HyperX OMEN 15(AMD)レビュー|RTX 5070を115Wで動かす2.5K・180Hz、ストレステスト98.9%を実機検証
【貸出機材提供:株式会社日本HP】
ゲーミングノートを選ぶとき、買った直後のパフォーマンスを長く保てるかは気になるところです。
長時間プレイしているとパフォーマンスがじわじわ落ちていく、メモリが足りなくなっても後から増やせない。
パフォーマンスの持続やメモリ増設への不安を抱えたまま、ゲーミングノートPCを選んでいませんか。
今回レビューするのは、「HyperX OMEN 15(AMD)」のアドバンスプラスモデル(15-gb0151AX)。
- AMD Ryzen 7 8745HX
- NVIDIA GeForce RTX 5070 Laptop GPU
- メモリ24GB + SSD 1TB
実機を動かしていちばん印象に残ったのは、負荷をかけ続けてもパフォーマンスが落ちにくいことです。
気になる点も正直に書きますが、長く使うための土台がしっかりしているモデルだと感じました。
購入前に押さえたいポイントをまとめます。
- RTX 5070 Laptop(TGP 115W)で3DMark Time Spy 13,015(同じハードの平均13,087)。
ストレステスト安定度98.9%で、長時間プレイでも失速しにくい構成。 - メモリ24GB・DDR5-5200を1枚差し(スロット使用1/2)。
あとから1枚足して増やせる余地を残しています。 - 15.3型2.5K・180Hzディスプレイ。
実測でsRGB 97%・ガンマ2.2・約563cd/m²。
インテル版(ガンマ1.6)とは画面の性格が違います。 - 同じRTX 5070・115WのHyperX OMEN 16とGPUのスコアの差は2%以内。
Time Spyの総合スコアの差は、CPUスコアの差から生まれています。 - 据え置きで重めのゲームを2.5Kで遊びたい人、メモリを後から増やしたい人におすすめです。
この記事は、株式会社日本HP様からお借りした実機(AMD Ryzen 7 8745HX/RTX 5070 Laptop GPU/メモリ24GB/SSD 1TB構成)を当サイトが実測した結果をベースにまとめています。
計測はACアダプター接続で行い、ディスプレイの測定にはDatacolor製のキャリブレーターを使いました。
使用環境によって結果は変わります。
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製品概要・基本スペック一覧
HyperX OMEN 15(AMD)は、AMD Ryzen 7 8745HXを共通のCPUに、GPUとメモリ、ディスプレイの組み合わせを変えた3構成で展開されています。
レビュー機はいちばん上のアドバンスプラスモデルで、RTX 5070 Laptop GPUとメモリ24GBを搭載した構成。

| 項目 | アドバンスコアモデル | アドバンスモデル 15-gb0211AX | アドバンスプラスモデル 15-gb0151AX (レビュー機) |
| 価格 (2026年10月29日時点) | HP希望販売価格 ↓ 秋の大感謝祭で ¥272,800(税込)〜 95,500円オフ | HP希望販売価格 ↓ ¥279,800(税込)〜 22,300円オフ | HP希望販売価格 ↓ ¥329,800(税込)〜 12,300円オフ |
| OS | Windows 11 Home | ||
| CPU | AMD Ryzen™ 7 8745HX(8コア16スレッド) | ||
| GPU | RTX 5060 (8GB) | RTX 5060 (8GB) | RTX 5070 (8GB) |
| メモリ | 16GB DDR5-5200MT/s | 16GB DDR5-5200MT/s | 24GB DDR5-5200MT/s |
| ストレージ | 512GB PCIe Gen4 SSD | 1TB PCIe Gen4 SSD | |
| ディスプレイ | 15.3型 2K(1920×1200) 165Hz・300nit・非光沢 | 15.3型 2.5K(2560×1600) 180Hz・500nit | |
| バッテリー駆動時間 (公称) | 約8時間 | 約7時間 | 約9時間30分 |
| 質量 | 約2.42kg | ||
| 公式サイト | HP公式サイトで価格を見る | ||
HyperX OMEN 15の位置づけ
HyperX OMEN 15(AMD)は、2026年6月に発表された15.3型のゲーミングノートです。
3構成ともCPUはRyzen 7 8745HXで、質量はどの構成も約2.42kgです。
HyperX OMEN 15には、インテル版(15-ga)とAMD版(15-gb)の2系統があります。
インテル版の実測は、HyperX OMEN 15(インテル)レビューで公開しています。
16型の上位モデルとしてHyperX OMEN 16もあり、HyperX OMEN 16(インテル・RTX 5070)レビューで実測を公開しています。
今回のAMD版アドバンスプラスモデルは、HyperX OMEN 16(16-am2062TX)と同じRTX 5070 Laptop GPUを15.3型に収めた構成です。
インテル版・HyperX OMEN 16との比較(当サイト実測)
HyperX OMEN 15のインテル版と、16型のHyperX OMEN 16を当サイトの実測で並べました。
OMEN 16はインテル版と同じCore i7-14650HX、レビュー機と同じRTX 5070(GPUの電力115W)を搭載しています。
3台を並べると、スコアの差がCPUから来ているのかGPUから来ているのかを分けて見られます。
| 項目 | レビュー機 OMEN 15(AMD) 15-gb0151AX | OMEN 15 (インテル) 15-ga0116TX | OMEN 16 (インテル) 16-am2062TX |
|---|---|---|---|
| CPU | Ryzen 7 8745HX (8コア16スレッド) | Core i7-14650HX (16コア24スレッド) | Core i7-14650HX (16コア24スレッド) |
| GPU (レビュー機) | RTX 5070 (8GB・115W) | RTX 5060 (8GB) | RTX 5070 (8GB・115W) |
| CINEBENCH R23 マルチ/シングル | 16,615/1,828 | 14,641/1,962 | 21,687/1,964 |
| 3DMark Time Spy (Graphics/CPU) | 13,015 (14,113/9,033) | — | 14,048 (13,892/15,003) |
| Steel Nomad | 3,075 | — | 3,028 |
| Steel Nomad Light | 14,300 | 12,470 | — |
| Speed Way | 3,730 | — | 3,429 |
| ストレステスト 安定度 | 98.9% | — | 98.3% |
| CrystalDiskMark 読込/書込(MB/s) | 7,094.76/5,923.32 | 6,178.21/5,355.68 | 7,046/5,850 |
| 画面 | 15.3型 2.5K 実測ガンマ2.2 | 15.3型 2.5K 実測ガンマ1.6 | 16型 2.5K有機EL |
| 質量(公式) | 約2.42kg | 約2.21kg | 約2.48kg |

GPUの差:同じRTX 5070のOMEN 16とほぼ同じ
レビュー機とOMEN 16は、同じRTX 5070を同じ115Wで動かしています。
Time SpyのGraphicsスコアはレビュー機が14,113・OMEN 16が13,892、Steel Nomadは3,075と3,028で、差はどちらも2%以内。
Speed Wayはレビュー機が約9%高い結果でした。
ボディが違っても、GPUのパフォーマンスはOMEN 16とほぼ同じ水準を出せています。
インテル版(RTX 5060)とはSteel Nomad Lightで比べられます。
レビュー機が14,300、インテル版が12,470で、レビュー機が約15%高い結果です。
Steel Nomad LightはGPUのテストなので、RTX 5070とRTX 5060の等級の違いが大きく表れています。
CPUの差:Time Spyの総合スコアの差はCPUから
Time Spyの総合スコアはOMEN 16が約1,000高い結果でしたが、差の元はCPUスコア(レビュー機9,033・OMEN 16が15,003)。
CINEBENCH R23のマルチコアもOMEN 16が21,687で、レビュー機の16,615を上回りました。
16コア24スレッドのCore i7-14650HXは、たくさんのコアで同時に計算する処理で有利です。
同じCPUのインテル版は14,641で、レビュー機を下回りました。
同じCPUでも、搭載するモデルによってマルチコアの結果に差が出ています。
シングルコアは、インテルのCPUを搭載した2台がレビュー機より約7%高い結果です。
ゲームのfpsはGPUの影響が大きいため、GPUが同じOMEN 16とは近い結果が見込めます。
動画の書き出しなどCPUのマルチコアを長く使う作業が多いなら、Core i7-14650HXを搭載したモデルが有利です。
画面と重さの差
レビュー機の実測ガンマは2.2で、色の基準値に近い表示でした。
インテル版はガンマ1.6で暗部が持ち上がり、暗いシーンの細部を見分けやすい画面です。
インテル版が劣るという話ではなく、どちらに寄せた画面かという違いです。
質量はレビュー機が約2.42kgで、インテル版より約0.2kg重く、OMEN 16より約0.06kg軽い構成です。
ファンクリーニング機能は3台とも搭載していますが、OMEN 15では逆回転のタイミングを自動で検出するのはインテル版だけです。
HyperX OMEN 15(AMD)の3つのポイント

1. RTX 5070 Laptop・TGP 115Wで、長時間でも失速しにくい
ゲーミングノートのGPUは、同じ型番でも消費電力の設定(TGP)によって実力が変わります。
実機のNVIDIAシステム情報では、レビュー機のRTX 5070 Laptop GPUの最大グラフィックスパワーは115Wと表示されました。

115Wの枠のなかで、3DMarkは同じハードウェア構成の平均どおりのスコアを出し、20回連続のストレステストも安定度98.9%で合格しました。
テストごとの数字は、GPUパフォーマンスの節で解説します。
2. メモリ24GBの1枚差し、あとから足せる余地を残す
レビュー機のメモリはDDR5-5200の24GBを1枚だけ装着した構成で、タスクマネージャーの表示でもスロットの使用は1/2でした。
2チャネルのうち1つしか使っていない形なので、メモリ帯域を最大まで引き出しているわけではありません。
最大容量は公式ページに記載がありません。
空きスロットが1基残っている点は、使い続けるうえでの安心材料です。

動画編集とブラウザの多タブ作業を同時に行い、24GBで足りなくなったときは、2枚目を足して増やせます。
最初から大きな容量を選ばなくても、必要になってから足せる点が、オンボードメモリのモデルと比べた強みです。
メモリの選び方はゲーミングPCのメモリは16GBと32GBどちらを選ぶかでも詳しく解説しています。
3. 2.5K・180Hzディスプレイ、基準に近い色の出方
ディスプレイは15.3型の2.5K(2560×1600)で、最大180Hz・可変リフレッシュレート48〜180Hzに対応します。
実測のガンマは2.2で、映像や画像編集の基準値そのものです。
180Hzという高いリフレッシュレートと基準に近い色再現を両立させている点が、レビュー機のディスプレイの特徴です。
色域や明るさの実測値は、ディスプレイの実測の節にまとめています。
デザイン・外観レビュー
公式仕様の本体色はシャドウブラック1色です。
天板の中央にはHyperXのロゴが控えめにエンボス加工され、右下の角に型番「O15」の刻印があります。
冷却設計はハイパーバリック設計と呼ばれる構造で、内部の空気を高圧で制御してヒートシンクと排気口へ送り込みます。
Victus 15と比べて背面排気口と底面吸気口の占有率を広げたと公式ページに記載があります。

キーボード面には左手前に「OMEN」のロゴ、パームレスト右下にAMD RyzenとNVIDIA GeForce RTXのバッジ、180Hzのリフレッシュレートを示すバッジが並びます。
キーボードは日本語配列でテンキー付き、実機の点灯色は暖色系のオレンジでした(公式仕様は4-Zoneで色を切り替え可能)。

詳細スペック紹介
ストレージ
ストレージは1TBのPCIe Gen4 SSDで、Windows上の表示は952GiB、計測時点の使用率は42%でした。
バッテリーと充電
電池の設計容量は70,001mWhで、公称の駆動時間は約9時間30分(測定方法の注記なし)。
急速充電は30分で50%まで回復します。
当サイトの実測では、動画の連続再生・省電力モード・明るさ60%の条件で約3時間43分でした。
公称値とは測定条件が異なるので、駆動時間の長短を直接比較することはできません。
実測値は、普段使いでの駆動時間を考える目安です。
ゲームの計測はすべてAC接続で行ったので、ゲームはAC接続での利用をおすすめします。
ポートと通信

側面にはUSB Type-A 10Gbps×2、ヘッドフォン・マイクコンボジャック、RJ45の有線LANポート、電源ポートを備えます。
背面にはUSB Type-C 10Gbps×1(USB PD 3.1・DisplayPort 1.4・電源オフでも充電可能)とHDMI 2.1(外部出力は最大4K)を備えます。
無線通信はMediaTek製のWi-Fi 7(MT7925)とBluetooth 6.0に対応しています。


オーディオとカメラ
スピーカーはHyperXデュアルスピーカーで、DTS:X Ultraに対応します。
カメラはHP True VisionのフルHDとデュアルマイクを搭載。
キーボードは26キーロールオーバーとアンチゴースト、8000Hzポーリングレートに対応しています。
ベンチマーク評価(当サイト実測)
CPUパフォーマンス ─ CINEBENCH R23
CINEBENCH R23は、OMEN Gaming Hubのモードを分けて2回計測しました。
パフォーマンスモードはマルチコア16,615pts、シングルコア1,828pts。
非制限モードはマルチコア16,809pts、シングルコア1,598ptsでした。
モードごとの違いは、OMEN Gaming Hubのモードとパフォーマンスの節で詳しく解説します。


GPUパフォーマンス ─ 3DMark

3DMarkは5種類のテストを実測しました。
Time Spyが13,015(Graphics 14,113/CPU 9,033)で、同じハードウェア構成の平均13,087とほぼ同じ水準。
Steel Nomadが3,075(平均3,072)、Steel Nomad Lightが14,300、Speed Wayが3,730、Night Raidが57,682でした。
平均値のあるTime SpyとSteel Nomadはどちらも平均に近い実測値で、RTX 5070 Laptop・TGP 115Wという枠のなかで素直にパフォーマンスを出している結果です。
なお、Windowsの表示では画面はAMD Radeon 610M(内蔵GPU)につながっていました。





Steel Nomadの20回連続ストレステストでは、安定度98.9%で合格(Best 3,132/Worst 3,097)。
長くプレイするほど差が出る項目なので、安定度の高さは評価したいポイントです。
RTX 50シリーズのGPU全体のパフォーマンスをもっと知りたい方は、RTX 50シリーズとは|ノートPC向けGPUの選び方と当サイト実測一覧も参考にできます。

ストレージとレンダリング ─ CrystalDiskMark・Blender
CrystalDiskMark 8.0.6(SEQ1M Q8T1)は、読み込み7,094.76MB/s、書き込み5,923.32MB/sでした。
大容量ゲームのインストールや、録画データの書き出しで待たされる感覚の少ない速度です。
Blender(GPUレンダリング)は、monster 1729.66、junkshop 1389.18、classroom 1141.48。
趣味レベルの3D制作に触れるなら、十分な速度です。


ディスプレイの実測

Datacolor製キャリブレーターでの実測は、色域がsRGB 97%・AdobeRGB 73%・P3 73%、ガンマは2.2、明るさは約562〜564cd/m²、コントラストは約1,140〜1,200:1、白色点は約7,200〜7,300Kでした。
輝度の均一性は明るさ100%の条件で最大8%の差(左上)。
画面の中央と端の明るさの差は小さい結果でした。




OMEN Gaming Hubのモードとパフォーマンス

レビュー機にはOMEN Gaming Hubの電源モードが4段階(ECO・最適・パフォーマンス・非制限)用意されています。
CINEBENCH R23を2つのモードで計測したところ、違いがはっきり出ました。
マルチコアは、非制限モードがパフォーマンスモードを約1%上回りました。
一方でシングルコアは、パフォーマンスモードが非制限モードより約14%高くなっています。
計測は、CINEBENCHを2つのモードで、3DMark・CrystalDiskMark・Blenderをパフォーマンスモードで、ゲームを非制限モードで行いました。
日常のアプリはパフォーマンスモード、ゲームは非制限モードという分け方です。
実使用感 ─ ゲームの実測fps

ゲームはすべてAC接続で、OMEN Gaming Hubを非制限モードに固定して録画・計測しました。
fpsはSteamのオーバーレイの表示を30秒ごとに読み取った瞬間値の平均で、「プレイ中に表示されたfps」として扱います。
どの値も録画しながら計測した数字です。
フレーム生成(NVIDIA DLSS Frame Generation)が効いている場面は、画面に出る枚数(表示)と、ゲームが実際に描く枚数(描画)の両方を書きます。
フレーム生成やDLSSの仕組みはDLSS 4・4.5・5とは|仕組みと世代ごとの違いで詳しく解説しています。
Arc Raiders
設定は2560×1600・画質低・DLSS自動(アップスケーリング50%)、フレーム生成は6Xでプレイしました。
画面に表示された枚数は平均約299fps。
ただし、表示fpsはフレーム生成が間に補ったコマを含む数字です。
ゲームが実際に描いた枚数は平均約50fpsで、GPU使用率は97〜98%でした。
反応の速さを決めるのは描画の枚数(約50fps)のほうで、表示の約299fpsは画面の滑らかさに関わる数字です。
フレーム生成は条件によって見え方の印象が変わるため、オフの状態と見比べて判断するのをおすすめします。
Crimson Desert
設定は2048×1536・カスタム(モデル品質シネマティック中心・レイトレーシングオン)、DLSSはバランス、フレーム生成はオフでプレイしました。
実測のfpsは平均約70fps(瞬間値の範囲は59〜82fps)、GPU使用率は98〜100%でした。
画質を上げた設定での計測なので、同じタイトルを低画質・ネイティブ解像度で測った他機種の数字とは単純に並べられません。
ゲーム中に流れる民族調の音楽は、HyperX OMENのスピーカーで鳴らすととても美しく聞こえ、世界観への入り込みやすさを後押ししてくれました。
一方で、フィールドの草がなびく表現はほかのタイトルと比べてやや不自然に見える場面があり、設定による見え方なのかゲーム側の表現なのかは確認できていません。
Pragmata
設定は2048×1536・GI低・影最低など画質を抑えた構成、DLSSはバランス、フレーム生成はDLSS 4Xで、街での戦闘中に計測しました。
表示された枚数は平均約233fps、ゲームが実際に描いた枚数は平均約58fpsでした。
GPU使用率は94〜98%。
VRAMの使用量は7.3〜7.7GBまで伸び、8GBのVRAMをほぼ使い切る場面もありました。
テクスチャ設定を上げると、VRAM 8GBの容量が制約になる可能性があります。
オープニングの音楽もとても美しく聞こえ、ゲームの世界に入り込みやすい鳴り方でした。
非制限モードで計測した今回の数字は、ノートPCとは思えないほどの実力だと感じています。
発熱・静音性
3DMarkのグラフ上でカーソルを合わせた温度は、Steel Nomadのテスト中(約0分47秒)でCPU 84.71℃・GPU 66.59℃、Time SpyのCPUテスト中でCPU 94.50℃・GPU 51.97℃でした。
20回連続のSteel Nomadストレステスト中(約17分半)は、CPU 84.38℃・GPU 70.41℃でした。
いずれも「最大」「平均」ではなく、グラフ上の1点としての値です。
ファンの音は、パフォーマンスモードと非制限モードのどちらでも、一般的なゲーミングノートPCと同じくらいの音がします。
キーボード面はとりわけ熱く感じる場面はありませんでした。
一方で、パフォーマンスモードでゲームを立ち上げたときは、排気からかなり熱い風が出てきます。
数値で比べた結果ではありませんが、インテル版より温度が上がりやすい体感で、AMDのCPU特性による傾向と考えられます。
シリーズ内比較:どの構成を選ぶか
HyperX OMEN 15は、AMD版3構成とインテル版2構成(2026年10月時点の現行モデル)で選べます。
価格には、各構成の確認日を記載しています。
| モデル | CPU / GPU / メモリ | 価格(税込) | おすすめの人 |
|---|---|---|---|
| アドバンスコア【AMD】 | Ryzen 7 8745HX RTX 5060 / 16GB | ¥272,800〜 (10月29日時点) | RTX 5060を最安で手に入れたい人 |
| アドバンス【AMD】 15-gb0211AX | Ryzen 7 8745HX RTX 5060 / 16GB | ¥279,800〜 (10月29日時点) | RTX 5060で2.5K・180Hzの画面と1TBを選びたい人 |
| アドバンスプラス【AMD】 15-gb0151AX (レビュー機) | Ryzen 7 8745HX RTX 5070 / 24GB | ¥329,800〜 (10月29日時点) | GPUパフォーマンスとメモリ容量を優先する人 |
| スタンダードコア 15-ga0261TX | Core i5-14500HX RTX 5050 / 16GB | ¥262,800〜 (10月26日時点) | カジュアルにゲームを始めたい人 |
| パフォーマンスv2 15-ga0116TX | Core i7-14650HX RTX 5060 / 16GB | ¥282,880〜 (10月26日時点) | 軽さを優先する人 |
GPUパフォーマンスとメモリ容量を重視するなら、レビュー機のアドバンスプラスモデルが選びやすい構成。
同じAMD版で価格を抑えたいなら、アドバンスコアモデル(RTX 5060・16GB・2K画面)が57,000円安く手に入ります。
持ち運ぶ機会があって軽さを優先するなら、インテル版のパフォーマンスv2が候補です。
HP製品は値動きが大きいシリーズなので、直近の値動きはゲーミングPCセールガイドで追っています。
≫ゲーミングPCセールガイド
価格とコスパ評価
HP希望販売価格は342,100円(税込)、キャンペーン価格は329,800円(税込)〜です(2026年10月29日時点)。
値引き額は12,300円でした。
手数料0%の分割払いも36回まで選べます。
メーカーごとに分割払いの実質負担は変わるので、詳しくは分割払いガイドにまとめています。
2026年10月時点では現行の5構成すべてが公式セールの対象のため、当サイト限定の7%OFFクーポンとの併用はできません。
HP公式サイトは、クーポンとセールのうち価格が低いほうを自動で表示する仕組みになっています。
コストパフォーマンスをどう見るかは、何に重きを置くかで変わります。
RTX 5070・24GBメモリ・2.5K 180Hzを1台にそろえた構成です。
ストレステスト98.9%という安定度も含めると、長く重めのゲームを遊ぶ前提なら納得できる価格だと感じました。
構成の選び方は、ゲーミングノートPCの選び方で基準を解説しています。
総合評価と結論
HyperX OMEN 15(AMD)アドバンスプラスモデルを一言でまとめるなら、RTX 5070を115Wで動かし、長時間でもパフォーマンスを保てる据え置き向けの15.3型です。
良かった点
- Steel Nomadストレステスト安定度98.9%。長時間プレイでもパフォーマンスが落ちにくい
- Time Spy 13,015・Steel Nomad 3,075で、同じハードウェア構成の平均どおりの実測値
- メモリ24GBを1枚差しで装着。あとから1枚足して増やせる余地がある
- 実測ガンマ2.2で基準に近い色の出方。180Hzの滑らかさと両立している
- CrystalDiskMark読み込み7,094.76MB/s・書き込み5,923.32MB/sと高速なSSD
- USB Type-C・Type-A・HDMI 2.1・有線LANと接続まわりが充実。Wi-Fi 7にも対応
- 8000Hzポーリングレート対応のキーボードを搭載
気になった点
- VRAMは8GBで、重めのタイトルでは使用量が7.3〜7.7GBまで伸びる場面があった。テクスチャなどの画質設定で調整する前提で選ぶと安心
- 質量は約2.42kgで、インテル版(約2.21kg)より約0.2kg重い。持ち運ぶ機会が多いならインテル版も比較候補
- バッテリー実測は約3時間43分(公称約9時間30分とは条件が違う)。ゲームはAC接続で使う前提で選ぶと安心
- フレーム生成を使うと表示fpsは描画fpsより大きく出る。反応の速さは描画fpsで判断し、オフと見比べて決めると安心
おすすめの人
据え置きで重めのゲームを2.5K解像度で遊びたい人におすすめのモデルです。
メモリを後から増やしたい人、配信や録画を同時に回したい人にも合います。
ストレステスト98.9%という実測から、長時間のプレイでもパフォーマンスの落ちにくさを重視する人にもおすすめです。
確認してほしい人
毎日持ち運ぶ人や、電池だけで長く使いたい人は、気になった点の重さとバッテリーの実測を確認してから選ぶのをおすすめします。
ACアダプターの重さも、持ち運ぶ前に確かめておくと安心です。
同じRTX 5070を16型・有機ELで動かすとどう変わるかは、HyperX OMEN 16の実測記事で確かめられます。
HyperX OMEN 16(インテル・RTX 5070)の実測レビュー|2.5K有機ELパネルの検証
まとめ:HyperX OMEN 15(AMD)はこんな人におすすめ
長時間のプレイでもパフォーマンスを落としたくない人、メモリを後から増やす余地を残しておきたい人におすすめの1台です。
RTX 5070を115Wで動かし、ストレステスト98.9%という安定度で実測できたのがレビュー機の一番の収穫でした。
重さと電池の実測だけは、持ち運びや外出先での利用を考える人に確認してほしいポイントとして残しておきます。
よくある質問(FAQ)
Q1. AMD版とインテル版、どちらを選ぶべきですか?
GPUパフォーマンスとメモリ容量を優先するならAMD版のアドバンスプラスモデル(RTX 5070・24GB・329,800円〜)です。
持ち運ぶ機会があって軽さを優先するなら、インテル版のパフォーマンスv2(Core i7-14650HX・RTX 5060・約2.21kg・282,880円〜)が候補です(いずれも2026年10月時点の価格)。
Q2. ゲームはどのくらいのフレームレートで動きますか?
当サイトの実測で、Arc Raidersはフレーム生成6Xで表示約299fps(実際の描画は約50fps)、Crimson Desertは画質を上げた設定で平均約70fps、Pragmataはフレーム生成4Xで表示約233fps(描画は約58fps)でした。
フレーム生成を使うと表示上の数字は大きく伸びますが、反応の速さに関わるのは描画のfpsです。
Q3. メモリは後から増設できますか?
できます。
レビュー機は24GBを1枚差しで、スロットが1基空いている構成でした。
2チャネルのうち1つしか使っていない形なので、2枚目を足せば帯域も使いきれます。
分解と交換は自己責任での作業になるため、保証の扱いは購入前にHP公式サイトで確認するのをおすすめします。
Q4. 発熱は大丈夫ですか?
3DMarkのグラフで見た1点では、Steel Nomadのテスト中にCPU 84.71℃・GPU 66.59℃、ストレステスト開始から約17分半の時点でCPU 84.38℃・GPU 70.41℃でした。
20回連続のストレステストでも安定度98.9%を保っていて、温度の上昇だけでパフォーマンスが大きく落ちる様子は見られませんでした。
Q5. モードでCINEBENCHのスコアは変わりますか?
変わります。
OMEN Gaming Hubのパフォーマンスモードと非制限モードで計測すると、マルチコアは非制限モードが約1%高く、シングルコアはパフォーマンスモードが約14%高い結果でした。
当サイトでは、日常のアプリをパフォーマンスモード、ゲームを非制限モードで計測しています。
Q6. SSDの速度はどれくらいですか?
CrystalDiskMark 8.0.6のSEQ1M Q8T1で、読み込み7,094.76MB/s、書き込み5,923.32MB/sでした。
大容量ゲームのインストールや録画データの書き出しで、待たされる感覚の少ない速度です。
Q7. バッテリーはどれくらい持ちますか?
公称は約9時間30分ですが、測定方法の注記はありません。
当サイトの実測は、動画の連続再生・省電力モード・明るさ60%の条件で約3時間43分でした。
ゲームの計測はすべてAC接続で行ったので、ゲームはAC接続での利用をおすすめします。
Q8. 画面の見え方はインテル版と違いますか?
違います。
レビュー機の実測ガンマは2.2で基準値に近く、インテル版は1.6で暗部が持ち上がる特性でした。
インテル版は暗いシーンで細部が見えやすい一方、レビュー機は色の基準に近い表示が特徴です。
色管理が必要な作業にはレビュー機のほうが向いています。
Q9. 持ち運びには向いていますか?
質量は約2.42kgです。
インテル版(約2.21kg)より約0.2kg重いため、毎日持ち運ぶ前提なら差を感じる場面があります。
据え置きで使う前提なら、この重さは気にしなくてよいポイントです。
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