HP OmniBook 7 14-hgと14-frを比較|新型と旧型はどっちを選ぶ?
HP OmniBook 7 14インチシリーズが、2025年の「14-fr」から2026年の「14-hg」へ世代交代しました。
ただ、旧型の14-frも現行モデルとしてまだ購入でき、価格はかなり手ごろです。
そのため「新型に買い替えるべきか」ではなく、用途に対してどちらが得かで選ぶのが正解になります。
結論を先に言うと、事務・普段使いなら旧型で十分、本格的な高性能が欲しいなら新型しか選べません。
この記事では、その理由をスペック・PassMarkベンチマーク・実売価格の3つで、正直に整理していきます。
なお、本記事は日本HPの公表スペック・製品特長資料・PassMark(cpubenchmark.net)の公開スコア・2026年7月時点の実売価格をもとにまとめています。
実機を分解しての検証は行っていないため、性能値はベンチマークの公開データをベースにしています。
最安値が表示される
結論:用途で選べば、答えは3つに分かれる

先に全体像です。
現行で買える4モデルを、用途と実売価格でマッピングすると次のようになります。
| こんな人に | おすすめモデル | 実売価格 |
| 事務・Web・動画視聴など普段使い | 旧 スタンダード(Ultra 5 225U) | ¥149,800〜 |
| 普段使い+大容量ストレージ(1TB)が欲しい | 旧 パフォーマンス(Ultra 7 255U) | ¥179,780〜 |
| AI機能・長時間バッテリー・ 最新環境に価値を感じる軽作業 | 新 スタンダード(Ultra 5 325) | ¥229,900〜 |
| 動画編集・重いマルチタスクなど本格的な高性能 | 新 パフォーマンス(Ultra 7 356H) | ¥369,600〜 |
ポイントは、旧型シリーズには「本物の高性能」の選択肢がないことと、普段使いなら旧型が圧倒的に安いことです。
この2点が、以下のベンチマークと価格で見えてきます。

「新型のほうが新しいから良い」で片づけず、自分の使い方に必要な性能はどこまでか、から逆算するのがおすすめです。
新旧スペック早見表(実売価格つき)
まずは全体像を表で確認します。
旧型は現在購入できるスタンダード(225U)とパフォーマンス(255U)の2モデルを対象にしています。
赤字が、新型で明確に良くなったポイントです。
| 項目 | 旧 OmniBook7 14-fr(2025年) | 新 OmniBook7 14-hg(2026年) |
| プロセッサー | Core Ultra 5 225U Core Ultra 7 255U | Core Ultra 5 325(8コア8スレッド) Core Ultra 7 356H(16コア16スレッド) |
| NPU(AI性能) | Intel AI Boost 内蔵 (TOPS値の記載なし) | 最大47〜50 TOPS |
| グラフィックス | インテル グラフィックス | インテル グラフィックス |
| メモリ | 16GB LPDDR5-7467 | 16GB LPDDR5x-7467 / 32GB LPDDR5x-8533 |
| ストレージ | 512GB / 1TB | 512GB / 1TB PCIe NVMe |
| ディスプレイ | WUXGA 1920×1200 IPS 非光沢 | 2K 1920×1200 IPS / 2K OLED(DCI-P3 100%・EyeSafe) |
| バッテリー駆動 | 最大16〜20時間 | 最大28〜39時間 |
| Bluetooth | 5.4 | 6.0 |
| 急速充電 | ー | 約45分で50%(GaNアダプター) |
| サイズ / 重さ | 厚さ11.1mm〜 / 約1.41kg | 厚さ14.9mm / 約1.43kg |
| 年間消費電力 | 19.4kWh(AAA) | 25.7kWh(AAA) |
| 実売価格(税込) | ¥149,800〜 / ¥179,780〜 | ¥229,900〜 / ¥369,600〜 |
※数値はメーカー公表スペックに基づく最大値・区分値です。価格は2026年7月時点のキャンペーン価格で、在庫や時期により変動します。
PassMarkスコアで見る、処理性能はどれだけ違うのか

プロセッサー名だけでは性能差が分かりにくいので、定番のCPUベンチマーク「PassMark(CPU Mark)」のスコアで比較します。
CPU Markは複数コアをフル活用したときの総合力、Single Thread Ratingはアプリ起動やファイル操作など日常動作の速さの目安です。
数値は cpubenchmark.net の2026年7月時点のスコアです。
| モデル | CPU | CPU Mark (総合) | Single (体感速度) | 実売価格 |
| 旧 スタンダード | Ultra 5 225U | 17,722 | 3,541 | ¥149,800〜 |
| 旧 パフォーマンス | Ultra 7 255U | 17,920 | 3,659 | ¥179,780〜 |
| 新 スタンダード | Ultra 5 325 | 19,839 | 3,776 | ¥229,900〜 |
| 新 パフォーマンス | Ultra 7 356H | 33,766 | 4,043 | ¥369,600〜 |
※出典:PassMark(cpubenchmark.net)2026年7月時点。スコアは日々更新され、変動する場合があります。
見落としがちな事実:旧「パフォーマンス」は高性能ではない
まず知っておきたいのが、旧パフォーマンスモデル(255U)と旧スタンダードモデル(225U)は、CPU性能がほぼ同じだということです。
CPU Markは17,920と17,722で、差はわずか約1%。
旧「パフォーマンス」の中身は、実質ストレージが512GBから1TBに増えるだけで、処理性能が大きく上がるわけではありません。
つまり、旧型シリーズには「本格的な高性能」という選択肢が販売終了しています(上限が約18,000)。
もし動画編集や重いマルチタスクを想定するなら、旧型では力不足で、新パフォーマンス(356H=33,766/約1.9倍)を選ぶしかない、という構造になっています。
事務・普段使いなら、旧スタンダードで十分
反対に、Web閲覧・資料作成・動画視聴といった事務系・普段使いなら、旧スタンダード(225U=17,722)でも快適にこなせます。
新スタンダード(325)はCPU Markで+約12%、体感速度で+約7%と、世代なりに堅実には伸びていますが、劇的な差ではありません。
しかも内蔵グラフィックスは、新旧スタンダードともに「インテル グラフィックス」で同格です。
事務用途ではGPUの差も出にくいため、この階級では約8万円安い旧スタンダード(¥149,800〜)が、コスパの面で有力になります。

新しいCPUはまだ計測サンプルが少なく(356Hは79件、325は46件ほど)、スコアは今後変わる可能性があります。あくまで目安として見てくださいね。実際の快適さは、メモリやSSD、冷却設計によっても変わります。
価格が上がった分、新型で「増えるもの」は何か

新型が旧型より高いのは事実です。
では、その差額で何が手に入るのか。
処理性能以外の「増える価値」を正直に見ていきます。
NPU 最大47〜50 TOPSでAI処理に対応
新型はNPU(AI処理ユニット)の性能が最大47〜50 TOPSと明記され、Copilot+ PCの目安とされる40 TOPSを上回ります。
文字起こしや画像処理、Web会議の背景ぼかし・ノイズ除去といったAI機能を、本体側で軽快に動かしやすくなります。
旧型もNPUを内蔵しますが、TOPS値の記載はありませんでした。
ローカルAIをこれから活用したい人には、新型の明確な強みです。
バッテリー駆動が最大28〜39時間へ
バッテリーは旧型の最大16〜20時間から、新型は最大28〜39時間へ。
最大でおよそ1.8倍まで伸びています。
外出や移動が多く、電源のない場所で長く使う人ほど効いてくる差です。
ただし正直に言えば、主に自宅やオフィスで、電源につないで使うことが多い人にとっては、ここまでの駆動時間は決め手になりにくいのも事実です。
バッテリーの伸びをどれだけ価値と感じるかは、持ち歩く頻度しだいで変わります。
有機EL(OLED)ディスプレイ・Bluetooth 6.0・急速充電

新パフォーマンスモデルでは、OLED(有機EL)ディスプレイが選べます。
DCI-P3 100%の広い色域とEyeSafe認証に対応し、写真や動画の発色が鮮やかで、黒の締まりも段違いです。
写真・動画を扱う人には、この点だけでも価値があります。
あわせて、Bluetoothが5.4から6.0へ、ACアダプターもGaN採用で、約45分で50%まで回復する急速充電に対応します。
細かな使い勝手も、世代なりに底上げされています。
旧型14-frの強み(価格・薄さ・省電力)
旧型は「型落ち」ではなく、いまも十分に選ぶ理由があるモデルです。
とくに次の3点は、新型にはない旧型の強みです。
- 価格:スタンダードは¥149,800〜と、新型より約8万円安い。事務・普段使いなら、この価格差は大きな魅力です。
- 薄さ:最薄部11.1mmで、新型の14.9mmより薄い。重さは約1.41kgと、新型(約1.43kg)とほぼ同等です。
- 省電力:年間消費電力は19.4kWhで、新型(25.7kWh)より小さい。性能が控えめなぶん、電力効率では旧型が有利です。
グラフィックスや画面解像度(1920×1200)は、新旧スタンダードで実質的に同等です。
事務用途で必要な性能はしっかり満たしているので、「安く・薄く・十分な性能」を求めるなら、旧型は堅実な選択になります。
どんな人に、どれがおすすめか

旧 スタンダード(225U・¥149,800〜)が向く人
- Web閲覧・資料作成・動画視聴が中心の事務・普段使い
- とにかくコスパ重視で、必要十分な性能を安く手に入れたい
- 薄さを重視する(最薄11.1mm)/主に自宅・オフィスで使う
旧 パフォーマンス(255U・¥179,780〜)が向く人
- 用途は普段使いだが、大容量ストレージ(1TB)が欲しい
- 写真や動画のファイルをたくさん保存したい
新 スタンダード(325・¥229,900〜)が向く人
- ローカルAI機能や最新プラットフォームに価値を感じる
- 持ち歩きが多く、長時間バッテリーを重視する軽作業ユーザー
- 約8万円の差額を、AI・バッテリー・新しさに払う価値があると考える
新 パフォーマンス(356H・¥369,600〜)が向く人
- 動画編集・写真の一括現像・重いマルチタスクなど、本格的な高性能が必要
- 有機EL(OLED)の鮮やかな画面で作業・鑑賞したい
- 32GBメモリ・1TB・最新CPUを1台にそろえたい
まとめ:新型は「高性能とAI」、旧型は「価格と十分さ」
新型14-hgは、AI性能・本格的な処理性能・OLEDといった「上を目指す部分」で明確に進化しました。
とくに本格的な高性能を求めるなら、旧型に選択肢がないため、新パフォーマンスが唯一の答えになります。
いっぽうで、事務・普段使いが中心なら、旧型スタンダード(¥149,800〜)で必要十分。
新スタンダードの約8万円の差額は、AIやバッテリーに価値を感じる人向けで、全員に必要なものではありません。
「新しいから良い」ではなく、自分の使い方に必要な性能から選ぶのが、いちばん損をしない選び方です。
最安値が表示される
なお、価格・在庫・選べるモデルやカラーは時期によって変わります。
購入前には、必ず公式サイトで最新の価格と取り扱い状況をご確認ください。
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よくある質問
Q1. 事務作業がメインなら、旧型と新型どちらがいいですか?
事務・Web・動画視聴が中心なら、旧スタンダード(225U・¥149,800〜)で十分です。
新スタンダードとの性能差は+約12%と小さく、内蔵グラフィックスも同格。
約8万円の価格差を考えると、普段使いでは旧型のコスパが際立ちます。
Q2. 旧型のパフォーマンスモデルを選べば高性能ですか?
いいえ。旧パフォーマンス(255U)は、旧スタンダード(225U)とCPU性能がほぼ同じ(差は約1%)です。
違いは主にストレージ(512GB→1TB)で、処理性能が大きく上がるわけではありません。
本格的な高性能が必要なら、新パフォーマンス(356H)が唯一の選択肢になります。
Q3. 新パフォーマンス(¥369,600〜)は高くないですか?
価格は確かに高めです。
ただ、CPU Markは旧型の約1.9倍(33,766)で、32GBメモリ・1TB・OLEDまで含みます。
動画編集や重い作業を本気でこなすなら、旧型には代わりがないため、その用途では妥当な投資といえます。
逆に、そこまでの性能を使わないなら、無理に選ぶ必要はありません。
Q4. 新スタンダード(¥229,900〜)はどんな人向けですか?
ローカルAI機能や長時間バッテリー、最新プラットフォームに価値を感じる軽作業ユーザー向けです。
逆に、事務作業が中心で電源のある場所で使うことが多いなら、旧スタンダードとの差額(約8万円)はやや割高に感じるかもしれません。
「AIやバッテリーに払う価値があるか」で判断するのがおすすめです。
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