【Lenovo LOQ 15IPH11レビュー】RTX 5060の実力を出し切る15.3型|Time Spy 12,560・安定率98.8%を実機実測
【PR】【機材貸出提供:レノボ・ジャパン合同会社】
高額なゲーミングノートを選ぶとき、こわいのは「スペック表どおりの性能が出ないこと」ではないでしょうか。
同じGPUを積んでいても、薄型ボディだと熱で本来のスコアに届かない。
その不安に実測で答えてくれたのが、今回レビューするLenovo LOQ 15IPH11(15.3型 Intel)です。
お借りしたのはCore Ultra 7 356HとGeForce RTX 5060 Laptop GPUを積んだ構成で、3DMark Time Spyの実測は12,560。
同じRTX 5060 Laptop GPUを積んだPCの平均11,982を上回りました。
一方で、高負荷時のファン音には存在感があり、約2.1kgの本体と245Wのアダプターは毎日の持ち運びに向きません。
このレビューでは、実測ベンチマークとゲームでのFPS、そして購入画面でつまずきやすい「CPUで選べる構成が変わる」問題まで、良い点も気になる点も隠さずお伝えします。
- 3DMark Time Spy 実測12,560。同じRTX 5060搭載機の平均11,982を上回り、GPUの実力を出し切っている
- ストレステスト安定率98.8%(20ループ・合格)。長時間プレイでも失速しにくい
- 15.3型 165Hz・16:10パネルは実測sRGB 100%/335nit。Thunderbolt 4と有線LANを同時に装備
- CPUで選べる構成が変わる。フレームレート重視なら356H+RTX 5060(314,165円)、予算・解像度重視なら355+RTX 5050(249,290円)
この記事は、レノボ・ジャパン様からお借りした実機(Core Ultra 7 356H/GeForce RTX 5060 Laptop GPU/メモリ16GB/SSD 512GB構成)で当サイトが実測したベンチマーク結果と、実際にゲームをプレイした印象をベースに、2026年7月時点でまとめています。
スペック情報はLenovo公式サイト、ベンチマークスコア・ディスプレイの色域や輝度は当サイトの計測値です。
騒音値・表面温度・バッテリー駆動時間は今回計測していないため、体感の表現にとどめています。
使用環境により結果は異なりますので、目安としてお読みください。
製品概要・基本スペック一覧
LOQ 15IPH11は、15.3型のWUXGA 165Hz液晶にCore Ultra 7とGeForce RTX 50シリーズを組み合わせた、据え置き寄りのゲーミングノートです。
16:10の縦に広い画面比率、G-SYNC対応、ハイパーチャンバー冷却、そしてThunderbolt 4と有線LANの両立。
ゲームを主役にしつつ、レポートや動画編集まで1台で回したい人に向けた構成です。
| 項目 | 内容 |
| 価格 | 直販モデル 314,165円(税込・送料無料/2026年7月31日時点) ※Core Ultra 7 355構成は249,290円(16%OFF・定価299,865円) ※メモリ32GB(16GB×2枚)への変更 +46,400円 ※セールは2026年8月6日まで |
| 製品番号 | 83SLCTO1WWJP2(356H構成・レビュー機) 83SLCTO1WWJP3(355構成) |
| カラー | ルナグレー |
| OS | Windows 11 Home 64bit(日本語版) |
| CPU | インテル Core Ultra 7 プロセッサー 355 インテル Core Ultra 7 プロセッサー 356H |
| NPU | 搭載(Copilot+ PC対応) |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPU 8GB GDDR7 (355構成では RTX 5050 8GB GDDR7) |
| メモリ | 16GB / 32GB DDR5-5600MT/s(SODIMM・スロット2基) ※16GB構成は1枚差しで空きスロット1基(メーカー確認済み) ※32GB構成は16GB×2枚 |
| ストレージ | 512GB / 1TB PCIe Gen4 NVMe SSD (M.2 2242・スロット2基) |
| ディスプレイ | 15.3型 WUXGA(1920×1200)IPS、16:10、 165Hz、NVIDIA G-SYNC対応 |
| 実測ディスプレイ | sRGB 100% / AdobeRGB 77% / DCI-P3 78% 最大輝度335nit、コントラスト約1440:1 |
| 通信 | Wi-Fi 6、Bluetooth、有線LAN(RJ-45) |
| 端子 | Thunderbolt 4(Type-C/USB PD/DP)×1、 USB-A 10Gbps ×1、USB-A 5Gbps ×2、 HDMI、RJ-45、電源コネクタ、 マイク/ヘッドホン・コンボジャック |
| カメラ | 5MP(QHD)IRカメラ、Windows Hello顔認証対応、 プライバシーシャッター付き |
| キーボード | TrueStrike ゲーミングキーボード (テンキー独立・大型矢印キー・RGBライティング) |
| オーディオ | Nahimic by SteelSeries Audio |
| 冷却 | ハイパーチャンバー冷却 (再設計Falconファン+3D銅製ヒートパイプ) |
| バッテリー | 60Wh、Rapid Charge Pro(30分未満で50%充電) |
| 本体寸法 | 約344.9×254.83×20.9〜23.25mm |
| 質量 | 約2.1kg(ACアダプターは245W) |
| 耐久性 | MIL-SPEC準拠テスト済み |
| 公式サイト | Lenovo公式サイトで詳細を見る |
LenovoのゲーミングブランドとLOQの位置づけ

Lenovoのゲーミングノートは、大きく2つのブランドに分かれています。
上位がLegion、その下で価格を抑えながらゲーミングの基本を押さえるのがLOQです。
LOQは「手が届くゲーミング」として紹介されることが多く、はじめてのゲーミングノートや、予算を決めて選ぶ人の受け皿になってきたシリーズです。
今回の15IPH11は、その枠から一歩はみ出した装備になりました。
Thunderbolt 4、500万画素の顔認証カメラ、Copilot+ PC対応、そしてハイパーチャンバー冷却。
ひとつ上のクラスから降りてきたような内容です。
エントリーの看板を掲げながら、中身はミドルクラスという一台。

余談ですが、私はこの「エントリーブランドの中身が良くなる」流れを最近よく感じています。
GPUの世代が上がるたびに、ミドルクラスの装備が下のクラスへ降りてくる。
今回のThunderbolt 4と顔認証カメラは、少し前ならLegion側の持ち物でした。
ブランド名だけで上下を判断すると、かえって選択肢を狭めてしまいます。
LOQ 15IPH11の3つのポイント

ポイント①:RTX 5060の実力を、きちんと引き出している

一番の価値は、載せているGPUの性能が数字として出てくることです。
当サイトの実測で3DMark Time Spyは12,560。
3DMarkは同じRTX 5060 Laptop GPUを積んだPCのスコア分布も表示してくれるのですが、その平均は11,982、最高は13,353でした。
平均を上回り、最高値にも手が届く位置にいます。
薄型ボディでは同じGPUでもスコアが伸びないモデルがあるなかで、この個体は性能を出し切っています。

持続性能も確認しました。
Steel Nomadのストレステストを20回連続で回した結果、フレームレートの安定率は98.8%で合格。
1回目のスコアと20回目のスコアがほとんど変わらない、という意味の数字です。
私自身、実際にゲームをプレイしていていちばん満足したのは、この「ストレスなく動き続ける」という基本の部分でした。
DLSS 4のマルチフレーム生成に対応しているのも、この世代ならではの強みです。
ポイント②:165Hz・16:10パネルは実測sRGB 100%/335nit

画面は15.3型のWUXGA(1920×1200)で、縦に広い16:10。
リフレッシュレートは165Hzで、G-SYNCにも対応します。

キャリブレーターでの実測は、色域がsRGBカバー率100%、AdobeRGB 77%、DCI-P3 78%。
最大輝度は335nitで、公称の300nitを上回りました。

ゲームの発色も、レポートや写真の色も、素直に扱える画面です。
コントラストは約1440:1で、暗いシーンの締まりも十分。
白色点は7600Kとやや青白い寄りなので、色にこだわる作業では調整したいところです。
この価格帯のゲーミングノートとして、画面の質は上のほうに入ります。
ポイント③:冷却と装備の充実

冷却は、再設計されたFalconファンと3D銅製ヒートパイプによるハイパーチャンバー冷却。
密閉型のエアフロー構造で冷気を主要部品に通し、熱は背面から抜く設計です。
さきほどの安定率98.8%は、この冷却の余裕から来ています。
装備も充実しています。
Thunderbolt 4、有線LAN(RJ-45)、5MPの顔認証カメラ、プライバシーシャッター。
ゲーミング以外の場面で効いてくる装備がひととおりそろっています。
実は、この価格帯で有線LANとThunderbolt 4の両方を持っているモデルは多くありません。
オンライン対戦の安定性と、外部ディスプレイやドックへの拡張性を同時に取れる構成です。
デザイン・外観レビュー
カラーはルナグレー。
ゲーミングらしい主張を抑えた見た目で、机の上でも会議室でも浮きません。
電源ボタンの「O」だけがRGBに光る、控えめなアクセント。
MIL-SPEC準拠の耐久テストもクリアしています。

本体寸法は約344.9×254.83×20.9〜23.25mm、質量は約2.1kg。
電源アダプターは245Wと大きめで、これを毎日カバンに入れる気にはなれませんでした。
正直、持ち運び前提のモデルではありません。
自宅や自室に据え置いて真価を発揮するタイプです。

キーボードはテンキー付きのTrueStrikeゲーミングキーボードです。
ソフトランディングスイッチで底付きの感触が柔らかく、長時間の入力でも指が疲れにくい打鍵感でした。
大型の矢印キーはゲームでも表計算でも扱いやすく、地味に効いてくる部分です。
RGBバックライトにも対応し、Lenovo Spectrumで色を変えられます。

ポートは背面と左右に振り分けられています。
電源コネクタや映像出力を背面へ回す配置は、据え置きで使うときにケーブルが邪魔になりません。
底面には大きな吸気口があり、熱は背面から抜ける構造。
机に置いたときの安定感も十分でした。
詳細スペック紹介

メモリとストレージ
メモリは16GBのDDR5-5600で、SODIMMのスロット式です。
あとから自分で増設できるのは、オンボード実装が増えているいまでは貴重な設計。
ただし購入時に32GB(16GB×2枚)へ変更すると、2026年7月31日時点で+46,400円でした。
最近のメモリ価格高騰の影響は、このモデルにも来ています。
ここは購入前に知っておきたいポイントです。
標準の16GBは1枚差しで、空きスロットが1基(メーカー確認済み)。
公式のカスタマイズで32GBを選ぶと16GB×2枚へ載せ替える扱いになり、差額は+46,400円。
空きスロットに16GBを1枚だけ足す方法なら、費用をかなり抑えられます。
私なら、まず16GBのまま買って、足りないと感じてから1枚追加します。
1枚差しの状態はシングルチャネル動作で、2枚にするとデュアルチャネルになります。
今回はデュアルチャネル化の比較計測をしていないため、体感差の数値は書きません。
増設の余地が最初から残されている構成、という事実だけ押さえておいてください。
SSDは512GBのPCIe NVMe。
当サイトの実測(CrystalDiskMark)でシーケンシャル読込6,699MB/s・書込5,556MB/s。
ロードで待たされる感覚はありません。
ただし最近のゲームは1本で100GBを超えることも珍しくないので、512GBは正直、心もとない容量です。
カスタマイズで1TB以上にするのが現実的な選択になります。

ディスプレイ

15.3型 WUXGA(1920×1200)のIPS液晶で、165Hz・G-SYNC対応。
16:10の比率は、ブラウザやドキュメントを開いたときの情報量が一段違います。
ゲームだけでなく、レポートやコードを書く時間が長い人にも効く画面比率です。
実測値の詳細はベンチマークの章にまとめました。
バッテリーと充電性能
バッテリー容量は60Whです。
Rapid Charge Proに対応し、0%から50%まで30分未満で充電できます。
今回はバッテリー駆動時間の実測をしていないため、持ち時間の数字は書きません。
245Wのアダプターが必要な性能帯なので、電源につないで使うのが前提の一台です。
キーボード・操作性

TrueStrikeゲーミングキーボードは、フルレイアウトで独立テンキー付き。
1ゾーンまたは24ゾーンのRGBライティングに対応します。
Fn+Qのキー操作で、静音・バランス・パフォーマンス・エクストリームの各モードを切り替えられる仕組みも便利でした。
ゲーム中はパフォーマンス、動画を見るときは静音、という使い分けがキー1つで済みます。
オーディオとカメラ

サウンドはSteelSeries監修のNahimic Audioです。
AI処理による3Dオーディオで、足音の方向がつかみやすくなるタイプの補正が入ります。
スピーカー単体の音質はゲーミングノートとして標準的で、対戦を本気でやるならヘッドセットを使うのが確実です。
カメラは5MP(QHD)のIRカメラで、Windows Helloの顔認証に対応。
プライバシーシャッターも付いているので、Web会議のあとの消し忘れを心配せずに済みます。
500万画素という解像度は、配信やオンライン授業でもそのまま使える水準でした。
接続ポートと通信性能

ポート構成は、Thunderbolt 4(Type-C/USB PD/DisplayPort対応)×1、USB-A 10Gbps ×1、USB-A 5Gbps ×2、HDMI、有線LAN(RJ-45)、電源コネクタ、マイク/ヘッドホン・コンボジャックです。
USB-Aが3つ残っているのは、マウスとキーボードと外付けストレージを同時につなぐ人にはありがたい構成。
Thunderbolt 4があるので、ドック1本で周辺機器をまとめる運用もできます。


無線はWi-Fi 6です。
最新のWi-Fi 7ではありませんが、オンライン対戦なら有線LANを使うのが確実なので、実用上の不満は感じませんでした。
有線と無線を場面で使い分けられるのが、このモデルの強みです。
セキュリティ機能
生体認証はIRカメラによるWindows Hello顔認証です。
画面の前に座るだけでログインが進むので、パスワード入力の手間がありません。
カメラにはプライバシーシャッターが備わっていて、使わないときは物理的に視界を遮れます。
Copilot+ PC対応機として、NPUを使ったAI機能も利用できます。
ベンチマーク評価(当サイト実測)

CPU性能:CINEBENCH R23
マルチコアの実測は20,081、シングルコアは2,012でした。
正直、この数字には驚きました。
少し前のハイエンドデスクトップに迫るスコアで、ゲームはもちろん、動画編集や配信、プログラミングの重い処理まで実用で踏み込めます。
ゲーミングノートを「ゲーム専用機」で終わらせずに済む性能。

グラフィックス性能:3DMark

定番のTime Spyは実測12,560。
3DMarkが表示する、同じRTX 5060 Laptop GPUを積んだPCの平均スコアは11,982、最高は13,353でした。
より重いSteel Nomadは2,771、Steel Nomad Lightは12,470。
レイトレーシング性能を見るSpeed Wayは2,995、軽量なNight Raidは59,825でした。
| テスト | 実測スコア | 見どころ |
|---|---|---|
| Time Spy | 12,560 | RTX 5060搭載機の平均11,982を上回る (最高は13,353) |
| Steel Nomad | 2,771 | 最新世代の重量級テスト |
| Steel Nomad Light | 12,470 | 中量級の指標 |
| Speed Way | 2,995 | レイトレーシング性能 |
| Night Raid | 59,825 | 軽量タイトルの余裕 |
| ストレステスト | 安定率98.8% | 20ループ・合格 |
フルHDクラスなら、人気タイトルを高設定で快適に遊べる水準です。
Speed Wayのスコアから、レイトレーシングをオンにする場合はDLSSと組み合わせる前提になります。
解像度を上げるより、WUXGAでフレームレートを稼ぐ使い方が素直に合うGPUです。
持続性能:ストレステスト安定率98.8%
ゲーミングノートで私がいちばん気にするのは、この項目です。
Steel Nomadのストレステストを20回連続で回した結果、安定率98.8%で合格。
1回目と20回目でスコアがほとんど落ちていません。
長時間のプレイでも失速しにくい実力です。

3Dレンダリング:Blender

Blenderのベンチマークも問題なく完走しました。
GPUレンダリングを回せる下地があるので、趣味の3D制作や動画編集にも手を伸ばせます。
ゲーム機としてだけでなく、制作ツールとしても使える一台。
実使用感のレポート

ベンチマークだけでは分からない部分を確かめるため、実際のゲームでも試しました。
プレイしたのはPRAGMATAとARC Raidersの2本。
どちらも負荷の重いタイトルなので、DLSS 4をオンにして、グラフィック設定は低画質、100FPS以上を狙う条件にしています。

実測では、PRAGMATAで最高145FPS。

ARC Raidersは最高140FPSで、平均フレームレートはPRAGMATAより低めでした。
高画質でなめらかに、とまではいきません。
低画質に振ればプレイは快適で、RTX 5060の現実的な使いどころはこのあたりだと感じました。
迷ったけど、私はこの結果を悪いとは思いませんでした。
この重さのゲームを、ノートPCで不具合なく安定して遊べているからです。
165Hzのパネルとフレームレートの噛み合いも良く、視点を振ったときの残像が少ない。
DLSS 4のフレーム生成に対応している点も、この世代を選ぶ理由になります。
ゲーム以外の作業も試しました。
ブラウザのタブを開いたまま動画編集ソフトを立ち上げても引っかかりはなく、CINEBENCH R23マルチ20,081という数字が体感にも出ています。
16:10の画面は縦の情報量が多く、資料とブラウザを並べる作業と相性が良い。
ゲームと勉強・制作を1台で回したい人には、素直に扱いやすい一台です。
発熱・静音性
高負荷時のファン音は、気になる場面がありました。
ゲーミングノートPCとしては許容範囲ですが、静かな部屋でファンが回り出すと存在感があります。
ヘッドセットを付けて遊ぶ分には問題になりません。
家族と同じ部屋で使う人や、深夜にプレイする人は、事前に知っておきたいポイントです。
対処法は用意されています。
Fn+Qのキー操作で静音モードに切り替えられるので、動画視聴やレポート作成のときはこれで十分静かになります。
ゲーム中はパフォーマンス、それ以外は静音。
この使い分けが現実的な運用でした。
発熱については、ハイパーチャンバー冷却が効いています。
再設計されたFalconファンと3D銅製ヒートパイプで、熱は背面から抜ける構造。
安定率98.8%という数字は、この冷却に余裕があることの裏付けです。
今回は表面温度と騒音値を計測していないため、数値での比較は控えます。
構成比較:Core Ultra 7 355と356H、どちらを選ぶか

ここがこのモデルでいちばん大事な話です。
15IPH11にはCPUが2種類あり、選ぶCPUで選べる構成が変わります。
GPUだけでなく、ディスプレイの選択肢まで変わる仕組みなので、購入画面で必ず確認してください。
| 選ぶCPU | GPU | 選べるディスプレイ | 価格(2026/7/31時点) | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| Core Ultra 7 355 (優先生産モデル) | RTX 5050 8GB | WUXGA 165Hz またはWQXGA 2560×1600 | 249,290円 (16%OFF・定価299,865円) | 予算を抑えたい人/高解像度の作業画面がほしい人/クリエイティブ寄りの人 |
| Core Ultra 7 356H (レビュー機) | RTX 5060 8GB | WUXGA 1920×1200 165Hz 一択 | 314,165円 (2TB無料アップグレード対象) | フレームレート優先で最新ゲームを遊びたい人 |
355を選ぶとGPUはRTX 5050になりますが、そのかわり2560×1600のWQXGAパネルを選べます。
356Hを選ぶとGPUはワンランク上のRTX 5060。
ただし画面はWUXGA 165Hzの一択です。
2026年7月31日時点の価格差は約64,900円。
GPUを一段上げるために、この差額を払う価値があるかどうかが実際の判断ポイントです。

フレームレート重視なら356H。
私が今回選ぶなら、こちらです。
実測でTime Spy 12,560を出す個体を触ったあとだと、RTX 5060の余裕は差額に見合うと感じました。

予算を25万円前後に収めたい人、高解像度の作業画面がほしい人、クリエイティブ寄りの人なら355。
どちらが上という話ではなく「向きの違い」と「予算の違い」なので、自分の使い方から逆算して決めてください。
さらに上の性能と高解像度を両立したいなら、上位のLegionシリーズも選択肢に入ります。
ストレージのカスタマイズも忘れずに。
標準の512GBは、いまのゲーム容量では余裕がありません。
2026年7月31日時点では、356H構成に1TBを2TBへ無料でアップグレードできる特典が付いています。
この手のキャンペーンはなくなり次第終了なので、購入画面での確認をおすすめします。
価格とコスパ評価
2026年7月31日時点の直販価格は、レビュー機の356H構成が314,165円、355構成が249,290円(16%OFF・定価299,865円)でした。
どちらも税込・送料無料で、セールは8月6日まで。
メモリ価格の高騰でノートPC全体が値上がりしているなか、RTX 5060搭載機として31万円台という水準は競争力があります。
コスパという意味で目を引くのは、むしろ355構成のほうです。
定価から5万円下がって249,290円。
RTX 5050へ落としてWQXGAパネルを選べる構成が25万円を切るなら、予算重視の人には十分に現実的な選択肢です。
正直、フレームレートに強いこだわりがないなら、私も一度は355で見積もりを取ってみると思います。
評価できるのは、価格に対して中身が素直に強いこと。
Time Spy 12,560という実測値、安定率98.8%、sRGB100%の165Hzパネル、Thunderbolt 4と有線LAN。
エントリーブランドの看板でこの中身なら、素直に勧められます。
引っかかるのは、標準構成のままだと512GBで足りない点です。
ストレージを1TB以上へ上げる前提で予算を組むのが現実的。
32GBメモリへの変更が+46,400円という価格も、いまのメモリ相場を映しています。
ただし標準の16GBは1枚差しで空きスロットが1基あるので、購入時は16GBのままにして、足りないと感じてから1枚追加する手が残されています。
ここを知っているかどうかで、支払う金額が変わります。
持ち運びを重視する人にとっては、約2.1kgと245Wアダプターがそのまま弱点になります。
据え置きで使う前提が合う人にとっての価値、という条件付きのモデルです。
セールの有無で印象がかなり変わる価格帯なので、購入前に最新の価格を確認してください。
総合評価と結論
LOQ 15IPH11を一言で表すなら、エントリークラスのブランドでミドルクラスのパフォーマンスが出るモデルです。
良かった点

- 3DMark Time Spy実測12,560。同じRTX 5060搭載機の平均11,982を上回り、GPUの実力を出し切っている
- ストレステスト安定率98.8%(20ループ)。長時間プレイでも失速しにくい
- CINEBENCH R23マルチ実測20,081。動画編集や配信まで実用で踏み込める
- 15.3型165Hz・16:10パネルは実測sRGB 100%/335nitでG-SYNC対応
- SSD実測 読込6,699MB/sでロード待ちを感じない
- Thunderbolt 4・有線LAN・5MP顔認証カメラを同時に備える装備の広さ
気になった点

- 高負荷時のファン音に存在感がある(Fn+Qの静音モードで対処できる)
- 約2.1kg+245Wアダプターで、毎日の持ち運びには向かない
- 標準の512GB SSDは最近のゲーム容量に対して心もとない
- 32GBメモリへの変更が+46,400円(2026年7月31日時点)
- 白色点が実測7600Kでやや青白い寄り
- 356H構成ではWUXGA 165Hz一択で、高解像度パネルを選べない
買って後悔しない人

- フレームレート優先で最新ゲームを快適に遊びたい人
- ゲームと動画編集・配信・制作を1台でこなしたい人
- 自宅に据え置いて使う前提の人
- 有線LANとThunderbolt 4の両方がほしい人
他のモデルも検討すべき人

- 毎日ノートPCを持ち歩く人(より軽いモデルが向きます)
- 高解像度の作業画面がほしい人(355構成のWQXGAが選択肢)
- 高画質設定でもフレームレートを落としたくない人(上位のLegionシリーズへ)
- 静かな環境で長時間プレイしたい人
用途が合う人には、31万円台のゲーミングノートとして素直に勧められる一台です。
動画版レビューもあります
実機の外観やベンチマーク画面の様子は、動画版でも公開しています。
ファンの音や画面の見え方は、動きのある映像のほうが伝わりやすい部分です。
あわせて参考にしてみてください。
ゲーミングPC選びで迷ったら
予算別・用途別の選び方は 大学生向けゲーミングPCの選び方 にまとめています。
メーカーごとの違いを比べるなら ゲーミングPCメーカー比較 へ。
前モデルとの違いは LOQ 15IRX10レビュー、上位クラスを検討するなら Legion 5i Gen10レビュー を参考にしてください。
まとめ:LOQ 15IPH11はこんな人におすすめ

スペック表の数字が、実測でもそのまま出てくる。
ゲーミングノートで意外と難しいこの部分を、LOQ 15IPH11は素直にクリアしてきました。
Time Spy 12,560と安定率98.8%という2つの数字が、その裏付けです。
据え置きで使えて、フレームレート優先で遊びたい人にこそ刺さる一台。
購入時は、CPUの選択でGPUとディスプレイが連動して変わる点だけ注意してください。
フレームレート重視なら356H、高解像度重視なら355。
ストレージは1TB以上を選んでおくと、あとで困りません。
よくある質問(FAQ)
Q1. RTX 5060で最新ゲームは快適に遊べますか?
当サイトの実測では、DLSS 4オン・低画質設定でPRAGMATAが最高145FPS、ARC Raidersが最高140FPSでした。
高画質設定でなめらかに、とまではいきません。
フルHDクラスで設定を調整すれば、重量級タイトルでも安定して遊べます。
Q2. Core Ultra 7 355と356H、どちらを選べばいいですか?
フレームレート重視なら356H(GPUはRTX 5060/画面はWUXGA 165Hz一択/314,165円)。
予算を抑えたい、または高解像度の作業画面がほしいなら355(GPUはRTX 5050/WQXGA 2560×1600を選べる/249,290円)。
2026年7月31日時点の価格差は約64,900円です。
優劣ではなく向きと予算の違いなので、購入画面で構成の連動を必ず確認してください。
Q3. メモリとストレージは後から増設できますか?
メモリはSODIMMのスロット式で2基、SSDもM.2スロットが2基あるので、後からの増設に対応します。
標準の16GBは1枚差しで空きスロットが1基残っています(メーカー確認済み)。
購入時に32GB(16GB×2枚)へ変更すると2026年7月31日時点で+46,400円なので、空きスロットに1枚足す方法なら費用を抑えられます。
標準の512GBはゲーム用途では余裕がないため、1TB以上を選んでおくと安心です。
Q4. ファンの音は気になりますか?
高負荷時は存在感があり、静かな部屋だと気になる場面がありました。
ゲーミングノートPCとしては許容範囲で、ヘッドセットを付けて遊ぶ分には問題ありません。
Fn+Qのキー操作で静音モードへ切り替えられるので、普段使いはこれで対処できます。
Q5. 持ち運びには向いていますか?
質量は約2.1kg、ACアダプターは245Wと大きめです。
毎日の持ち運びには向きません。
自宅や自室に据え置いて使う前提が合う一台です。
Q6. ゲーム以外のクリエイティブ作業にも使えますか?
CINEBENCH R23マルチ実測20,081で、動画編集や配信、プログラミングの重い処理まで実用で踏み込めます。
Blenderのベンチマークも完走しました。
画面はsRGB 100%・実測335nitですが、白色点が7600Kとやや青白い寄りなので、色を追い込む作業ではプロファイル調整をおすすめします。