Lenovo LOQ 15AHP11 解説|CPUは前モデルと同じRyzen 7 250。当サイト実測で読む性能とRTX 5050/5060/5070の選び方【2026年9月】
新しい型番が出たとき、私がまず気にするのは中身がどれだけ入れ替わったかです。
LOQ 15AHP11のCPUは、AMD Ryzen 7 250。
前モデルのLOQ 15AHP10と同じ型番です。
この一致は、買う側にとっては意外と助けになります。
というのも、当サイトはLOQ 15AHP10の実機を借りて測っているからです。
構成はRyzen 7 250とGeForce RTX 5060。
3DMark Time Spyのスコアは11,645です。
モンスターハンターワイルズはフルHD高設定・フレーム生成ONで平均115.46fpsでした。
CPUが据え置きなら、その数字は新型を読むときの土台になります。
では15AHP11で何が変わったのか。
答えは筐体と画面、そしてRTX 5050からRTX 5070まで広がったGPUの選択肢です。
レノボ・ジャパンの公式仕様とPassMarkの公開スコア、当サイトの実測を突き合わせて整理しました。
- CPUは前モデル15AHP10と同じRyzen 7 250。当サイトが実機で測った前モデルの数字が手がかりになる
- 変わったのは筐体と画面。15.6型FHD 144Hz・約2.4kgから、15.3型WUXGA 165Hz sRGB 100%・約2.1kgへ
- GPUはRTX 5050・5060・5070から選べる。239,800円からで、前モデルとの差は約1万円
- メモリとSSDについて、公式が「拡張可能」と明記
- 239,800円は固定構成の83TN00DEJP。RTX 5050・16GB・512GBの組み合わせ
この記事は、レノボ・ジャパン公式のLOQ 15AHP11製品ページをもとに、2026年9月22日時点で整理したものです。
CPUとGPUの性能は、PassMark Software社の公式サイトのスコアで補いました。
当サイトが実機で測った別機種4台の値も添えています。
LOQ 15AHP11そのものは、当サイトでまだ計測していません。
この本体でのフレームレート、発熱、動作音、バッテリー駆動時間は評価の対象外です。
体感の参考になるのは、当サイトが実機で計測した前モデルと兄弟機です。
LOQ 15AHP10のレビューとLOQ 15IPH11のレビューもあわせてご覧ください。
製品概要・基本スペック一覧
LOQ 15AHP11は、約2.1kgの筐体に15.3型・165Hzのパネルを載せたゲーミングノートです。
AMDのRyzen 7 250に、GeForce RTX 5050かRTX 5060を組み合わせます。
固定構成とカスタマイズの両方で売られていて、型番は全部で4つ。

| 項目 | 内容 |
| 価格 | 239,800円から (税込・通常価格258,500円・2026年9月22日時点) 239,800円は83TN00DEJPの固定構成 |
| 製品コード | LEN101Q0016 |
| 型番 | 83TN00DEJP(固定構成) 83TNCTO1WWJP4/83TNCTO1WWJP5/83TNCTO1WWJP2(カスタマイズ) |
| 販売形態 | 固定構成+カスタマイズ |
| OS | Windows 11 Home 64bit 日本語版 |
| CPU | AMD Ryzen 7 250(8コア) |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5050/RTX 5060/RTX 5070 Laptop GPU いずれも8GB GDDR7 (239,800円の構成はRTX 5050) |
| メモリ | 16GB/24GB/32GB 239,800円の構成は16GB DDR5-5600MT/s(SODIMM) (公式の特長欄に「デュアル RAM & SSD スロット(拡張可能)」の記載) |
| ストレージ | 512GB/1TB/2TB(PCIe NVMe/M.2・QLCとTLC) 239,800円の構成は512GB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 QLC |
| ディスプレイ | 15.3型 WUXGA(1920×1200)IPS・16:10 165Hz、sRGB 100%、300nit NVIDIA G-SYNC、TÜV Low Blue Light カスタマイズで15.3型 WQXGA(2560×1600)・180Hz・400nit も選択可 |
| 端子 | Thunderbolt 4(Type-C/USB PD/DP Alt Mode)、 USB 10Gbps Type-A、USB 5Gbps Type-A、 HDMI、有線LAN(RJ-45)、 マイク/ヘッドホン・コンボ、電源コネクター、 プライバシーシャッター(電子式)スイッチ |
| 冷却 | Hyperchamber Cooling(公式の特長欄) |
| ソフト | Legion Space、DLSS 4対応(公式の特長欄) |
| カラー | ルナグレー/サージグリーン(優先生産モデル) |
| サイズ | 約344.9×254.83×20.9〜23.25mm |
| 質量 | 約2.1kg |
| バッテリー | 4セル 充電式リチウムイオン 60Wh |
| 電源アダプター | 245W |
| 通信 | Wi-Fi 6対応(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠)2×2、Bluetooth |
| カメラ | 500万画素カメラ(電子式プライバシーシャッター付)、マイク |
| キーボード | 1-Zone RGBバックライト付、エクリプスブラック – 日本語 |
| 指紋センサー | なし(ポインティングデバイスはタッチパッド) |
| Office | Microsoft 365 試用版 |
| 保証 | 1年間 Legion Ultimate Support (カスタマイズ画面の標準保証欄は「1年間 引き取り修理」と表示。公式内で表記が分かれています) |
| 公式サイト | レノボ公式のLOQセール会場を見る |
LOQというシリーズと、15AHP11の立ち位置
レノボのゲーミングノートは、上位のLegionと、その下のLOQという2本立てです。
LOQは予算を抑えた層を受け持つシリーズです。
当サイトも15AHP10、15IRX10、15IPH11、Essential Gen 9を実機で測ってきました。
15AHP11は、そのLOQのAMD版を新しい筐体へ載せ替えたモデルです。
2026年9月22日時点で、レノボ・ジャパンが売っている現行世代のLOQノートは4機種あります。
RTX 3050のEssential 15IRH11が174,760円から。
内蔵グラフィックスのEssential 15IPH11は241,450円からです。
専用GPU付きの標準モデルは、この15AHP11が239,800円から。
インテル版の15IPH11が284,990円からです。
前モデルの15AHP10も229,801円からで併売が続いています。
この並びの中で、15AHP11は「専用GPU付きで一番安い入口」を受け持ちます。
RTX 5050を選べるLOQは、2026年9月22日時点ではこの機種だけ。
インテル版の15IPH11はRTX 5060の構成に絞られていて、RTX 5070まで選べるのも15AHP11だけです。
型番の読み方にも触れておきます。
頭の「15」は画面サイズ、続く「AHP」がAMD版、「IPH」「IRH」がインテル版を指す記号です。
末尾の数字が世代で、15AHP10の次が15AHP11。
公式サイトのLOQ一覧ページには、15AHP11のシリーズ図もあります。
図の表記は「最大 Ryzen 9 9955HX/最大 RTX 5050 まで」です。
製品ページの仕様は、CPUがRyzen 7 250のみ、GPUがRTX 5050とRTX 5060。
この記事は製品ページの記載を採りました。
LOQ 15AHP11の3つのポイント

ポイント①:CPUが据え置きだから、前モデルの実測が効く
15AHP11のCPUはRyzen 7 250です。
前モデルの15AHP10と同じ型番で、世代を飛ばした更新ではありません。
ゲーミングノートの記事では「CPUが変わっていない」は物足りない話に聞こえがちです。
ただ、買う側の実利で考えると、性能の見当がつけやすいという利点があります。
当サイトは15AHP10の実機を借りて計測しました。
Ryzen 7 250とRTX 5060の構成で、3DMark Time Spyは11,645。
モンスターハンターワイルズはフルHD高設定・フレーム生成ONで平均115.46fpsでした。
同じCPUと同じGPUの組み合わせが新しい筐体に載るので、この数字は15AHP11を読むときの出発点になります。
それでも、そのまま同じ結果になるとは限りません。
15AHP11は本体が約300g軽く、厚みも寸法も変わっています。
冷却の余裕が変われば、長時間動かしたときの落ち着きどころも変わります。
正直、ここは実機を借りて測るまで埋められない部分です。
ポイント②:画面が165Hz・sRGB 100%へ上がった

変更の中で分かりやすいのが画面です。
15AHP10は15.6型のフルHD・144Hz、比率は16:9でした。
15AHP11は15.3型のWUXGA(1920×1200)・165Hz、比率は16:10です。
縦のドット数が1080から1200へ増え、色域もsRGB 100%になりました。
この仕様は、上位のLOQ 15IPH11と同じ並びです。
当サイトが15IPH11を実機で測ったとき、sRGBは100%、最大輝度は実測335nitでした。
15AHP11の公称は300nitで、実測値は当サイトでまだ確かめていません。
NVIDIA G-SYNCは、画面のずれやティアリングを抑える装備です。
縦に120ドット増える効果は、ゲーム以外で実感しやすい部分です。
資料やコードを開いたときに1行でも多く見えます。
画面サイズは0.3型小さくなりましたが、情報量はむしろ増えました。
私はこの変更を、前モデルからの一番わかりやすい進歩だと受け取りました。
ポイント③:メモリとSSDは「拡張可能」と公式に記載
公式ページの特長欄には「デュアル RAM & SSD スロット(拡張可能)」と書かれています。
購入後の拡張を検討できる点は、メモリを基板に直付けした機種との違いです。
同じLOQでも、Essential 15IPH11は16GBのオンボード固定。
ただし、15AHP11のスロット本数と空きは確認できていないため、購入後にそのまま増設できるとは限りません。
239,800円の構成を見ると、メモリは16GBのDDR5-5600MT/sで、表記はSODIMM。
基板に直付けではなく、差し込み式のモジュールです。
ただし、スロットが何本あって何本空いているかまでは購入画面から読めません。
2本とも埋まっていれば、増やすときは差し替えになります。
本体を開ける作業はメーカーの保証条件に関わるため、手を入れるなら自己責任です。
確実に容量が欲しい方は、購入時に32GBを選んでおくのが安心です。
ノートPCのメモリがなぜ直付けへ向かっているのかは、ノートPCのメモリがオンボード化している理由で整理しています。
部品を交換できる可能性が残る点は、長く使いたい人にとって確認する価値があります。
デザイン・外観
本体カラーはルナグレーの1色です。
外形は幅約344.9mm、奥行き約254.83mm、厚みは約20.9〜23.25mmです。
質量は約2.1kg。
前モデルの15AHP10は約359.86×258.7mm・約2.4kg。
横幅で約15mm、重さで約300g減りました。
この寸法は、LOQ 15IPH11とEssential 15IPH11に共通です。
15.3型のLOQは3機種とも同じ外形で、見た目だけでは中身を判別できません。
購入画面では、GPU名と型番を必ず確認してください。
2.1kgという数字は、ゲーミングノートとしては軽いほうです。
とはいえ、毎日カバンに入れて通うには負担を感じる重さです。
ACアダプターも245Wで、内蔵グラフィックスのEssential 15IPH11に付く135Wより高出力。
持ち出すときは、本体だけでなくACアダプターも荷物に加わります。
机に据えて使い、必要なときだけ移動させる距離感が合います。
詳細スペック紹介
ディスプレイ
パネルは15.3型のIPSで、解像度が1920×1200のWUXGA。
縦横の比率は16:10です。
リフレッシュレートは165Hz、色域はsRGB 100%、明るさの公称は300nit。
NVIDIA G-SYNCとTÜV Low Blue Lightにも対応します。
G-SYNCは、GPUが描く速さと画面の更新の速さを合わせる仕組みです。
フレームレートが上下する場面でも、画面が横に裂けたように見えるティアリングを抑えられます。
165Hzのパネルと組み合わせたとき、対戦ゲームで効いてくる装備。
メモリとストレージ
メモリは16GBと32GBから選べます。
ストレージは512GBと1TBで、どちらもPCIe NVMeのM.2 SSDです。
メモリの規格とスロットの本数は、製品ページ本文に記載がありません。
239,800円の83TN00DEJPだけは、カスタマイズ画面でDDR5-5600のSODIMMと確認できました。
最近のゲームは1本で100GBを超えるものが珍しくありません。
512GBだと、OSと合わせて数本入れた時点で手狭になります。
私は1TBを選ぶか、あとからSSDを足せる構成で始めるほうが長く使えると考えています。
接続ポート
端子はゲーミングノートらしくよく揃っています。
まずThunderbolt 4(Type-C・USB PD・DP Alt Mode対応)。
USB 10GbpsのType-A、USB 5GbpsのType-A、HDMI、有線LANのRJ-45も揃います。
ほかにマイク/ヘッドホン・コンボ、電源コネクター、プライバシーシャッターの電子式スイッチが並びます。
有線LANが残っているのは、オンライン対戦を考える人には見逃せない装備です。
Thunderbolt 4があるので、対応する外部ディスプレイや外付けSSDも接続できます。
239,800円の83TN00DEJPは、Wi-Fi 6の2×2に対応します。
ソフトウェア
レノボはLegion Spaceというソフトを載せています。
動作モードの切り替えやゲームの管理をまとめる役割のアプリです。
GPU側では、RTX 50シリーズのDLSS 4に対応する点が特長欄に挙がっています。
DLSSは、低い解像度で描いた映像をAIで引き上げてフレームレートを稼ぐ仕組みです。
DLSS 4では、描いていないコマを生成して滑らかさを増す機能も使えます。
当サイトが15AHP10で測ったモンスターハンターワイルズも、フレーム生成ONの条件です。
平均は115.46fpsでした。
性能の見立て(PassMark公式+当サイトの実測)
LOQ 15AHP11そのものは当サイトで計測していません。
ただしCPUは前モデルと同じRyzen 7 250、GPUも当サイトが何度も測ってきたRTX 50シリーズです。
PassMarkの公開スコアと、当サイトの実測を並べて見当をつけます。
CPU:シングル性能はインテル勢に譲る(PassMark公式)
| CPU | 搭載機 | CPU Mark | シングル | 登録数 |
| Ryzen 7 250 | LOQ 15AHP11・15AHP10 | 25,046 | 3,672 | 576件 |
| Core Ultra 7 356H | LOQ 15IPH11 | 34,140 | 4,074 | 201件 |
| Core Ultra X7 358H | LOQ Essential 15IPH11 | 33,673 | 4,090 | 384件 |
数字だけ見ると、Ryzen 7 250はインテルのH系上位に差をつけられます。
マルチスレッドのCPU Markは25,046です。
LOQ 15IPH11のCore Ultra 7 356H(34,140)より約27%低い値。
シングルスレッドも3,672対4,074で、約10%の開きがあります。
ただし、この差をそのまま「ゲームが27%遅い」と読むのは正確ではありません。
ゲーム中の負荷はGPUにもかかるため、CPU Markの差とゲームのフレームレート差は一致しません。
Ryzen 7 250の登録数は576件で、PassMarkの誤差表示も小さいほう。
CPU据え置きと聞くと物足りなく感じますが、ゲーム性能はGPUとの組み合わせや冷却を含めて見る必要があります。
GPU:RTX 5050から5070まで約36%の幅(PassMark公式)

| GPU | 搭載機 | G3D Mark | 順位 |
| GeForce RTX 5070 Laptop | 15AHP11の上位構成 | 19,097 | 105位 |
| GeForce RTX 5060 Laptop | 15AHP11のカスタマイズ | 16,733 | 138位 |
| GeForce RTX 4050 Laptop(前世代) | 参考 | 14,208 | 190位 |
| GeForce RTX 5050 Laptop | 15AHP11の標準構成 | 14,013 | 197位 |
| GeForce RTX 3050 Laptop | LOQ Essential 15IRH11 | 11,966 | 252位 |
| インテル Arc B390(内蔵) | LOQ Essential 15IPH11 | 8,972 | 339位 |
RTX 5050を基準にすると、RTX 5060が約19%上、RTX 5070が約36%上です。
Essential 15IRH11のRTX 3050と比べると、RTX 5050でも約17%上。
専用GPUを積まないEssential 15IPH11のArc B390(8,966)とは、RTX 5050でも約56%の開きがあります。
気をつけたい数字も1つあります。
前世代のRTX 4050 Laptopが14,208で、RTX 5050の14,013をわずかに上回っています。
このスコアにはDLSS 4のフレーム生成が反映されません。
実際のゲームでは対応タイトルでRTX 50側が伸びるため、数字の上下だけで世代の優劣を決めないほうが正確です。
当サイトが実機で測ったRTX 5060機・5070機

| 機種 | CPU | GPU | Time Spy |
| HyperX OMEN 16-am2062TX | Core i7-14650HX | RTX 5070 | 14,048 |
| Legion 5i Gen 10 | Core i7-14700HX | RTX 5060 | 12,778 |
| LOQ 15IPH11 | Core Ultra 7 356H | RTX 5060 | 12,560 |
| LOQ 15AHP10(前モデル) | Ryzen 7 250 | RTX 5060 | 11,645 |
同じRTX 5060でも、実測のTime Spyは11,645から12,778まで散らばります。
Ryzen 7 250の15AHP10を基準にすると、15IPH11が約7.9%、Legion 5i Gen 10が約9.7%上。
ここが、CPUの違いが表に出てくる部分です。
興味深いのは、RTX 5070機を並べたときです。
当サイトが日本HPからお借りしたHyperX OMEN 16-am2062TXは14,048でした。
RTX 5060の最高値だったLegion 5i Gen 10(12,778)との差は約10%。
一方で、同じRTX 5060を積む3台の中でも11,645から12,778まで約10%開いています。
型番を1つ上げて得られる差と、同じ型番の中で機種によって生まれる差が、ほぼ同じ大きさ。
GPUの型番だけで速さが決まるわけではない、という見方の裏づけになります。
ただしTime Spyの総合スコアには、CPUのテスト結果も含まれます。
CPUのスコアが引っ張る分があるので、描画そのものの差はこの数字より小さくなります。
実際のゲームでの差を知りたい方は、それぞれのレビュー記事で個別のタイトルの数字を見てください。
同じRTX 5060でも機種で結果が変わる事情は、RTX 50シリーズの選び方ガイドにまとめています。
スコアの出どころを整理しておきます。
CPU MarkとG3D Markは、PassMark Software社の公式サイトの平均値です。
取得日は2026年9月22日。
世界中のユーザーが登録した結果をならしたもので、特定の機種の値ではありません。
Time Spyとモンスターハンターワイルズの平均fpsは、当サイトが実機で測った値。
測った本体は、LOQ 15AHP10とLOQ 15IPH11、Legion 5i Gen 10、HyperX OMEN 16-am2062TXの4台。
いずれもLOQ 15AHP11ではありません。
冷却設計(当サイト未計測)
冷却について、レノボは特長欄でHyperchamber Coolingという名前を挙げています。
Legion Spaceから動作モードを切り替えられる点も公式の説明にあります。
ファンの構成や吸排気の詳しい仕組みは、製品ページ本文からは読み取れません。
当サイトは15AHP11の動作音も表面温度も計測していないため、数値は書きません。
ゲーミングノートで実際に気になるのは、負荷をかけ続けたときのファンの音と手のひらが触れる面の熱さです。
貸出機を確保できた時点で、負荷をかけた状態の音と熱を計測してこの節を書き直します。
構成比較:RTX 5050・5060・5070から選ぶ
15AHP11は、あらかじめ中身が決まったモデルと、自分で組むカスタマイズの両方で売られています。
レノボ公式の一覧に並ぶのは4モデル。
基本構成はRTX 5050かRTX 5070で、RTX 5060はカスタマイズで選ぶ形です。
239,800円はいちばん安いルナグレーの構成になります。

| モデル | GPU | カラー | 価格 |
| ルナグレー (TGS2026クーポン対象) | RTX 5050 8GB GDDR7 | ルナグレー | 239,800円 (通常258,500円) |
| 通常モデル | RTX 5050 8GB GDDR7 | ルナグレー | 245,565円 (通常258,365円) |
| 優先生産モデル | RTX 5070 8GB GDDR7 | ルナグレー | 279,670円 (通常294,265円) |
| 優先生産モデル (マウス同梱) | RTX 5070 8GB GDDR7 | サージグリーン | 283,850円 (通常298,665円) |
クーポンの扱いには注意が必要です。
東京ゲームショウ出展記念の「TGS2026」で7%引きになるのは、いちばん安いルナグレーの構成だけ。
残る3モデルの表示価格は、クーポンを使う前の値段ではなく、それ自体が割引後の金額です。
並べて見るときに混同しやすいところ。
カスタマイズで何をいくらで足せるか
通常モデル(245,565円)の購入画面で選べる項目と、その加算額を並べました。
加算額は、いま選んでいる構成からの差額です。
| 項目 | 標準 | 変更できる選択肢 | 加算額 |
| グラフィックス | RTX 5050 8GB GDDR7 | RTX 5060 8GB GDDR7 | +12,700円 |
| RTX 5070 8GB GDDR7 | +35,900円 | ||
| ディスプレイ | 15.3型 WUXGA 1920×1200・165Hz・300nit | 15.3型 WQXGA 2560×1600・180Hz・400nit | +4,500円 |
| メモリ | 16GB DDR5-5600 SODIMM | 24GB DDR5-5600 SODIMM | +30,200円 |
| 32GB(16GB×2) | +46,400円 | ||
| ストレージ | 512GB Gen4 QLC | 512GB Gen4 TLC | +1,300円 |
| 1TB Gen4 QLC | +14,200円 | ||
| 1TB Gen4 TLC | +16,700円 | ||
| 2TB Gen4 QLC(期間限定) | +14,200円 | ||
| OS | Windows 11 Home 64bit | Windows 11 Pro 64bit | +16,500円 |
| Microsoftソフト | Microsoft 365 試用版 | Microsoft 365 Personal 24か月版+Office Home & Business 2024 | +26,950円 |
| マウス | なし | ワイヤレス Bluetooth RGBゲーミングマウス(ブラック) | +1,800円 |
この表で目を引くのが2TB SSDです。
1TBと同じ+14,200円で、期間限定の値引きが入っています。
大きめのタイトルを何本も入れる方には、素直に効いてくる選択肢。
私なら、ここは迷わず足しておきます。
WQXGAの画面も+4,500円と手頃です。
2560×1600へ上がり、リフレッシュレートは180Hz、明るさは400nit。
解像度が上がる分だけGPUの負担は増えるので、RTX 5050と組み合わせるなら描画設定の調整が前提になります。
優先生産モデルのサージグリーンでは、そもそもWQXGAを選べません。
メモリの24GBは+30,200円、32GBは+46,400円。
16GBとの差が大きいので、私は購入時に無理をせず、必要になってから差し替える手も残しておくと考えています。
SODIMM表記なので、その道は閉じていません。
GPUはどれを選ぶか
PassMark公式のG3D Markで見ると、RTX 5050が14,013、RTX 5060が16,733、RTX 5070が19,097です。
RTX 5050を基準にすると、RTX 5060が約19%上、RTX 5070が約36%上。
加算額は+12,700円と+35,900円なので、上げ幅と値段はおおむね釣り合っています。
ただし当サイトの実測では、同じ型番の中でも機種によって約10%開きます。
スコアの差がそのまま出るとは限らない点は、頭に置いておきたいところです。
遊びたいタイトルの重さで決まる部分です。
フルHDで軽めから中くらいのタイトルが中心ならRTX 5050。
重いタイトルを高い設定で動かしたい方はRTX 5060、WQXGAの画面と組み合わせて数年先まで使いたい方はRTX 5070が候補になります。
GPUの型番の見方はゲーミングPCのGPUの選び方で整理しています。
保証の表記について1つ補足します。
公式の一覧では4モデルとも「1年間 Legion Ultimate Support」と書かれています。
一方でカスタマイズ画面の標準保証欄は「1年間 引き取り修理」の表示。
レノボ公式のなかで表記が分かれているため、注文前に購入画面で確かめてください。
前モデル15AHP10・インテル版15IPH11との比較

| 項目 | LOQ 15AHP11 | LOQ 15AHP10(前モデル) | LOQ 15IPH11(インテル版) |
| CPU | Ryzen 7 250 | Ryzen 7 250 | Core Ultra 7 356H |
| GPU | RTX 5050/5060/5070 | RTX 5060 | RTX 5060 |
| 画面 | 15.3型 WUXGA 165Hz sRGB 100%・G-SYNC | 15.6型 FHD 144Hz | 15.3型 WUXGA 165Hz G-SYNC |
| 質量 | 約2.1kg | 約2.4kg | 約2.1kg |
| 当サイト実測 Time Spy | 未計測 | 11,645 | 12,560 |
| 価格 | 239,800円から | 229,801円から | 284,990円から |
前モデルの15AHP10とは約1万円の差です。
CPUが同じなので、この1万円はCPU性能に払う差額ではありません。
約300g軽い筐体と、165HzでsRGB 100%の画面。
縦に120ドット広い表示、そしてRTX 5050という安い入口。
私は、この4点に1万円を払うかどうかという判断だと考えています。
インテル版の15IPH11とは約4.5万円の差があります。
当サイトの実測では、同じRTX 5060でもTime Spyに開きがあります。
前モデル15AHP10が11,645、15IPH11が12,560で、差は約7.9%。
その差に4.5万円を払うかどうかは、用途しだいです。
配信や動画編集のようにCPUを使う作業を重ねるなら、15IPH11が向きます。
ゲームが主目的で予算を抑えたい方には、15AHP11が合います。
価格とコスパ評価
2026年9月22日時点の販売価格は239,800円から、通常価格は258,500円です。
239,800円はルナグレーの構成で、RTX 5050、16GBメモリ、512GB SSDを積みます。
東京ゲームショウ出展記念クーポン「TGS2026」で7%引きになるのも、この構成だけ。
レノボの直販は供給に合わせて構成も価格も動くため、注文前に購入画面で最新価格を確かめてください。
描画性能あたりの値段で見ると、15AHP11の位置は分かりやすいところにあります。
同じLOQで内蔵グラフィックスのEssential 15IPH11は、241,450円からです。
15AHP11なら1,650円安く、専用GPUまで付く計算。
PassMarkのG3D Markでは、RTX 5050の14,013に対してArc B390が8,972です。
ゲームを主目的にするなら、この価格帯でまず見ておきたい1台だと私は考えています。
一方で、前モデルの15AHP10が229,801円から併売されている点も無視できません。
筐体と画面の刷新に1万円を払う価値を感じないなら、前モデルを選ぶ判断もあります。
価格の動き方そのものが気になる方はパソコンの買い時もどうぞ。
総合評価と結論

良かった点
- CPUが前モデルと同じRyzen 7 250。前モデル15AHP10の当サイト実測が手がかりになる。Time Spyは11,645、モンハンワイルズは平均115.46fps
- 画面が15.3型WUXGA・165Hz・sRGB 100%・G-SYNC対応へ上がり、上位LOQと同じ並びになった
- 前モデルより約300g軽い約2.1kg。横幅も約15mm縮んだ
- 公式が「デュアル RAM & SSD スロット(拡張可能)」と明記し、後から容量を足す道がある
- Thunderbolt 4と有線LANの両方を備える
- 239,800円の構成でメモリがSODIMM表記。バッテリーは60Wh、保証は1年間のLegion Ultimate Support
- GPUをRTX 5050・5060・5070から選べる。2026年9月22日時点でRTX 5070まで選べるLOQはこの機種だけ
気になった点
- CPUが前モデルから据え置きで、PassMark公式のCPU MarkはインテルH系上位より約27%低い
- 当サイト実測では、同じRTX 5060でもTime Spyが15IPH11より約7.9%低い(15AHP10での値)
- メモリの増量が高い。24GBで+30,200円、32GBで+46,400円
- RTX 5050のG3D Markは14,011。PassMarkでは前世代のRTX 4050(14,207)をわずかに下回る
- ACアダプターが245Wと大きく、持ち運ぶと本体2.1kgに上乗せされる
- 239,800円の83TN00DEJPは無線がWi-Fi 6(2×2)で、指紋センサーも非搭載。ほかの型番でWi-Fi 6Eや7を選べるかは確認できていない
- カスタマイズ3型番の中身と価格は購入画面を開かないと分からない
- この本体は当サイト未計測。フレームレート・発熱・動作音・電池持ちを確かめていない
LOQ 15AHP11が向いている人
- ゲームが主目的で、24万円前後に予算を収めたい人
- フルHD中心で遊び、RTX 5050で価格を抑えたい人。上を見るならRTX 5060やRTX 5070も選べる
- メモリやSSDを交換・増設できる可能性を残しておきたい人
- 165HzでsRGB 100%の画面を、ゲーム以外の作業にも使いたい人
- 構成を自分で組まず、中身が決まった固定構成をそのまま買いたい人
他のモデルも検討すべき人
- 配信や動画編集でCPUを使い込む人(LOQ 15IPH11のCore Ultra 7 356H構成)
- 約1万円を節約したい人(前モデルのLOQ 15AHP10が併売中)
- 17万円台まで予算を下げたい人(RTX 3050のLOQ Essential 15IRH11)
- 2kgを切る軽さや、毎日の持ち歩きを優先する人
私は、LOQ 15AHP11を「前モデルのCPUを引き継ぎ、画面と筐体を刷新した1台」と見ています。
CPUが据え置きだからこそ、当サイトが前モデルで測った数字を性能の手がかりにできます。
ゲームを中心に考え、24万円前後に収めたい人が検討しやすい構成です。
🎮 ゲーミングノート選びで迷ったら
予算別・GPU別のおすすめは ゲーミングノートPCおすすめ12選、選び方の基本は ゲーミングノートPCの選び方 にまとめています。
⚡ GPUの型番で迷ったら RTX 50シリーズ完全ガイド へ。当サイトが実機で測ったLOQは LOQ 15AHP10・LOQ 15IPH11、同じRTX 5060の上位機は Legion 5i Gen 10 のレビューで読めます。
まとめ:LOQ 15AHP11はこんな人におすすめ
LOQ 15AHP11は、Ryzen 7 250を積んだ15.3型のゲーミングノートです。
GPUはGeForce RTX 5050・5060・5070から選べ、画面もWQXGAへ上げられます。
239,800円からで、CPUは前モデルの15AHP10と同じ。
変わったのは約300g軽い筐体と、165Hz・sRGB 100%・G-SYNC対応の画面です。
ゲームを主目的に24万円前後で探している方は、まず候補に入れて差し支えない1台だと思います。
よくある質問(FAQ)
Q1. 前モデルのLOQ 15AHP10と何が違いますか?
CPUはどちらもRyzen 7 250で同じです。
変わったのは筐体と画面です。
15.6型フルHD・144Hz・約2.4kgから、15.3型WUXGA・165Hz・sRGB 100%・約2.1kgへ。
GPUの選択肢にRTX 5050が加わった点も違います。
価格は15AHP10が229,801円から、15AHP11が239,800円からで、確認時点の差は約1万円です。
Q2. RTX 5050・5060・5070はどれくらい違いますか?
PassMark公式のG3D Markでは、RTX 5050 Laptopが14,013、RTX 5060 Laptopが16,733、RTX 5070 Laptopが19,097です。
RTX 5050を基準にすると、RTX 5060が約19%上、RTX 5070が約36%上になります。
カスタマイズの加算額はRTX 5060が+12,700円、RTX 5070が+35,900円。
いずれもLOQ 15AHP11で測った値ではなく、各GPUの登録結果の平均です。
Q3. どれくらいのゲーム性能が期待できますか?
LOQ 15AHP11は当サイトで未計測のため、この本体での数字は出せません。
参考になるのは、同じRyzen 7 250とRTX 5060を積む前モデルのLOQ 15AHP10です。
当サイトの実測では、3DMark Time Spyが11,645でした。
モンスターハンターワイルズは、フルHD高設定・フレーム生成ONで平均115.46fps。
筐体と冷却が変わっているため、そのまま同じ結果になるとは限りません。
Q4. インテル版のLOQ 15IPH11とどちらが向きますか?
15IPH11はCore Ultra 7 356HとRTX 5060の構成で、284,990円から。
15AHP11より約4.5万円高い設定です。
当サイトの実測では、同じRTX 5060でもTime Spyに差が出ています。
15AHP10が11,645、15IPH11が12,560でした。
配信や動画編集のようにCPUを使う作業を重ねるなら、15IPH11が向きます。
ゲームが主目的で予算を抑えたい方には、15AHP11が合います。
Q5. メモリやストレージは後から増やせますか?
公式ページの特長欄に「デュアル RAM & SSD スロット(拡張可能)」と記載があります。
239,800円の構成(83TN00DEJP)のメモリは、16GB DDR5-5600MT/sのSODIMM表記。
基板への直付けではありません。
ただしスロットが何本あって何本空いているかは購入画面から読めず、当サイトも確認できていません。
本体を開ける作業はメーカーの保証条件に関わるため、自己責任になります。
確実に容量が欲しい方は、購入時に32GBを選んでおくと安心です。
Q6. 画面はゲーム以外の作業にも使えますか?
15.3型のWUXGA(1920×1200)IPSで、色域はsRGB 100%、比率は16:10です。
前モデルの16:9より縦に120ドット広く、資料や表を開いたときに見える行数が増えます。
明るさの公称は300nitで、当サイトでは実測していません。