Ultra X7 358H インテル Arc B390 GPU(内蔵) | 32GB(オンボード) | 999g〜 | 493,130円 (定価752,730円・2026年11月5日) | 公式ページを見る レビュー記事を読む |
ThinkPad X1 Carbon Gen 13は、2D・最小の表の下で紹介しています。
Lenovo ThinkPad T14 Gen 6 ILL

バッテリーを交換しながら長く使いたい人に、ThinkPad T14 Gen 6がおすすめです。
レノボ公式のセール会場では「バッテリー交換可能モデル」と紹介されています。
CPUはCore Ultra 7 258V、GPUはインテル Arc 140V GPU(内蔵)で、メモリは32GBのオンボードです。
Lenovo LOQ Essential 15IRH11

メモリ32GBと独立GPUを両方ほしい人に、LOQ Essential 15IRH11がおすすめです。
GPUはGeForce RTX 3050 Laptop(VRAM 6GB)で、AutoCADの推奨要件の8GB GPUには届きません。
重さは約2.1kgのゲーミングノートで、机の上で使う人におすすめです。
詳しいスペックはLOQ 15IRH11Eの解説記事で紹介しています。
マウスコンピューター DAIV Z4-I7I01SR-B

メモリ32GBで持ち歩きやすさも重視する人に、DAIV Z4がおすすめです。
重さは約1.12kgで、バッテリー駆動時間はマウスコンピューター公式で動画再生 約12.5時間(JEITA 3.0・メモリ16GB・SSD 500GB時の計測)です。
CPUはCore Ultra 7 255Hで、インテル Arc グラフィックス 140Tを内蔵しています。
メモリは16GB×2のスロット式・最大64GBです(マウスコンピューター公式)。
HP EliteBook X G2i 14

メモリ32GBと持ち歩きやすい軽さを両方ほしい人に、EliteBook X G2i 14がおすすめです。
HP公式の重さは999g〜(最軽量構成)です。
CPUはCore Ultra X7 358H、GPUはインテル Arc B390 GPU(内蔵)で、メモリは32GBのオンボードです。
詳しくはEliteBook X G2i 14のレビュー記事で紹介しています。
【2026年】3DのCADにおすすめのノートパソコン
3Dの設計やFusion(Autodeskの3D設計ソフト)のモデリングを使う人向けの候補です。
独立GPU(VRAM 8GB以上)を搭載する機種を、メモリ16〜24GBの最小枠と、メモリ32GBの推奨枠に分けました。
基本要件で選ぶ:独立GPU+メモリ16〜24GB
| 製品名 | CPU・GPU(VRAM) | メモリ | 重さ | 価格(確認日) | 購入・解説 |
| マウスコンピューター G TUNE P6-I5G60BK-B (16型) ![]() | Core i5-13500HX GeForce RTX 5060 Laptop(8GB) | 16GB(1枚差し・空き1・最大64GB) | 約2.25kg | 231,800円 (2026年11月6日) | 公式ページを見る |
| HP HyperX OMEN 15(インテル) スタンダードコア ![]() | Core i5-14500HX GeForce RTX 5050 Laptop(8GB) | 16GB(1枚差し・空き1・最大64GB) | 約2.21kg | 262,800円〜 (定価363,300円・2026年11月5日) | 公式ページを見る レビューを読む |
| Lenovo LOQ 15IPH11 (15.3型 Intel・83SLCTO1WWJP3) ![]() | Core Ultra 7 355 GeForce RTX 5050 Laptop(8GB) | 16GB(SODIMM) | 約2.1kg | 300,030円 (2026年11月5日取得) | 公式ページを見る レビューを読む |
| Lenovo Legion 5i Gen 11 (15.3型 Intel OLED・83RWCTO1WWJP5) ![]() | Core Ultra 7 356H GeForce RTX 5050 Laptop(8GB) | 16GB(1枚差し・空き1) | 約1.87kg〜 | 333,730円 (2026年11月5日取得) | 公式ページを見る レビューを読む |
| Dell Alienware 15 (インテル・DA15260・標準構成) ![]() | Core 7 240H GeForce RTX 5050 Laptop(8GB GDDR7) | 16GB(1×16GB) | 約2.2〜2.25kg | 345,489円 (2026年11月4日確認) | 公式ページを見る レビューを読む |
マウスコンピューター G TUNE P6-I5G60BK-B

3Dの最小の枠で、価格を抑えながらRTX 5060を選びたい人に、G TUNE P6がおすすめです。
独立GPUはRTX 5060 Laptop(VRAM 8GB)で、表のほかの4台はRTX 5050 Laptopです。
メモリは16GB×1で空きスロットが1つあり、マウスコンピューター公式で最大64GBです。
重さは約2.25kgで、持ち歩くより机の上で使う人におすすめです。
HP HyperX OMEN 15(インテル)

HPの個人向けクーポンを使って3Dの機種を選びたい人に、HyperX OMEN 15(インテル)がおすすめです。
CPUはCore i5-14500HX、GPUはGeForce RTX 5050 Laptop(VRAM 8GB)です。
メモリは16GBの1枚差しで空きスロットが1つあり、当サイトの記事の詳細スペック表で最大64GBです。
実機の使い心地はHyperX OMEN 15(インテル)のレビュー記事で紹介しています。
Lenovo LOQ 15IPH11

レノボのゲーミングノートで、3Dの最小の枠を満たしたい人に、LOQ 15IPH11がおすすめです。
CPUはCore Ultra 7 355、GPUはGeForce RTX 5050 Laptop(VRAM 8GB)です。
メモリは16GBのSODIMM(スロット式)で、重さは約2.1kgです。
実機の使い心地はLOQ 15IPH11のレビュー記事で紹介しています。
Lenovo Legion 5i Gen 11

16GBで買って後から増やすか、最初から32GBにするかを選びたい人に、Legion 5i Gen 11がおすすめです。
3Dの2つの表に、メモリ16GB(Core Ultra 7 356H・RTX 5050 Laptop)と32GB(Core Ultra 9 386H・RTX 5060 Laptop)の構成を載せています。
16GBの構成は、当サイトのレビュー機で1枚差し・空きスロット1つを確認しています。
実機の使い心地はLegion 5i Gen 11のレビュー記事で紹介しています。
Dell Alienware 15(インテル)

デルの機種から3Dの最小の枠を選びたい人に、Alienware 15がおすすめです。
CPUはCore 7 240H、GPUはGeForce RTX 5050 Laptop(VRAM 8GB・GDDR7)で、メモリは16GB(1×16GB)です。
実機の使い心地はAlienware 15のレビュー記事で紹介しています。
推奨要件で選ぶ:独立GPU+メモリ32GB
| 製品名 | CPU・GPU(VRAM) | メモリ | 重さ | 価格(確認日) | 購入・解説 |
| Lenovo Yoga Pro 7i Gen 11 Aura Edition (15.3型・83SNCTO1WWJP3) ![]() | Core Ultra 7 356H GeForce RTX 5050 Laptop(8GB) | 32GB(オンボード) | 1.65kg〜 | 387,270円→375,721円 (ブラックフライデー先行・2026年11月5日取得) | 公式ページを見る レビューを読む |
| マウスコンピューター G TUNE P5-I7G60RD-C (15.6型・3点セット) ![]() | Core i7-13620H GeForce RTX 5060 Laptop(8GB) | 32GB(16GB×2・最大64GB) | 約2.19kg | 389,800円 (キーボード・マウス・マウスパッド付き・2026年11月6日) | 公式ページを見る |
| Lenovo Legion 5i Gen 11 (15.3型 Intel OLED・83RWCTO1WWJP4) ![]() | Core Ultra 9 386H GeForce RTX 5060 Laptop(8GB) | 32GB(SODIMM 2×16GB) | 約1.87kg〜 | 495,250円 (2026年11月5日取得) | 公式ページを見る レビューを読む |
| HP HyperX OMEN MAX 16(インテル) パフォーマンス ![]() | Core Ultra 7 270HX Plus GeForce RTX 5070 Ti Laptop(12GB・NVIDIA公式の対応表による) | 32GB | 約2.97kg | 558,800円〜 (定価770,100円・2026年11月5日) | 公式ページを見る 解説を読む |
Legion 5i Gen 11は、3D・最小の表の下で紹介しています。
Lenovo Yoga Pro 7i Gen 11 Aura Edition

3Dの推奨要件を満たす機種を、なるべく軽く選びたい人に、Yoga Pro 7iがおすすめです。
重さは1.65kg(レノボ公式・最小構成)です。
CPUはCore Ultra 7 356H、GPUはGeForce RTX 5050 Laptop(VRAM 8GB)で、メモリは32GBのオンボードです。
実機の使い心地はYoga Pro 7i Gen 11 Aura Editionのレビュー記事で紹介しています。
マウスコンピューター G TUNE P5-I7G60RD-C(3点セット)

キーボードやマウスも一緒にそろえたい人に、G TUNE P5の3点セットがおすすめです。
キーボード・マウス・マウスパッドが付いたセットです。
CPUはCore i7-13620H、GPUはGeForce RTX 5060 Laptop(VRAM 8GB)で、メモリは16GB×2のスロット式・最大64GBです(マウスコンピューター公式)。
重さは約2.19kgで、机の上で使う人におすすめです。
HP HyperX OMEN MAX 16(インテル)

GPUのメモリ(VRAM)に余裕がほしい人に、HyperX OMEN MAX 16がおすすめです。
GPUのGeForce RTX 5070 Ti LaptopのVRAMは、NVIDIA公式の対応表によると12GBで、表の中で唯一8GBを超えます。
HP公式ページにはVRAM容量の記載がないため、NVIDIA公式の数字を参考にしています。
CPUはCore Ultra 7 270HX Plusで、メモリは32GBです。
詳しいスペックはHyperX OMEN MAX 16の解説記事で紹介しています。
【2026年】AutoCADの推奨スペック(2DのCAD)

2Dの図面が中心なら、AutoCAD 2027の基本要件と推奨要件を目安に選べます。
AutoCADも、図面を描く2Dの機能だけで使う人は多くいます。
AutoCAD 2027のシステム要件は、Autodesk公式が「基本」と「推奨」の2段階で示しています。
Windows版の要件は次の表のとおりです。
| 項目 | 基本要件 | 推奨要件 |
| OS | 64ビット版 Windows 11 | |
| プロセッサー | 2.5〜2.9GHz(論理コア数8・ベース) | 3GHz以上(ベース)、4GHz以上(ターボ) |
| メモリ | 16GB | 32GB |
| GPU | 2GB・帯域幅29GB/s・DirectX 11準拠 | 8GB・帯域幅106GB/s・DirectX 12準拠 |
| ディスク容量 | 10.0GB(SSD推奨) | |
表の要件のうち、ノートパソコン選びで見るのはメモリ・CPUの論理コア数・GPUの3つです。
メモリ:基本要件16GB・推奨要件32GB
メモリは、AutoCAD 2027の基本要件が16GB、推奨要件が32GBです。
16GBか32GBかは、ノートパソコンの使い方で選べます。

- 学校の実習室や職場にCAD用のパソコンがあり、ノートパソコンは自宅や出先での確認に使うなら、メモリ16GB
- ノートパソコン1台だけでCADの作業を一通りこなすなら、メモリ32GB
- 2Dでも、歴代の図面を重ねたデータやスキャンした地図を扱うなら、メモリ32GB(独立GPUを搭載する3D・推奨の枠も候補)
3D向けの高価なパソコンが力を発揮するのは、3Dの設計やモデリングを使うときです。
CADを2Dの図面だけで使っていた経験からも、パソコンは実際に使う用途に合わせて選ぶのがおすすめです。
自治体のインフラ図面を扱っていたときは、スキャンしたPDFの地図をAutoCADに取り込み、線のデータを一括で拡大縮小・移動して位置を合わせる作業がありました。
歴代の図面が重なりレイヤーが多い図面では、この操作のたびに待たされました。
メモリ8GBのパソコンでは作業が増えるとAutoCADが落ちてしまい、16GBに増やしてもらってようやく作業を続けられました。
CPUは当時の下位モデルで、独立GPUは搭載していないパソコンです。
16GBか32GBかは、買うときに決めておくと安心です。
ノートパソコンは、購入後にメモリを増やせない機種が多くあります。
オンボードメモリ(基板に直接はんだ付けされたメモリ)の機種は購入後に容量を変更できず、16GBで買ったあとに32GBへ増やせません。

CPU:論理コア数8以上
プロセッサーは、AutoCADの要件にある「論理コア数」が8以上あるかが目安です。
論理コア数はコアの数ではなく、スレッド数(Windowsのタスクマネージャーでは「論理プロセッサ」)のことです。
インテルの公式の製品仕様ページでは、「スレッド総数」の欄で確認できます。

GPU:内蔵GPUと独立GPU
GPUには、CPUに内蔵されたGPUと、専用のメモリ(VRAM)を持つ独立GPUの2種類があります。
AutoCADの要件は、基本要件が2GB GPU、推奨要件が8GB GPUで、システム要件の注記では専用のメモリ(VRAM)を持つGPUがすすめられています。
内蔵GPUでも、AutoCAD 2027の認定済みのものがあります。
Autodesk公式の「認定グラフィックハードウェア」のうち、インテルの一覧に載っている内蔵GPUは次の2つです。
- Core Ultra シリーズ3に内蔵のIntel Arc Pro B390
- Core Ultra シリーズ1・2に内蔵のIntel Arc Pro
一覧にないGPUについてAutodeskは、動く可能性はあるものの、まだ検証していないと説明しています。
内蔵GPUの機種は、パソコンのメモリをGPUと分け合って使います。
内蔵GPUは専用のメモリ(VRAM)を持たず、必要な分だけメインメモリを借ります(インテル公式のFAQ)。
タスクマネージャーに出る「共有GPUメモリ」は借りられる上限で、いつもその量を使っているわけではありません。
メモリ32GBのThinkPad X1 2-in-1 Gen 11 Aura Edition(Core Ultra 5 325)では、上限が18.0GBと表示されました。
VRAM 8GB以上の独立GPUなら、推奨要件の8GB GPUを満たせます。
VRAM 8GB以上の独立GPUを搭載する機種は、3DのCADにおすすめのノートパソコンで紹介しています。
内蔵GPUの機種は、インテル Arc グラフィックスを搭載するCPUにそろえました。
認定の一覧に載っているのはArc Proで、表の機種のArc(Arc 130V・140V・140T・B390)が認定に含まれるかは、一覧に記載がありません。
インテル公式によると、Core Ultra(シリーズ1・2)のHシリーズは、メモリ16GB以上のデュアルチャネル構成のときにArcとなり、それ以外は「インテル グラフィックス」です。
CAD以外にも計算や解析の業務アプリを使う可能性を考えて、表の機種はすべてインテルのCPUにそろえました。
インフラの会社でCADと一緒に高額な解析系の業務アプリを使っていたときは、パソコンがインテルに統一されていました。
また、当時の新しい技術だった画像生成をOpenVINO(インテルのAI推論ツール)で動かそうと、コードを改変してうまくいかなかったときも、インテルの窓口に相談できました。
ほかの計算や解析のアプリを使わず、CADだけで使うなら、AMDのCPUの機種も選択肢です。
2Dの図面が重いときの対処
重さの原因はメモリかGPUのどちらか1つではなく、図面のデータの量です。
Autodesk公式のサポート記事は、図面のパフォーマンスが落ちる原因として、ファイルサイズが大きいことや複雑なデータが大量にあることを挙げています。
パソコンについては、特に大きなファイルを扱う場合は、プロセッサ・グラフィックスカード・メモリの推奨要件よりも高いスペックを考慮するよう案内しています。

CADで扱うデータは重くなりがちです。
大きなデータを小さくする方法を使えば、手元のノートパソコンでも作業しやすくなります。
今使っているパソコンで重さを感じるときは、Autodesk公式のサポート記事にある対処も試せます。
- 選択プレビューの設定をオフにする(たくさんの図形を選んだときに、選んだ線を強調して見せる表示)
- PURGE[名前削除]やOVERKILL[重複オブジェクト削除]で、使っていないデータや重なった線を減らす
- 大きな図面を複数の小さな図面に分け、外部参照でアタッチする
出典:Autodesk公式サポート「AutoCAD 製品のファイル サイズが大きいため、図面のパフォーマンスが低下する」「AutoCAD で DWG ファイルのサイズを小さくする方法」
【2026年】3DのCADの推奨スペック(AutoCADの3DとFusion)
3Dの設計や立体モデリングをするなら、GPUに求められるスペックが変わります。
AutoCADの推奨要件は8GBのGPUで、3Dの設計に使うAutodesk Fusionの推奨要件は、独立GPUで8GB以上の専用グラフィックメモリです。
独立GPUを搭載するノートパソコンは、重さと価格も上がります。
2DのCADだけを使うなら、内蔵GPUの2D枠から持ち運びやすい機種を選ぶのもおすすめです。
Fusionの推奨スペック

Autodesk Fusionは、AutoCADとは別の製品で、3Dの設計に使うAutodeskのソフトです。
WindowsとMacのほかWebブラウザからも使え、インターネット接続も要件に含まれています。
Windows版のシステム要件は次の表のとおりです。
| 項目 | 最小要件 | 推奨要件 |
| OS | Windows 11(23H2・24H2) | |
| プロセッサー | Intel第8世代Core i3以降、またはAMD Ryzen 3000シリーズ以降 | Core i7/Core Ultra 7、Ryzen 7/Ryzen AI 7以上 |
| メモリ | 8GB | 32GB以上 |
| GPU | DirectX 12対応GPU(内蔵GPUの例を含む) | 独立GPUで専用グラフィックメモリ8GB以上 |
| ストレージ | 8.5GB(インストール) | 15GB以上(インストール+キャッシュ) |
Fusionの最小要件はメモリ8GBで、AutoCADの基本要件(16GB)より少なく設定されています。
推奨要件はメモリ32GB以上・独立GPU(専用グラフィックメモリ8GB以上)で、AutoCADとほぼ同じ水準です。
2Dの図面と3Dの設計を同じ1台で両方こなすなら、推奨要件を基準に選んでおくのが確実です。
最小要件のGPUの例には、次の内蔵グラフィックスも挙がっています。
- Intel Iris Xe・Intel Arcの内蔵グラフィックス
- AMD Radeon 600M・700Mシリーズ
MacでCADを使う場合

AutoCADにはMac版もあり、Autodesk公式のシステム要件は基本要件がメモリ8GB、推奨要件が16GB以上です。
メモリの基本要件はWindows版(16GB)より少なく設定されています。
今後MacでFusionを使う予定があるなら、Apple純正チップを搭載したMacを選んでおくと安心です。
Autodesk Fusionは、2027年3月末以降、Apple純正チップ(Apple M1以降のMシリーズ、またはApple A18 Pro搭載のMacBook Neo)が必要になります。
Intel搭載のMacは、2027年3月末までに発売されるFusionの版まで対応予定です。
価格と買い方
表の価格は、各メーカーの公式ページで確認した時点のものです。
セールや構成変更で価格は動くため、購入前に公式ページで最新の価格を確かめておくと安心です。
HP製品は、当サイト限定のクーポンを使うと個人向け構成を7%OFFで購入できます。
独立GPUやメモリ32GBの構成を分割払いで購入する場合、支払い回数次第でメーカーごとの支払い額が変わることがあります。
購入前に、メーカーによる支払い額の違いを確認しておくと安心です。
まとめ
AutoCAD 2027のメモリの基本要件は16GB、推奨要件は32GBです。
2DのCADが中心なら、メモリが基本要件の16GBを満たす機種から選べます。
GPUは、Autodesk公式の認定グラフィックハードウェアに、CPUに内蔵されたIntel Arc Pro GPUも載っています。
3Dの設計やFusionのモデリングも使うなら、独立GPU(VRAM 8GB以上)とメモリ32GBを満たす機種から選ぶと安心です。
ノートパソコンはメモリを後から増やせない機種が多く、迷ったらメモリ32GBを選ぶとAutoCADとFusionの推奨要件のメモリを満たせます。
早見表で用途に合う枠を選び、機種一覧で構成と価格を比べると、CADに合うノートパソコンを選びやすいです。
よくある質問
Blenderでもこのスペックで足りますか?
Blenderは3Dの形を自由に作る3DCGソフトで、寸法どおりに設計するCADとは目的が異なります。
AutoCADとAutodesk Fusionの公式要件とは別に、Blender公式サイトのシステム要件を確認して選ぶことをおすすめします。
メモリ16GBでAutoCADは動きますか?
Autodesk公式のAutoCAD 2027のシステム要件では、メモリ16GBが基本要件です。
2DのCAD中心で使うなら、メモリが基本要件の16GBを満たす機種が候補です。
3Dの設計もするなら、推奨要件の32GBを基準に選ぶことをおすすめします。
独立GPU(グラフィックボード)は必須ですか?
AutoCADは、内蔵GPUでも認定済みのものがあり、独立GPUは必須ではありません。
Autodesk公式の認定グラフィックハードウェアには、Core Ultraに内蔵されたIntel Arc Pro GPUが載っています。
Fusionの最小要件でも、Intel Arcなどの内蔵グラフィックスがGPUの例に挙がっています。
3Dの設計やFusionのモデリングを使うなら、推奨要件にある独立GPU(VRAM 8GB以上)を基準に選ぶと安心です。
AutoCAD LTなら軽いパソコンでも使えますか?
AutoCAD LTは2D専用のソフトで、3Dの機能を省いた製品です。
AutoCAD LTのシステム要件は、購入前にAutodesk公式サイトで確認することをおすすめします。
Macで使えますか?
AutoCADにはMac版があり、基本要件はメモリ8GB、推奨要件は16GB以上です。
Autodesk Fusionは2027年3月末以降、Apple純正チップのMacが必要になります。
Intel搭載のMacでFusionを使う予定があるなら、対応の終了時期を公式ページで確認しておくと安心です。
学生におすすめのパソコンはどれですか?
理系の学生でCADを使う機会が多い人向けには、理系の学生向けのおすすめ記事も用意しています。
理系大学生におすすめのノートパソコンと、理系の女子大学生向けのおすすめノートパソコンもあわせて確認しておくと役立ちます。
Jw_cadでも同じスペックが必要ですか?
Jw_cadはAutoCADとは別の製品で、2Dの図面を描くCADソフトです。
AutoCAD・Autodesk Fusionの公式要件とは別に、Jw_cad公式サイトの動作環境を確認して選ぶことをおすすめします。
















