Surface Laptop Ultra を解説|RTX Spark 搭載15型・7構成の違いと選び方【2026年】

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RTX Spark搭載ノートPC、Microsoft Surface Laptop Ultraの予約受付が日本で始まりました。
価格は50万円超。生成AIや開発に関心はあっても、本当に自分に要るのか、7つの構成からどれを選ぶか、迷う人は多いはずです。

7構成を選ぶ軸は、チップ(5,120コアGPUか6,144コアGPUか)とメモリ(24GBから128GB)の2つです。
この記事では、動かしたいAIモデルの大きさに合わせて、必要なメモリ量を決める材料を整理します。

この記事のポイント
  • RTX Spark搭載ノートで、日本で価格と発売日が最初に出た1台(2026年10月8日時点)
  • 7構成の分かれ目はチップとメモリ。メモリは購入時に選ぶ構成で決まる(取り外し可能と公式が書くのはSSD)
  • 動かしたいAIモデルの大きさに合わせて構成を選ぶ。普段使い中心なら通常のSurface Laptopで足りる場合がある
  • 発売は2026年10月16日、価格は税込513,480円から(Microsoft Store・2026年10月8日時点)

Amazonには構成や販売元の違う商品、アクセサリーも並ぶので、チップ・メモリ・SSD・色を確かめてから選ぶと安心です。

Microsoft Surface Laptop Ultra

構成(チップ・メモリ・SSD)と色を確かめて選ぶ

この記事は、Microsoft日本の製品ページとMicrosoft Store日本の構成ページ、Windows公式ブログをもとに、2026年10月8日時点の情報を整理したものです。
実機の計測はまだ行っていません。発売後に実機を試せたら、同じURLで実機レビューに更新します。

製品概要・基本スペック

項目内容
発売日(日本)2026年10月16日(予約受付中)
チップNVIDIA RTX Spark N1X(5,120コアGPU・18コアCPUまたは6,144コアGPU・20コアCPU)
メモリ24GB〜128GB LPDDR5x ユニファイドメモリ(CPUとGPUで共有)
ストレージ512GB〜1TB(Microsoft Store掲載構成。仕様上は最大2TB)
ディスプレイ15型 PixelSense Ultra・3270×2180・最大120Hz・タッチ対応
重さ約2.0kg
OSWindows 11 Home(24GB構成)/Windows 11 Pro(32GB以上)
価格513,480円から(税込・Microsoft Store・2026年10月8日時点)

Surface Laptop Ultraの位置づけ

この節の要点
  • NVIDIA RTX Sparkを搭載したSurfaceのノートで、Microsoftは「史上最もパワフル」と位置づける
  • 公式FAQが「普段使い中心なら通常のSurface Laptopの方が合う場合がある」と案内
  • 同時発表の小型デスクトップ「Surface RTX Spark Dev Box」は米国限定で、日本未発表

Microsoftは本機を「史上最もパワフルなSurfaceのノートPC」と位置づけています。
中身はNVIDIA RTX Spark(Blackwell世代のGPUとNVIDIA Grace CPUを組み合わせたチップ)です。
価格も高く、用途を選ぶ製品です。
ネットや資料作成が中心なら、50万円を超える価格に加えて、Arm版Windowsでアプリの相性を確かめる手間もかかります。

Microsoftは2026年10月7日(米国時間)に、机に置く小型デスクトップ「Surface RTX Spark Dev Box」も発表しました。
128GBのユニファイドメモリを積み、VS CodeやGit、GitHub Copilot、WSLなどを導入済みの開発者向けマシンです。
予約は米国のMicrosoft.com限定で、日本の製品ページはありません。
RTX SparkとDGX Sparkの関係や、ノート・小型デスクトップ・ミニPCという3つの形の違いは、RTX SparkとDGX Sparkの違いを整理した記事で詳しく解説しています。

3つのポイント

この節の要点
  • RTX Sparkと最大128GBのメモリで、大きなAIモデルも手元で動かせる
  • 15型・120Hz・最大2,000nitの高精細タッチ画面
  • USB4×3にHDMI・SDカードリーダーまで備える端子の豊富さ

1. RTX Sparkと最大128GBのメモリ

最上位構成は6,144コアのGPUと20コアのCPU、128GBのメモリを積みます。
Microsoftは、この128GB構成で120B(1,200億)パラメーター超のモデルをローカルで動かせるとしています。
パラメーターはAIモデルの中にある調整ツマミの数のようなもので、数が多いモデルほど動かすのに必要なメモリも増えます。
AIの計算性能は、FP4という計算方式で最大1ペタフロップス(スパース性を利用した場合の理論値)です。

2. 15型・120Hz・最大2,000nitの画面

ディスプレイは15型のPixelSense Ultraです。
最大120Hzのダイナミック表示と10点タッチに対応し、HDRのピーク輝度は最大2,000nit(10%ウィンドウでの表示。SDR表示ではより低くなります)です。

3. USB4×3・HDMI・SDカードリーダーの端子構成

USB-Cに加えてHDMI、USB-A、SDカードリーダー、ヘッドホン端子がそろいます。
外部モニターは4K/60Hzで最大3台まで出力できます。

RTX Sparkとユニファイドメモリ

この節の要点
  • ユニファイドメモリは、CPUとGPUが同じメモリを分け合って使う仕組み
  • 買ったメモリの全部をGPUが使えるわけではない
  • RTX Spark自体の詳しい中身や、速さの比較は別記事で解説

専用のGPUを積むノートPCでは、CPU用のメモリとGPU用のメモリ(VRAM)は別々です。
Surface Laptop Ultraのユニファイドメモリは、1つの大きな机をCPUとGPUが一緒に使うイメージで、机が広いほど2人が同時に大きな作業を並べられます。
ただし、机の広さ(メモリの総量)は2人で分け合うため、GPUが実際に使える分は購入したメモリの総量より少なくなります。
構成選びでは、メモリの総量に加えてGPUが使える量も考慮します。

RTX Spark自体の中身(Blackwell GPUとNVIDIA Grace CPUの組み合わせ)はRTX SparkとDGX Sparkの違いを整理した記事、他社機との速さの比較はローカルAIの速さを比較した記事にまとめています。

専用GPU搭載機は、CPU用とGPU用の机(メモリ)が別々。Surface Laptop Ultraは1つの大きな机をCPUとGPUが共有する。机の広さは2人で分け合うため、GPUが使える分は購入したメモリの総量より少なくなる

7構成の違いと選び方

この節の要点
  • 入口の24GB構成は513,480円。CPUとGPUで分け合うため大きなAIには向かない
  • 同じ32GBでもチップが変わると70,400円の差が付く
  • 最上位の128GBは1,094,280円で、64GBとの差は281,600円
Surface Laptop Ultraの7構成の早見表(チップ・メモリ・SSD・OS)。C-1は5,120コアGPU・24GB・512GB・Windows 11 Home、C-2は5,120コアGPU・24GB・1TB・Home、C-3は5,120コアGPU・32GB・1TB・Windows 11 Pro、C-4は6,144コアGPU・32GB・1TB・Pro、C-5は6,144コアGPU・48GB・1TB・Pro、C-6は6,144コアGPU・64GB・1TB・Pro、C-7は6,144コアGPU・128GB・1TB・Pro。分かれ目はチップとメモリで、メモリは購入時に選ぶ構成で決まる

Microsoft Store日本の構成ページでは、2026年10月8日時点で次の7構成が選べます(税込価格)。
かっこ内の金額は、表のひとつ前の構成との差額です。

構成チップメモリSSDOS色価格(税込・前の構成との差)
C-15,120コアGPU・18コアCPU24GB512GBWindows 11 Homeプラチナ513,480円(入口)
C-25,120コアGPU・18コアCPU24GB1TBWindows 11 Homeナイトフォール583,880円(+70,400円)
C-35,120コアGPU・18コアCPU32GB1TBWindows 11 Proプラチナ/ナイトフォール636,680円(+52,800円)
C-46,144コアGPU・20コアCPU32GB1TBWindows 11 Proプラチナ/ナイトフォール(ナイトフォールは英語キーボードも選べる)707,080円(+70,400円)
C-56,144コアGPU・20コアCPU48GB1TBWindows 11 Proナイトフォール759,880円(+52,800円)
C-66,144コアGPU・20コアCPU64GB1TBWindows 11 Proナイトフォール812,680円(+52,800円)
C-76,144コアGPU・20コアCPU128GB1TBWindows 11 Proナイトフォール1,094,280円(+281,600円)

C-1の24GB・512GBは、7構成でいちばん価格の低い入口の構成です。
CPUとGPUでメモリを分け合うため、大きなAIモデル用には選ばない方が無難です。

C-3とC-4は、同じ32GBのままチップだけが上位に替わり、差額は70,400円です。
GPUのコアが5,120から6,144に増えるので、動画編集やCUDA(NVIDIAのGPUで計算を速くするための仕組み)を使う開発など、GPUの使用が多い人は、C-4の上位チップを検討する価値があります。

C-5は48GB、C-6は64GBで、どちらも6,144コアのチップです。
より大きなAIモデルを手元で動かしたい人は、C-5・C-6で足りるか、C-7までメモリを増やすかの比較になります。
C-7の128GBは、Microsoftが120B(1,200億)パラメーター超のモデルをローカルで動かせるとする最大構成で、Linuxで動くミニPCのDGX Sparkと同じメモリ量です。
C-6の64GBから128GBへの差額281,600円は、7構成でいちばん大きな段差で、動かしたいモデルが決まってから払う金額だと見ています。

ローカルで大きな言語モデルを動かしたい人は128GB、画像や動画の生成はクラウドのサービスも使いながら手元で編集したい人は64GBを探している、というのが当サイトの見立てです。
ただ、少ないメモリで動く新しいモデルも出てきていて(32GBで動かした例はStrataの記事)、必要な容量の目安は動いています。

詳細スペック

ディスプレイ

15型のPixelSense Ultraで、解像度は3270×2180(262PPI)、縦横比は3:2。
リフレッシュレートは最大120Hzのダイナミック表示、コントラスト比は100,000:1、DCI-P3 100%の色域を持ちます。
10点タッチとDolby Vision IQに対応し、HDRのピーク輝度は最大2,000nit(10%ウィンドウでの表示。SDR表示ではより低くなります)です。
ペン入力には対応していません。

メモリ・ストレージ

メモリは24GB・32GB・48GB・64GB・128GBのLPDDR5xユニファイドメモリです。
ストレージは取り外し可能なSSDで、512GB構成はGen4、1TB・2TB構成はGen5です。
Microsoft Store日本の構成ページでは2026年10月8日時点で1TBまでが選べ、仕様としては最大2TBまで用意されています。

端子・通信

Surface Laptop Ultraの端子は、USB-C(USB4・40Gbps・140W充電対応)×3、HDMI 2.1b、USB-A 3.1、SDカードリーダー、3.5mmヘッドホン端子。外部モニターは4K/60Hzで最大3台まで出力できる

USB-C(USB4・40Gbps・DisplayPort 2.1・140W充電対応)を3つ、HDMI 2.1b、USB-A 3.1、SDカードリーダー、3.5mmヘッドホン端子を備えます。
右側のUSB-Cは、マグネットで着脱するMagnetic Connectでの充電にも対応します。
無線はWi-Fi 7とBluetooth 5.4に対応しています。

カメラ・オーディオ

1080pフルHDのSurface Studioカメラを備え、Windows Hello顔認証でログインできます。
オーディオはDolby Atmos対応のクアッドOmnisonicスピーカーと、デュアルスタジオマイクです。

キーボード・タッチパッド

キーボードはバックライト付きのメカニカルキーで、Copilotキーを備えます。
タッチパッドは高精度ハプティック方式で、Microsoftによると従来機より30%大きくなっています。

バッテリー・充電

バッテリー容量は公称92Wh(最小89Wh)です。
駆動時間はMicrosoftが2026年9月に試作機(6,144コアGPU・64GB・1TB構成、画面輝度150nit)で測定した値として「最大15時間のローカルビデオ再生」「最大12時間のアクティブなWeb使用」を挙げています。
一方で公式のFAQは「詳細は発売が近づいた時期にお知らせします」とも案内し、正式な駆動時間はまだ確定していません。
充電器は本体に同梱されず別売りで、高速充電には115W以上のSurface電源アダプターか、115W以上のUSB-C PD対応充電器が必要です。

サイズ・重さ

本体サイズは幅328.8×奥行238.7mm、高さはゴム脚なしで17.99mm、ゴム脚ありで19.16mmです。
重さは約2.0kgで、15型ノートとしても持ち歩くには重めです。
家と職場の2拠点を週に数回往復するような使い方なら気になりにくいですが、毎日カバンに入れて移動する人は重さを体感しやすくなります。

OS・保証

OSは24GB構成がWindows 11 Home、32GB以上がWindows 11 Proです。
Officeのライセンスは含まれず、Microsoft 365は別途契約になります(Microsoft 365 Familyの30日試用版は付属)。
保証は1年間のハードウェア限定保証で、SSDなど一部の部品は、Microsoftのサービスガイドに従えばユーザー自身で交換できます。

できること

この節の要点
  • 公式が挙げる用途はローカルAI・開発・動画編集・ゲーム・CADの5つ
  • ゲームはレイトレーシングやDLSSに対応するが、fpsなどの実測値は公式に記載がない
  • 普段使い中心なら、公式FAQがSurface Laptopを勧める場合もある

公式のFAQでは、本機に向く用途として次の5つを挙げています。

  • ローカルAIは、クラウドのAIサービスに頼らず、手元のPCだけでAIモデルを動かす使い方です。
  • 開発はCUDAに対応します。
  • 動画編集は4:2:2(映像の色の情報を、一般的な4:2:0より細かく残して記録する形式)のハードウェアエンコード・デコードに対応します。
  • ゲームはレイトレーシングやDLSS、Reflexに対応しますが、公式FAQは性能がゲームタイトルで異なると案内し、fpsなどの具体的な数値は出していません。
  • CADも想定用途のひとつに挙げられています。

一方で公式FAQは「普段使い中心ならSurface Laptopの方が合う場合がある」とも案内しています。

生成AIのコードとアプリは、そのまま動く?

NVIDIAは「世界のAIを高速化するソフトウェアであるCUDAは、RTX Sparkでネイティブに動作する」「ここで構築したものは、NVIDIA GPUでどこでも変更なく動作する」と説明しています。
PyTorchなどで書く生成AIのコードの書き方そのものは変わりませんが、動かすための環境の準備は、インテルやAMDのCPUを積んだWindowsパソコンと違う点があります。

Microsoftの開発者向けブログ(2026年10月7日)によると、AI開発に使うPyTorchには、Windows Arm64向けの公式ネイティブ版が用意され、NVIDIAもCUDA対応のWindows Arm64用パッケージを出しています。
PythonとPyTorchはArm64版に入れ直す必要があります。

同じブログでMicrosoftは「ネイティブのパッケージを増やす」「インストールを簡単にする」を今後の課題として挙げており、Arm64にまだ対応していないパッケージやツールも残っています。
使いたいライブラリやツールがArm64に対応しているかどうかは、購入前に確かめておくと安心です。

ゲームは、対応済みのタイトルと「近日対応」のタイトルに分かれています。
遊びたいゲームがどちらに当たるかを確かめてから決めます。

当サイトで以前使ったSnapdragonのPC(Arm版Windowsで動く点はRTX Sparkと同じ)は、アプリを入れて最初に開くタイミングで、どの機種もつまずきました。
2026年8月の段階では、Adobe Premiere ProをSnapdragonのPCで動かせず、9月以降は動くケースも見えてきたものの、エミュレーションを通る分だけ書き出し(レンダリング)には時間がかかります。
Surfaceを含むRTX Spark搭載機ではまだ確認できていないため、同じ現象が起きるとは限りませんが、仕事で使うアプリは購入前に対応状況を確かめておくと安心です。
SnapdragonのPCとRTX Spark搭載機で共通する部分と違う部分(CPUはArm、GPUはCUDA)は、CPUとGPUの「言葉」で見る違いで整理しています。

Windows on Armについてさらに詳しくは、予約・購入の前に確認したいWindows on Armの解説にまとめています。

購入前に確認したいこと

Surface Laptop Ultraを買う前の確認点は6つ。充電器は別売りで、高速充電は115W以上のSurface電源アダプターかUSB-C PD充電器、Officeは付かずMicrosoft 365は別途契約(30日試用版のみ付属)、重さは約2.0kg、CPUはArmベースでアプリの互換性確認が必要、ペン入力には対応しない、駆動時間は試作機での測定値で正式な値は発売が近づいてから案内される
  • 充電器は別売りで、高速充電には115W以上のSurface電源アダプターか、115W以上のUSB-C PD充電器が必要です。手持ちの充電器の出力が足りなければ、Microsoft Storeの「Surface Laptop Ultra 用 Surface 140W USB-C 電源アダプター」なども一緒に用意します。
  • Officeのライセンスは含まれないため、Microsoft 365の契約状況や、別途契約する予定かも購入前の確認ポイントです。
  • 重さは約2.0kgです。毎日カバンに入れて持ち歩く人は、持ち運びの負担も判断材料になります。
  • CPUはArmベースです。多くのアプリはArmネイティブ対応か、Windows内蔵のエミュレーター「Prism」で動きますが、特殊なハードウェアドライバーやプラグイン、古いユーティリティを使っている場合は、購入前の互換性確認が必要です。
  • ペン入力は非対応なので、ペンで書き込む使い方を考えている人にはペン対応の機種が向きます。
  • 駆動時間は2026年9月に試作機で測定した値で、公式FAQは「詳細は発売が近づいた時期にお知らせします」とも案内しています。発売直前にもう一度、公式ページの表記を確かめておくと安心です。
  • 構成によっては「在庫なし」と表示されることがあります。
    在庫が戻るかどうか、戻るとしたらいつかは、Microsoftから案内がなく、当サイトでも分かりません。
    欲しい構成が選べないときは、Microsoft Storeの構成ページをときどき確かめるほか、別の構成や他社のRTX Spark搭載機も検討できます。

128GB構成の価格比較

この節の要点
  • RTX Spark搭載ノートの128GB構成で、メーカー直販の日本価格が出ているのはSurface Laptop Ultraだけ(MSIの128GBは販売店の価格・2026年10月9日確認)
  • ASUS ProArt P16の128GBモデルは10月下旬以降発売予定で価格は未発表
  • MSI Prestige N16 Flip AI+は販売店に128GBモデルの価格が出ている(公式ストア・販売店で予約受付中)

128GB構成のRTX Spark搭載ノートで、メーカーの直販に日本の価格が出ているのはSurface Laptop Ultraだけです(2026年10月9日確認)。
MSI Prestige N16 Flip AI+の128GBモデルは販売店の価格で、どの店も1,459,800円(税込)です。
他社の128GBモデルの発表状況と、価格以外に比べられる重さ・厚さ・画面も下の表にまとめています。

機種画面重さ厚さ128GB構成日本の価格(2026年10月8〜9日確認)米国の価格(2026年10月7〜8日時点・公式)日本の発売時期
Microsoft Surface Laptop Ultra15型 3270×2180・最大120Hz2.0kg17.99mm(ゴム脚なし)6,144コアGPU・128GB・1TB1,094,280円(税込・Microsoft Store)5,899.99ドル(税別・Microsoft Store 米国)2026年10月16日発売(予約受付中)
ASUS ProArt P16(H7607)16型 4K OLED約1.77kg12.9mm最大128GB(日本は128GBモデルを用意。米国の128GB構成は2TB・4K OLED)未発表2,799.99ドルから(128GB構成単体の価格はASUSの発表に記載なし)2026年10月下旬以降の予定(ニュースリリース)。製品ページは「今秋発売予定」
MSI Prestige N16 Flip AI+16型・OLED約1.9kg16.9mm6,144コアGPU・128GB・2TB1,459,800円(税込・MSIの製品ページが案内する販売店で同じ価格・2026年10月9日確認)未確認予約受付中(公式ストア・販売店)

米国の価格はドルのまま載せています。
日本の価格は米国の価格を円に直した額とは別に決まり、差が大きいこともあります(Surface Laptop Ultraの最小構成は米国2,599.99ドル〔税別〕、日本513,480円〔税込〕)。
ASUSは米国で2026年10月7日から予約受付中で、日本は10月下旬以降の発売予定です。
Surfaceのメーカー直販の価格に対し、MSIの価格はMSIの製品ページが案内する販売店が掲示している値という違いがあります(どの店も同じ価格・2026年10月9日確認)。
日本の価格が出たら、この表に追記します。

今予約するか、他社を待つか

この節の要点
  • RTX Spark搭載ノートで日本の発売日まで決まっているのは、10月16日発売のSurfaceだけ(2026年10月9日時点)
  • ASUSは10月下旬以降発売予定、Lenovoは「近日発売」の表示で価格はまだ出ていない
  • Linuxで使えるならDGX Spark互換機という選択肢もある
Surface Laptop Ultra・Surface RTX Spark Dev Box・DGX Spark(互換機)の3製品比較(2026年10月時点)。Surface Laptop Ultraはノートで予約受付中・10月16日発売、Dev Boxは小型デスクトップで日本未発表(米国限定)、DGX Spark・互換機はミニPCで発売済み。RTX Spark搭載機で日本の発売日まで決まっているのはSurfaceだけ

2026年10月8日時点で、各社のRTX Spark搭載機の日本での状況を下の表にまとめました。

メーカー・機種日本での状況(2026年10月8日時点)
Microsoft Surface Laptop Ultra予約受付中・2026年10月16日発売・513,480円から
ASUS ProArt P16・ProArt P14日本での取り扱いを発表。2026年10月下旬以降発売予定(価格未発表)
Lenovo Yoga Pro 9n日本の特設サイトで「近日発売」の表示(価格未発表)
Dell XPS 16RTX Spark搭載版の日本公式サイトへの掲載なし
HP OmniBook Ultra 16日本公式サイトへの掲載なし
MSI Prestige N16 Flip AI+公式ストア・販売店で予約受付中。64GBモデルはMSI公式ストアで1,099,800円、128GBモデルは販売店で1,459,800円(税込・2026年10月9日確認)

日本の発売日(10月16日)まで公式に決まっているRTX Spark搭載ノートは、2026年10月9日時点でSurface Laptop Ultraの1台だけです。
一方でASUS ProArt P16・P14は10月下旬以降の発売予定で、128GBモデルも用意されると発表されていますが、価格はまだ出ていません。
MSI Prestige N16 Flip AI+は公式ストアと販売店で予約を受け付けていて、64GBモデルはMSI公式ストアに、128GBモデルは販売店に価格が出ています。
他社の価格も比べたいなら、未発表の機種の価格が出てから決める方法もあります。
ローカルAIをLinuxで使ってもよい人には、発売済みのミニPCも選択肢になります。
DGX Sparkと互換機を比較した記事で詳しく確認できます。

MSI Prestige N16 Flip AI+は、360°フリップの2in1でペン(MSI Nano Pen)が付属し、128GBのほかに64GBモデルも選べます。
詳しい構成と価格はMSI Prestige N16 Flip AI+の記事で確かめられます。

価格とコスパの考え方

2026年10月9日時点で日本の価格が出ているRTX Spark搭載ノートはSurface Laptop UltraとMSI Prestige N16 Flip AI+だけで、ほかの機種は価格が未発表のため、横並びのコスパ比較はまだできません。
Surface Laptop Ultraの構成は、動かしたいAIモデルに必要なメモリ量を満たすものが基準で、余裕を持たせたい場合は1段上の構成も検討できます。
50万円を超える買い物になるため、一括で用意しづらい場合はパソコンの分割払いを解説した記事も参考になります。

総合評価

良い点

  • RTX Spark搭載ノートで、日本の価格と発売日が最初に公式発表された1台
  • 最大128GBのユニファイドメモリで、大きなAIモデルまで動かす余地がある
  • 15型・最大120Hz・最大2,000nitの高精細なタッチ画面

気になる点

  • 充電器が別売りで、Officeのライセンスも含まれない
  • 重さは約2.0kgで、15型としても持ち歩くには重め
  • ペン入力に対応せず、駆動時間はまだ試作機での測定値にとどまる

おすすめの人

手元のPCでローカルAIを動かしたい人や、CUDAを使う開発、4:2:2の動画編集、CADのような高負荷な作業を1台で済ませたい人に向きます。

他モデルも検討すべき人

ネットや資料作成、動画視聴が中心の普段使いなら、公式FAQが案内するとおり通常のSurface Laptopで足りる場合があります。
他社のRTX Spark搭載ノートの価格が出てから比べたい人は、RTX SparkとDGX Sparkの違いを整理した記事で判断材料を確認できます。
Linuxでの利用に抵抗がなく、今すぐ大きなAIモデルを動かしたい人は、すでに発売されているDGX Sparkと互換機も選択肢になります。

Amazonの商品選びでは、チップ・メモリ・SSD・色に加えて販売元や、アクセサリーではなく本体かどうかも確かめます。

Microsoft Surface Laptop Ultra

構成(チップ・メモリ・SSD)と色を確かめて選ぶ

関連記事

まとめ

Surface Laptop Ultraは、RTX Spark搭載ノートとして日本で最初に価格と発売日が公式に出た1台です。
7構成の分かれ目はチップとメモリで、どちらも購入時に選ぶ構成で決まります。
構成は、動かしたいAIモデルに必要なメモリ量から選ぶのが近道です。
普段使いが中心なら、通常のSurface Laptopで足りる場合もあります。
他社のRTX Spark搭載機の価格が出れば、この記事も更新します。

よくある質問

発売日と価格は?

日本では2026年10月16日発売で、現在Microsoft Storeで予約を受け付けています。
価格は税込513,480円から(24GB・512GB構成、2026年10月8日時点)で、最上位の128GB構成は1,094,280円です。

どの構成を選べばいい?

メモリは購入時に選ぶ構成で決まる(取り外し可能と公式が書くのはSSD)ので、動かしたいAIモデルの大きさから選ぶのがおすすめです。
24GB構成はCPUとGPUでメモリを分け合うため、大きなAIモデルには向きません。
速さも重視するなら、同じメモリ量で上位チップ(6,144コアGPU)の構成も候補です。
ローカルで大きな言語モデルを動かしたい人は128GB、画像や動画の生成はクラウドのサービスも使い手元では編集が中心という人は64GBを探している、というのが当サイトの見立てです。

今までのWindowsアプリは動く?

多くのアプリはArmネイティブ対応か、Windows内蔵のエミュレーター「Prism」で動作します。
特殊なハードウェアドライバーやプラグイン、古いユーティリティを使っている場合は、購入前にアプリとドライバーの互換性を確認しておくと安心です。

ゲームはできる?

レイトレーシングやDLSS、Reflexに対応しています。
ただし実際の性能はゲームタイトルごとに変わるとされ、公式にfpsなどの具体的な数値は出ていません。

充電器は付いている?

付いていません。
充電器は別売りで、高速充電には115W以上のSurface電源アダプターか、115W以上のUSB-C PD対応充電器が必要です。

Officeは付いている?

付いていません。
Microsoft 365は別途契約が必要で、Microsoft 365 Familyの30日試用版のみ付属します。

DGX SparkやDev Boxとどう違う?

Surface Laptop UltraはWindows 11で動くノートPCです。
DGX SparkはLinux(DGX OS)で動く発売済みのミニPCで、仕組みとしては近い系統のチップを使っています。
Surface RTX Spark Dev Boxは同時に発表された机に置く小型デスクトップですが、予約は米国のMicrosoft.com限定で、日本の製品ページは用意されていません。
詳しい違いはRTX SparkとDGX Sparkの違いを整理した記事で解説しています。

出典一覧

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