HP OmniBook 5 14-hm 解説|AMD版2構成の選び方とインテル版14-kf/hhとの違いをPassMarkで比較【2026年9月】

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14型の有機ELで、Copilot+ PCにも対応したノートPCを18万円以内で選びたい。
そんな条件で探すと、候補はかなり絞られます。
HPのOmniBook 5には、見た目がそっくりな14型が2系統あります。
AMD版の14-hmは174,800円からで、対応するインテル版より1万円〜29,920円安い設定です。
価格差と引き換えに何が変わるのかは、いちばん気になる点です。

HP OmniBook 5 14-hmは、Ryzen AIを積んだ14型のAMDモデルです。
2026年8月に発表されました。
2K有機ELのタッチ画面と、約1.33kg・13.6mmの本体はインテル版の14-kf/hhと共通です。
構成はスタンダードプラスとパフォーマンスプラスの2つです。
どちらもNPUは最大50 TOPSです。

私の結論を先に書くと、Copilot+ PCを予算を抑えて手に入れたい人には14-hmが合います。
PassMarkのCPUスコアは、同じ価格帯のインテル版より約1割低い数字です。
公称のバッテリー駆動時間も6時間前後短く、Thunderbolt 4もありません。
その差と、1万円から約3万円の価格差を比べて選べるよう、仕様書とPassMarkのデータで整理しました。

この記事のポイント
  • 2構成ともNPU 50 TOPSで、Copilot+ PCの条件を満たす
  • 画面と本体はインテル版14-kf/hhと共通(14型2K有機EL・約1.33kg)
  • PassMarkのCPU Markは同じ価格帯のインテル版より約10%低く、公称駆動は最大26時間
  • 9月限定セール第2弾で174,800円/234,880円(2026年9月28日12:59まで・税込)

この記事は、日本HPの製品ページと仕様書、PassMarkのベンチマーク平均値をベースにまとめています。
HPの価格と仕様は2026年9月12日、PassMarkのスコアは9月13日に確認しました。
当サイトでは14-hmの実機を計測していないため、発熱、静音性、使い心地は評価していません。
PassMarkのスコアも当サイトの計測値ではなく、世界中のユーザーが投稿した結果の平均です。
体感の参考には、当サイトのHP実機レビュー記事もあわせてご覧ください。

製品概要・基本スペック一覧

14-hmの構成は、Ryzen AI 5 430とRyzen AI 7 445の2つです。
画面、筐体、端子の種類はインテル版の14-kf/hhとそろっています。
違いが出るのはCPUまわり、USB-Cの仕様、バッテリー駆動時間の3点です。

項目内容
価格9月限定セール第2弾
174,800円/234,880円
(HP希望販売価格 295,900円/389,400円・39〜40%OFF・2026年9月28日12:59まで/9月12日確認)
モデル/SKUスタンダードプラス(14-hm0089AU)
パフォーマンスプラス(14-hm0090AU)
カラースターリットブルー
OSWindows 11 Home
CPURyzen AI 5 430(4コア8スレッド・最大4.5GHz・8MBキャッシュ)
Ryzen AI 7 445(6コア12スレッド・最大4.6GHz・8MBキャッシュ)
NPU最大50 TOPS(2構成とも)
GPUAMD Radeon 840M(CPU内蔵・2構成とも)
メモリ16GB/32GB LPDDR5x-7500
(オンボード・増設不可)
ストレージ512GB PCIe Gen4 NVMe M.2 SSD
ディスプレイ14.0インチ 2K有機EL(1920×1200・16:10)、
300nit、DCI-P3 100%、非光沢、タッチ対応
通信Wi-Fi 7(Realtek 2×2)、Bluetooth 6.0
端子USB-C 10Gbps×2(PD 3.1・DisplayPort 2.1・HP Sleep and Charge)
USB-A 10Gbps×1、USB-A 5Gbps×1、
HDMI 2.1、ヘッドホン/マイクコンボ
カメラ1080p FHD IRカメラ(顔認証・HDR自動切替・ノイズ低減)、
カメラシャッター
バッテリー3セル リチウムイオン(容量の記載なし)、
公称 最大26時間
充電65W USB-C GaN ACアダプター、
約45分で50%の急速充電(電源オフ時)
サイズ約312×218×13.6mm
質量約1.33kg
保証1年間(引き取り修理サービス・パーツ保証)
公式サイトHP公式サイトで詳細を見る
HP OmniBook 5 14-hmの主なスペック(製品仕様書より)

OmniBook 5の中での14-hmの立ち位置

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HPの個人向けノートPCは、OmniBookの名前に統一されています。
OmniBook 5は旧Pavilionの後継にあたる中位クラスです。
入門向けのOmniBook 3と、1ランク上のOmniBook 7にはさまれています。
その上にはOmniBook X(旧ENVY)とOmniBook Ultra(旧Spectre)が続きます。

2026年9月時点のOmniBook 5は、14型にも16型にもAMD版とインテル版があります。
14型のAMD版が14-hm、インテル版が14-kf/hhです。
16型ではAMD版が16-bp、インテル版が16-cn/bmです。
ほかに、Snapdragonを積んだ14型の14-heもあります。

HPの型番は、末尾の2文字を見るとCPUのメーカーがわかります。
14-hm0089AUのように「AU」で終わればAMD、14-hh0100TUのように「TU」ならインテル。
見た目が同じ14型を注文画面で見比べるときの目印になります。

OmniBook 5 14-hmの3つのポイント

HP OmniBook 5 14-hmの3つのポイントの図。2構成ともNPU最大50 TOPSでCopilot+ PC対応、14型2K有機EL・DCI-P3 100%の非光沢タッチ画面、USB-Cは2基とも映像出力と給電に対応

ポイント①:2構成ともNPU 50 TOPS、どちらを選んでもCopilot+ PC

14-hmの2構成は、どちらもNPUが最大50 TOPSです。
NPUは、カメラ映像の補正や文字起こしのようなAI処理を、CPUとは別に引き受ける専用のプロセッサー。
MicrosoftがCopilot+ PCに求める40 TOPS以上を、価格の安いスタンダードプラスでも満たします。
製品ページでは、Copilot+ PC向けの機能としてリコール、コクリエイター、ライブキャプションが紹介されています。

インテル版の14-kf/hhでは、Core 5とCore 7を積む2構成がCopilot+ PCに対応しません。
14-hmにはその分かれ目がなく、どちらの構成でもAI機能の条件は同じです。
私が14-hmでいちばん評価しているのは、構成選びで失敗しにくい点です。

ポイント②:インテル版と同じ14型2K有機EL、非光沢でタッチ対応

画面は14.0型の2K有機ELで、インテル版の14-kf/hhと同じ仕様です。
解像度は1920×1200の16:10、色域はDCI-P3 100%。
有機ELは画素ごとに光を消せるため、夜景写真の暗い空や、ダークモードで開いた電子書籍の背景が沈んで見えます。

表面は非光沢仕上げで、タッチ操作にも対応します。
図書館の天井照明が映り込みにくく、講義資料のPDFは指先でめくれます。
一方で、最大輝度は300nitです。
晴れた日の屋外や、日差しの入る新幹線の窓側席では、明るさが足りなく感じる可能性があります。

ポイント③:約1.33kg・13.6mm、USB-Cは2基とも映像出力と給電に対応

本体は約312×218×13.6mm、約1.33kgです。
ノートやペンケースと一緒にリュックへ入れても、14型のわりにかさばりにくい薄さに収まっています。
1kg前後の軽量モデルと比べると重めなので、軽さを最優先する方は後半の比較もご覧ください。

USB-Cは10Gbpsが2基です。
どちらもUSB PD 3.1の給電と、DisplayPort 2.1の映像出力に対応します。
PCがスリープ中でもスマホを充電できる、HP Sleep and Chargeにも対応。
インテル版の14-kfはDisplayPort 1.4なので、映像出力の規格は14-hmのほうが新しい世代です。
ただし、40GbpsのThunderbolt 4を備えるのはインテル版の14-hhだけです。

デザイン・外観

HP OmniBook 5 14-hm

14-hmのカラーは、スターリットブルーの1色だけです。
インテル版は色で系統が分かれ、ブルーがCore Ultraの14-hh、シルバーが14-kfです。
AMD版でシルバーを選ぶことはできません。

HPによると、外装の素材には再生アルミニウムと再生プラスチックが含まれます。
寸法と質量は、インテル版の14-kf/hhと同じ約312×218×13.6mm・約1.33kgです。
質感や剛性は手に取らないと判断できないため、この記事では評価していません。
環境性能の指標では、EPEAT Gold with Climate+の登録を受けています。

詳細スペック紹介

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メモリとストレージ

メモリはLPDDR5x-7500のオンボード実装です。
容量はスタンダードプラスが16GB、パフォーマンスプラスが32GB。
後から増やせないので、容量は注文の時点で決めることになります。
規格上の転送速度は、インテル版のLPDDR5x-6800(14-hh)や7467(14-kf)より高めの数字です。
内蔵GPUのRadeon 840Mはメインメモリを共有して描画するため、メモリの速さはグラフィックス性能にも関わります。

Office、ブラウザ、Web会議が中心なら、16GBが基準です。
写真を数百枚まとめて現像する、ローカルで小さめのAIモデルを試す、といった予定があるなら32GBを選んでおくと安心です。
≫ ノートPCのオンボードメモリ(LPDDR5X)の注意点を解説した記事はこちら

SSDの容量は、どちらの構成も512GB(PCIe Gen4 NVMe)で共通です。
スマホの写真や動画を丸ごと取り込む使い方だと、数年で空き容量が気になりやすいサイズ。
10GbpsのUSB-Cに外付けSSDをつなぐか、OneDriveなどのクラウドと組み合わせる前提で考えておきましょう。

バッテリーと充電性能

内蔵バッテリーは3セルのリチウムイオンで、容量(Wh)は公開されていません。
公称の駆動時間は最大26時間です。
インテル版は14-kfが最大31時間30分、14-hhが最大32時間15分。
14-hmは5時間30分から6時間15分短い計算です。

仕様書の脚注によると、26時間はあくまで目安で、設定やアプリ、経年劣化によって短くなることがあります。
測定条件も公開されていないため、他社の公称値と横並びで比べるのは難しい数字です。
私は、同じ筐体のインテル版との差を知る材料として見るのが妥当だと考えています。
電池持ちは当サイトで計測していないので、記事中の駆動時間はすべてHPの公称値です。

付属の充電器は、コンセントに直接挿す65WのUSB-C GaN ACアダプターです。
急速充電は、電源を切った状態なら約45分で50%まで。
出張先のホテルで朝の支度をしているあいだに、半分近くまで戻せる計算です。
半分を過ぎてからは通常の充電速度になり、所要時間には±10%の幅があると仕様書は断っています。
製品ページは「30分で50%」とうたっていますが、本文では電源オフという条件付きで書かれた仕様書の45分を使っています。

キーボード・タッチパッド・操作性

キーボードは日本語配列で、暗い部屋でも刻印が浮かぶバックライトとCopilotキーが付きます。
キーピッチやストロークは公開されていないため、打ち心地はこの記事では扱いません。

テンキーについては、公式情報の書き方が割れています。
製品ページはテンキー付きと紹介し、仕様書のキーボード欄にはテンキーの文字がありません。
インテル版14-kf/hhの製品ページにも同じ説明があり、公式情報だけではテンキーの有無を確定できません。
数字の入力が多い方は、購入前に公式サイトのキーボード写真で配列を確かめてください。

タッチパッドの仕様は、仕様書上「イメージパッド(タッチジェスチャー対応)」です。
画面もタッチ操作に対応するので、プレゼン資料を相手に見せながら指でスライドを送るような使い方もできます。

オーディオとカメラ

スピーカーはデュアル構成で、公式ページではAIを使ったノイズリダクションが紹介されています。
音の厚みや音量は聴いてみないと判断できないため、仕様の紹介にとどめます。

Webカメラは1080p(約207万画素)のIRカメラで、マイクは2つ内蔵されています。
HDRの自動切り替えは、逆光で顔が暗くなる場面を補正するための機能です。
IRカメラによる顔認証に対応し、Windows Helloでパスワードを打たずにサインインできます。
物理的なカメラシャッターも付き、オンライン授業が終わったあとはレンズをふさいでおけます。

接続ポートと通信性能

端子は、USB-C(10Gbps)が2基、USB-A(10Gbps・5Gbps)が1基ずつです。
ほかにHDMI 2.1とヘッドホン/マイクコンボジャックを備えます。
USB-Cの2基は、先に書いたとおり給電、映像出力、HP Sleep and Chargeを兼ねます。
USB-Aが2つあるので、手持ちのUSBメモリや有線マウスを変換アダプターなしでつなげます。
HDMIも備え、教室のプロジェクターや家の外部モニターにケーブル1本で映せます。

公式製品ページの各部名称では、USB-Cが左側面の1基だけ描かれ、仕様書の×2と合いません。
本文と表は、型番ごとにまとめられた仕様書に合わせています。
SDカードの差し込み口は、仕様書と各部名称のどちらにも見当たりません。
デジカメのSDカードを読み込むなら、USB接続のカードリーダーを用意してください。

ワイヤレスは、Wi-Fi 7(Realtek 2×2)とBluetooth 6.0の組み合わせ。
ルーター側もWi-Fi 7に対応していれば、最新規格の通信速度を活かせます。

セキュリティ機能

仕様書のセキュリティ欄に並ぶのは、マイクミュートキー、カメラシャッター、TPM対応の3つです。
Windows Helloの欄には顔認証センサーとあります。
指紋リーダーの記載はなく、顔認証を使わないときはPINでサインインします。
購入時点では、McAfee+ プレミアムが30日間の体験版として入っています。
30日を過ぎたら、有料で延長するか、標準のMicrosoft Defenderで運用するかを選びます。

性能の見立て(PassMarkのデータから・当サイト未計測)

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14-hmは当サイトで計測していないため、性能はPassMark CPU Benchmarksの公開データで見ていきます。
PassMarkは、世界中のユーザーが投稿したベンチマーク結果の平均を、CPUごとに公開しているサイトです。
比べやすいように、同じ筐体のインテル版14-kf/hhが積む4つのCPUも並べました。

CPU搭載モデルコア/スレッドCPU Markシングルスレッドサンプル数
Ryzen AI 5 43014-hm スタンダードプラス4/813,2273,65340
Ryzen AI 7 44514-hm パフォーマンスプラス6/1218,1733,61968
Core 5 32014-kf スタンダード6/615,0383,93189
Core Ultra 5 32214-hh スタンダードプラス6/614,7433,75731
Core 7 35014-kf パフォーマンス6/615,0364,11512
Core Ultra 7 35514-hh パフォーマンスプラス8/820,2673,962170
PassMarkのCPU Mark・シングルスレッドの平均値(cpubenchmark.net・2026年9月13日取得)
PassMark公式サイトのAMD Ryzen AI 5 430のスコア画面(CPU Mark 13,227・シングルスレッド 3,653)
AMD Ryzen AI 5 430 のスコア画面(cpubenchmark.net/PassMark Software・2026年9月13日取得。登録40件の平均値で、当サイトの計測ではありません)
PassMark公式サイトのAMD Ryzen AI 7 445のスコア画面(CPU Mark 18,173・シングルスレッド 3,619)
AMD Ryzen AI 7 445 のスコア画面(cpubenchmark.net/PassMark Software・2026年9月13日取得。登録68件の平均値で、当サイトの計測ではありません)

CPU Markは、複数のコアを同時に使う処理の強さを表すスコアです。
シングルスレッドは、1つのコアあたりの速さの目安。
アプリの起動やWebページの表示のように、1つのコアに頼る場面ではシングルスレッドの差が効いてきます。

14-hmのスタンダードプラス(Ryzen AI 5 430)は、CPU Markが13,227です。
インテル版スタンダードプラスのCore Ultra 5 322は14,743で、14-hmが約10%低い数字です。
パフォーマンスプラス同士では、Ryzen AI 7 445が18,173、Core Ultra 7 355が20,267。
差はこちらも約10%で、シングルスレッドもインテル版がやや上回ります。

Ryzen AI 5 430は4コア8スレッドで、表の6つのCPUの中でコア数がいちばん少ないCPUです。
PassMarkの登録情報では、高性能コア1基と省電力寄りのコア3基という組み合わせになっています。
Ryzen AI 7 445は6コア12スレッドで、CPU MarkはRyzen AI 5 430の約1.37倍。
14-hmの2構成は、価格差に見合うだけ性能にも開きがあります。

私は、Office、ブラウザ、Web会議が中心なら、1割程度のスコア差を日常の操作で意識する場面は多くないと見ています。
当サイトのEliteBook比較記事では、CPU Mark 18,000以上を性能に余裕のあるラインの目安にしています。
Ryzen AI 7 445はそのラインをわずかに超え、Ryzen AI 5 430は届きません。
写真の書き出しや複数アプリの同時作業が多い方は、パフォーマンスプラスかインテル版の上位構成を選ぶと安心です。

PassMarkの平均値には、搭載するノートPCの冷却や電源設定の違いも混ざっています。
サンプル数が少ないCPUほど、今後の投稿で値が動きやすくなります。

内蔵GPUは、2構成ともAMD Radeon 840Mです。
PassMarkの3D性能スコア(G3D Mark)は、953件の平均で3,677でした。
インテル版の内蔵GPUは、PassMarkの登録名から該当する構成を特定できなかったため、比較は見送っています。
私は、軽めのゲームや簡単な動画のカット編集までを想定した内蔵GPUと見ています。
重い3Dゲームを高画質で遊びたいなら、専用GPUを積んだゲーミングノートが向いています。

PassMark公式サイトのAMD Radeon 840Mのスコア画面(G3D Mark 3,677)
AMD Radeon 840M のスコア画面(videocardbenchmark.net/PassMark Software・2026年9月13日取得。登録953件の平均値で、当サイトの計測ではありません)

NPUの50 TOPSは、インテル版の最上位(Core Ultra 7 355)の49 TOPSとほぼ同じ水準です。
AI処理の条件に限れば、14-hmの安いほうの構成がインテル版の上位構成に並びます。

購入前に確認したいこと

注文する前に確かめておきたい点が6つあります。

①CPUスコアと公称駆動時間はインテル版より控えめ

PassMarkのCPU Markは、近い価格帯のインテル版より約10%低い数字です。
公称駆動時間も最大26時間で、インテル版の最大31時間30分〜32時間15分に届きません。
1万円安い価格は、CPUの速さと電池持ちを少しずつ譲った結果と受け取るのが自然です。

②Thunderbolt 4には対応しない

USB-Cは10Gbpsで、40GbpsのThunderbolt 4には対応しません。
Thunderbolt専用のドックや外付けSSDは、USB-C端子につないでも本来の速度で使えないことがあります。
一般的なUSB-Cのハブやモニターは、10Gbpsの範囲で使えます。
Thunderbolt機器をすでに持っている方は、インテル版の14-hhを選んだほうが手持ちの機材を活かせます。

③画面の輝度は300nit

色域の広さとは別に、明るさの上限は300nitにとどまります。
テキストを読む分には、困らない明るさです。
色の判断をするような作業には向きません。
室内で使うぶんには困りにくくても、屋外のベンチや明るい窓際では画面が見づらくなる可能性があります。
屋外作業が多いなら、輝度400nit以上をうたう機種と見比べてから決めると後悔が減ります。

④メモリは増設不可、SSDは512GBのみ

メモリは基板に直付けされていて、あとから差し替えられません。
32GBが欲しい場合は、234,880円のパフォーマンスプラスを選ぶことになります。
スタンダードプラスとの差は60,080円です。
SSDも512GB固定で、2026年9月12日の時点では1TBを選べる構成がありませんでした。

⑤Officeは別売り

Officeは標準では付きません。
必要なら、注文時に有償オプションで追加します。
選べるのはMicrosoft 365 Personal(24か月版)と、Office Home & Business 2024の2種類です。
大学や勤務先のアカウントでMicrosoft 365を使える方は、オプションなしで注文しても困らないはずです。

⑥公式情報の表記に揺れがある

公式製品ページと仕様書を読み比べると、USB-Cの数、急速充電の時間、テンキーの有無が一致しません。
インテル版の14-kf/hhでも同じ3点に揺れがあり、シリーズ共通の説明文が原因の可能性があります。
この記事では、型番ごとの条件が書かれた仕様書を優先しました。

項目公式製品ページ製品仕様書
USB-Cの数USB-C 10Gbps×1(各部名称)USB-C 10Gbps×2
急速充電30分で50%約45分で50%(電源オフ時・付属または推奨アダプター)
テンキーテンキー付きバックライトキーボード(日本語配列)のみ
公式情報の表記の違い(2026年9月12日確認)

気になる方は、注文前にHPの購入相談窓口で確かめておくと確実です。
仕様が更新されたときは、この記事にも反映します。

構成比較:どちらの構成を選ぶべきか

AMD版14-hmとインテル版14-kf/hhの違いをまとめた図。14-hmが勝つところと譲るところを並べた比較

14-hmの構成は2つだけです。
価格は2026年9月12日時点の、9月限定セール第2弾の税込価格です。

構成/SKUCPUCPU MarkメモリNPUセール価格向く人
スタンダードプラス
(14-hm0089AU)
Ryzen AI 5 430
(4コア8スレッド)
13,22716GB50 TOPS174,800円Office・ブラウザ中心で、Copilot+ PCを予算内に収めたい人
パフォーマンスプラス
(14-hm0090AU)
Ryzen AI 7 445
(6コア12スレッド)
18,17332GB50 TOPS234,880円写真編集や複数アプリの同時作業が多く、長く使いたい人
OmniBook 5 14-hmの2構成(CPU MarkはPassMarkの2026年9月13日平均値・価格は9月12日時点の税込セール価格)

2構成の差額は60,080円です。
CPUが1段上がり、メモリが16GBから32GBに倍増します。
メモリは後から増やせないので、私は差額の大半をメモリ代と考えて判断するのがわかりやすいと考えています。
今の用途が文書作成とWeb会議なら、スタンダードプラスから検討するのが自然です。

3〜4年先まで同じPCを使う予定で、写真や動画の編集も視野に入れているならパフォーマンスプラスが候補です。
インテル版の32GB構成(264,800円)より29,920円安く、32GBとCopilot+ PCをそろえられます。

インテル版14-kf/hhとの違い

同じ筐体と画面を持つインテル版の14-kf/hhが、14-hmのいちばん近い比較相手です。
違いが出る項目だけを並べました。

項目14-hm(AMD)14-kf/hh(インテル)
CPURyzen AI 5 430/Ryzen AI 7 445kf:Core 5 320/Core 7 350
hh:Core Ultra 5 322/Core Ultra 7 355
CPU Mark(PassMark)13,227/18,173kf:15,038/15,036
hh:14,743/20,267
NPU50 TOPS(2構成とも)kf:16〜17 TOPS
hh:46〜49 TOPS
Copilot+ PC2構成とも対応hhの2構成のみ対応
メモリLPDDR5x-7500 16GB/32GBkf:LPDDR5x-7467 16GB
hh:LPDDR5x-6800 16GB/32GB
USB-C10Gbps×2(DisplayPort 2.1・Sleep and Charge)kf:10Gbps×2(DisplayPort 1.4)
hh:Thunderbolt 4×2(DisplayPort 2.1・Sleep and Charge)
公称駆動最大26時間kf:最大31時間30分
hh:最大32時間15分
カラースターリットブルーkf:グレイシャーシルバー
hh:スターリットブルー
セール価格174,800円/234,880円177,800円〜264,800円(4構成)
14-hmと14-kf/hhの違い(日本HP製品仕様書・PassMark平均値(9月13日)・税込セール価格(9月12日))

14-hmのスタンダードプラスは174,800円です。
インテル版で最も安いスタンダード(177,800円)より3,000円安く、しかもCopilot+ PCに対応します。
インテル版のスタンダードプラス(184,800円)と比べると、10,000円安くなります。
その代わりにCPU Markは約1割低く、Thunderbolt 4も付きません。
公称駆動時間も6時間15分短くなります。

私なら、Thunderbolt機器を持っておらず、外出時に充電器を持ち歩くのが苦にならない人に14-hmを勧めます。
電池持ちやCPUの余裕を優先したい人には、インテル版の14-hhのほうが条件に合います。
Thunderbolt 4のドックを使いたい人も同じです。
インテル版の構成選びは、別の記事で詳しく解説しています。
≫ HP OmniBook 5 14-kf/hhの解説記事はこちら

ほかの近いモデルとの比較

14-hmを検討するなら、16型のAMD版16-bp、Snapdragon版の14-he、1つ上のOmniBook 7 14-hgも候補に入ります。
16-bpは同じ2つのCPUを同じ価格で積む16型で、約1.69kg・公称最大31時間45分。
14-heは149,800円からと安く、約1.29kg・公称最大34時間ですが、ARM版Windowsのため使いたいアプリの対応確認が先です。
14-hgはThunderbolt 4を1基備える上のシリーズで、179,300円のスタンダードは画面がIPS液晶。
有機ELが付くのは299,200円のパフォーマンスからなので、14型の有機ELを20万円以下で選ぶならOmniBook 5のほうが予算に収まります。
軽さを最優先するなら、約970g・139,800円〜のOmniBook 7 Aero 13-bgも比べてみてください。

近いモデルどうしの横並び表は、HPノート全体のまとめ記事に集約しました。
この記事は14型の構成選びに絞り、比較はそちらで更新を続けます。
≫ 14-hm・14-kf/hh・14-he・OmniBook 7 14-hgの比較表はこちら(HPノートパソコンおすすめ|全シリーズ早見マップと選び方)

価格とコスパ評価

9月限定セール第2弾では、スタンダードプラスが174,800円、パフォーマンスプラスが234,880円です。
公式表示では、スタンダードプラスが40%OFF、パフォーマンスプラスが39%OFFです。
期限は2026年9月28日(月)12:59までで、お届けは最短で9月18日と案内されています。

OmniBook 5の14型で、タッチ対応の有機ELとCopilot+ PCを両立させる構成を探すとします。
いちばん安いのは、14-hmのスタンダードプラスです。
2026年に入ってメモリの値上がりが続き、32GBの構成は特に価格が上がりやすくなっています。
14-hmの32GB構成がインテル版より29,920円安い点は、この状況では小さくない差です。

HPの価格はセールの切り替わりで動くため、購入のタイミングはセールガイドも参考にしてください。
≫ HPセール完全ガイドはこちら

総合評価と結論

07-pros-cons

OmniBook 5 14-hmは、インテル版と同じ有機ELの筐体を、より少ない予算で選べるCopilot+ PCです。

良かった点

  • 2構成ともNPU 50 TOPSで、Copilot+ PCに対応
  • 14型2K有機EL(DCI-P3 100%・非光沢・タッチ対応)
  • 約1.33kg・13.6mmの薄型ボディ
  • USB-Cは2基ともDisplayPort 2.1・給電・HP Sleep and Chargeに対応
  • 32GB構成がインテル版より29,920円安い
  • 顔認証・カメラシャッター・マイクミュートキーを装備

気になった点

  • PassMarkのCPU Markは、近い価格帯のインテル版より約10%低い
  • 公称駆動は最大26時間で、インテル版より5時間30分以上短い
  • Thunderbolt 4に非対応
  • 画面の輝度は300nitで、明るい屋外では控えめ
  • メモリは増設不可、SSDは2構成とも512GB
  • 公式ページと仕様書でUSB-C・急速充電・テンキーの表記が異なる

買って後悔しない人

  • Copilot+ PCの機能を、予算を抑えて使い始めたい人
  • 有機ELの画面で写真や動画を楽しみたい人
  • 32GBメモリの構成を25万円以内に収めたい人
  • Thunderbolt対応の機器を持っていない人

他のモデルも検討すべき人

  • 充電器なしで長時間使いたい人(インテル版の14-hhも候補)
  • Thunderbolt 4のドックや外付けSSDを使う人
  • 3Dゲームや本格的な動画編集が目的の人
  • 1kg前後の軽さを優先したい人

条件が合えば、14型の有機ELとCopilot+ PCを17万円台から選べる一台です。
迷ったら、私はスタンダードプラスから検討する選び方を勧めます。
32GBが必要な用途が決まっている方だけ、パフォーマンスプラスに進めば十分です。

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まとめ:OmniBook 5 14-hmはこんな人におすすめ

OmniBook 5 14-hmは、14型の有機ELとCopilot+ PCを予算内でそろえたい人に向くモデルです。
基準はスタンダードプラスの174,800円で、32GBが必要な人はパフォーマンスプラスの234,880円へ。
CPUスコア、電池持ち、Thunderbolt 4の3点は、インテル版の14-hhが上回ります。
その3点をどこまで重視するかで決めてください。

価格・在庫は購入画面で確認

よくある質問(FAQ)

Q1. 14-hmと14-kf/hhの違いは何ですか?
14-hmはAMDのRyzen AI、14-kf/hhはインテルのCPUを積みます。
画面と筐体は共通です。
14-hmは2構成ともNPUが50 TOPSで、Copilot+ PCに対応します。
USB-Cは10Gbps×2、公称駆動は最大26時間です。
インテル版は14-hhの2構成だけがCopilot+ PCに対応し、14-hhはThunderbolt 4を備えます。

Q2. 14-hmはCopilot+ PCに対応していますか?
対応します。
2構成ともNPUが最大50 TOPSで、Copilot+ PCの条件である40 TOPS以上を満たします。

Q3. どちらの構成を選ぶべきですか?
Office、ブラウザ、Web会議が中心なら、スタンダードプラス(Ryzen AI 5 430・16GB)から検討してください。
写真編集や複数アプリの同時作業が多い方には、パフォーマンスプラス(Ryzen AI 7 445・32GB)が向きます。
セール価格は174,800円と234,880円です。

Q4. インテル版より性能は低いですか?
近い価格帯のインテル版と比べると、PassMarkのCPU Markは約10%低い数字です。
Ryzen AI 5 430が13,227、Core Ultra 5 322が14,743。
Ryzen AI 7 445が18,173、Core Ultra 7 355が20,267です(2026年9月13日時点の平均値)。
当サイトでは14-hmを計測していないため、体感の差は評価していません。

Q5. メモリは後から増設できますか?
できません。
メモリはLPDDR5x-7500のオンボード実装です。
将来32GBが欲しくなりそうなら、最初からパフォーマンスプラスを選ぶのが確実です。

Q6. Thunderbolt 4には対応していますか?
対応していません。
USB-Cは10Gbps×2です。
2基とも給電、DisplayPort 2.1の映像出力、HP Sleep and Chargeに対応します。
Thunderbolt 4が必要なら、インテル版の14-hhが候補です。

Q7. ゲームはできますか?
内蔵GPUはAMD Radeon 840Mで、PassMarkのG3D Markは平均3,677です。
ゲームごとのフレームレートは、当サイトで未計測のため示せません。
3Dゲームを主な目的にするなら、専用GPUを積んだゲーミングノートを検討してください。

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