HP OMEN 35L(AMD)解説|3構成のどれを選ぶか、RTX 5070 Tiの実測fpsから考える
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ゲーミングデスクトップを買おうと予算を決めた日に、いちばん手が止まるのは構成表の前だと思います。
私もそうでした。
GPUをひとつ上げるか、CPUをひとつ上げるか、その両方を諦めてメモリを増やすか。
数字はいくらでも並んでいるのに、自分の遊んでいるゲームで何が変わるのかだけが書いていません。
HPのOMEN 35L(AMD)は、2026年9月時点で3つの構成が売られています。
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5070のプレスティージプラスモデルが339,800円から。
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5070 Tiのピナクルモデルが459,800円から。
Ryzen 7 9800X3D+RTX 5080・メモリ64GBのピナクルプラスモデルが629,800円から。
下から真ん中への差が12万円、真ん中から上への差が17万円です。
この記事では、その12万円と17万円を何に払うことになるのかを、解像度とゲームで分けて整理します。
当サイトは同じRTX 5070 Tiを別の筐体で実測していて、WQHDで何fps出たかの数字が手元にあります。
正直に言うと、その数字を見るまで私はピナクルモデル一択だと思っていました。
実際に並べてみると、そう単純でもありません。
- OMEN 35Lは3系統に分かれた。9月時点でセール対象になっている「買える35L」がこのAMD版
- 構成は3つ。7800X3D+RTX 5070/9800X3D+RTX 5070 Ti/9800X3D+RTX 5080+64GB
- Zen 5と第2世代3D V-Cacheはピナクルとピナクルプラスだけ。7800X3DはZen 4世代
- 当サイトが別筐体のRTX 5070 Tiで測ったWQHDのベースfpsは、モンハンワイルズのウルトラで65〜81、Arc Raidersの高で135〜145
- そのテストではCPUが先に頭打ちになる場面もあった。高フレームレートを狙う場面でX3Dを選ぶ意味が出る
- 全構成で240mm水冷、フルモジュラー電源、μATXマザー、工具なしで開くパネル。RTX 5090まで載る
- メモリは4スロットで空き2・上限128GB、M.2は空き1、3.5インチベイも空き1。有線LANは2.5Gbps
この記事は、日本HP公式のOMEN 35L(AMD)製品ページをもとに整理しました。
構成別の公式仕様書(GT16-1001jp/1002jp/1003jp)も突き合わせています。
整理した時点は2026年9月20日です。
CPUとGPUの比較には、PassMark Software社の公式サイトの平均スコアを使いました。
取得先はcpubenchmark.netとvideocardbenchmark.netです。
取得日は2026年9月22日です。
OMEN 35L(AMD)そのものは当サイトで計測していません。
この本体でのフレームレート、発熱、動作音、消費電力は評価していません。
本文に出てくるフレームレートは、すべて別のメーカーの別筐体で測った数字です。
同じ35L系の前モデルは当サイトが実機で計測しています。
体感の参考にOMEN 35L ハイパフォーマンスモデル v2のレビューもあわせてご覧ください。
OMEN 35Lは3系統に分かれた。AMD版がどこに立っているか
「OMEN 35L」で検索して製品ページを開くと、同じ名前のシリーズが3つ並びます。
OMEN 35L(AMD)、HyperX OMEN 35L、OMEN 35L Stealth Edition。
私も最初にこの3つを見たとき、どれが本体でどれが派生なのか分かりませんでした。
2026年9月20日に日本HPの直販を確認しました。
9月限定セールの対象になって「ご購入はこちら」で即買えるのは、AMD版とStealth Editionです。
HyperX OMEN 35Lは希望販売価格の表示と「お見積はこちら」で、性格がやや違います。
そして、かつての本流だったOMEN 35L(インテル)は、掲載構成がすべて【完売御礼】になっています。
当サイトが2025年にレビューしたハイパフォーマンスモデル v2も、完売御礼に含まれます。
構成はCore Ultra 7 265K+RTX 5070 Tiでした。
インテル版が終了したのは、メモリが高騰していた2026年3月ごろです。
いま「OMEN 35Lを買う」と言ったとき、最初に見ることになるのがAMD版です。
3系統の細かい違いは別記事で表にする予定なので、この章では立ち位置だけを整理します。
光る筐体でWindows 11 Homeの構成がAMD版。
光らない黒でWindows 11 Pro・SSD 2TBがStealth Edition。
HyperXブランドで構成の幅が広いのがHyperX OMEN 35Lです。
同じAMD版のページには「プリエミネントモデル」も載っています。
9800X3D+Radeon RX 9070 XT・SSD 1TBの構成で、2026年9月20日時点は【完売御礼】です。
この記事では現行の3構成だけを扱います。
OMEN 35L(AMD)3構成のスペック
まず全体を並べます。
違うのはCPU、GPU、メモリ、電源容量の4か所だけ。
ストレージ、冷却、無線、OS、保証は3構成とも共通です。
| 項目 | プレスティージプラスモデル | ピナクルモデル | ピナクルプラスモデル |
| 価格(2026年9月20日) | 339,800円から (希望販売価格429,800円) | 459,800円から (希望販売価格599,800円) | 629,800円から (希望販売価格749,800円) |
| 型番 | GT16-1001jp | GT16-1002jp | GT16-1003jp |
| CPU | AMD Ryzen 7 7800X3D 8コア/16スレッド(Zen 4) 96MBキャッシュ・最大5.0GHz | AMD Ryzen 7 9800X3D 8コア/16スレッド(Zen 5) 96MBキャッシュ・最大5.2GHz | AMD Ryzen 7 9800X3D 8コア/16スレッド(Zen 5) 96MBキャッシュ・最大5.2GHz |
| チップセット | AMD B850 | AMD B850 | AMD B850 |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5070 12GB GDDR7(Blackwell) | NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti 16GB GDDR7(Blackwell) | NVIDIA GeForce RTX 5080 16GB GDDR7(Blackwell) |
| メモリ | Kingston Fury 32GB(16GB×2) DDR5 RGB 5200MT/s・AMD EXPO対応 4スロット・最大128GB | Kingston Fury 32GB(16GB×2) DDR5 RGB 5600MT/s・AMD EXPO対応 4スロット・最大128GB | Kingston Fury 64GB(32GB×2) DDR5 RGB 5600MT/s・AMD EXPO対応 4スロット・最大128GB |
| ストレージ | 2TB PCIe Gen4 NVMe M.2 SSD | 2TB PCIe Gen4 NVMe M.2 SSD | 2TB PCIe Gen4 NVMe M.2 SSD |
| CPUクーラー | 240mm水冷クーラー(2.1インチ 480×480 液晶ディスプレイ)・第7世代Asetekポンプ | ||
| 電源 | フルモジュラー 850W ATX 3.1・12V-2×6 Cybenetics ETA Gold/LAMBDA A− 80 Plus Gold・Zero RPM | フルモジュラー 1000W ATX 3.1・12V-2×6 Cybenetics ETA Platinum/LAMBDA A+ 80 Plus Gold・Zero RPM | フルモジュラー 1000W ATX 3.1・12V-2×6 Cybenetics ETA Platinum/LAMBDA A+ 80 Plus Gold・Zero RPM |
| ケースファン | 140mmフロントファン×2+120mmリアファン×1(いずれもARGB) | ||
| 有線LAN | 10/100/1000/2500 Mbps オンボード(2.5Gbps対応) | ||
| 無線 | Wi-Fi 7(IEEE802.11be)、Bluetooth 5.4(送信2・受信2) | ||
| 映像出力 | DisplayPort 2.1b×3、HDMI 2.1b×1 | ||
| OS | Windows 11 Home | ||
| サウンド | Realtek ALC3866-CG、5.1chオーディオ、DTS:X Ultra、OMEN Audio Control | ||
| 本体サイズ/質量 | 約210×408×410mm(縦置き・ミニタワー)/約14.5kg | ||
| 消費電力(最大時) | 最大850W | 最大1000W | 最大1000W |
| カラー | ブラック/グラス(左サイドパネル シースルー) | ||
| マウス&キーボード | なし | ||
| 保証 | 1年間(引き取り修理サービス、パーツ保証、電話サポート) | ||
| サポート | Café de OMEN(ゲーミング専用窓口) | ||
| 公式サイト | HP公式サイトで詳細を見る(個人7%OFFクーポン) | ||


表を眺めて私が意外だったのは、電源容量が構成ごとに違う点です。
RTX 5070のプレスティージプラスだけが850W。
認証もCybenetics ETAがGold、LAMBDAがA−です。
RTX 5070 Ti以上の2構成は1000WでETAがPlatinum、LAMBDAがA+です。
LAMBDAは静音性の格付けなので、電源そのものの静かさも上2つのほうが上という並びになります。
240mm水冷クーラーに付く2.1インチ・480×480の液晶は、ヘッドの天面に載っている小さなディスプレイです。
温度やロゴ、好きな画像を表示できるタイプ。
実用というより、グラスパネル越しに見せるための部品です。
私自身はこの手の装飾を積極的に選ぶほうではないのですが、全構成に標準で付いてくるので選択の余地はありません。
3構成の選び方:12万円差と17万円差を何に払うか
この記事の本題は、12万円差と17万円差の分け方です。
優劣ではなく、どの構成が誰に向くかで整理します。
プレスティージプラス→ピナクルの12万円で変わるもの

変わるのは3つ。
GPUがRTX 5070からRTX 5070 Tiへ。
CPUが7800X3Dから9800X3Dへ。
電源が850Wから1000Wへ。
メモリは32GBのままで、速度が5200MT/sから5600MT/sに上がります。
3つの変更点のうち、違いがはっきり表れるのはGPUです。
RTX 5070は12GB、RTX 5070 Tiは16GB。
解像度を上げ、レイトレーシングを入れ、テクスチャを最高にするほど、VRAMの4GB差が効いてきます。
フルHDで遊ぶか、WQHD以上で遊ぶかが構成選びの分かれ目です。
GPUの地力もPassMarkの数字で並べておきます。
3D描画の指標であるG3D Markの平均を見ます。
RTX 5070が28,650、RTX 5070 Tiが32,329、RTX 5080が35,633です。
RTX 5070からRTX 5070 Tiで約13%上がります。
RTX 5070 TiからRTX 5080では約10%です。
VRAMが4GB増えるのも、RTX 5070からRTX 5070 Tiへの一段だけ。
| GPU | 搭載構成 | ビデオメモリ | G3D Mark | 1つ下との差 | 登録数 |
| RTX 5070 | プレスティージプラス(339,800円から) | 12GB GDDR7 | 28,650 | ― | 23,017件 |
| RTX 5070 Ti | ピナクル(459,800円から) | 16GB GDDR7 | 32,329 | 約13%上 | 21,379件 |
| RTX 5080 | ピナクルプラス(629,800円から) | 16GB GDDR7 | 35,633 | 約10%上 | 20,619件 |

CPUの側は、7800X3DがZen 4、9800X3DがZen 5です。
HPの製品ページにも、次の注記があります。
「Zen 5と第2世代3D V-Cacheテクノロジー採用モデルは、ピナクルモデルとピナクルプラスモデルのみ」。
第2世代の3D V-Cacheは、キャッシュをCCDの下に置くことでCPUダイが直接ヒートスプレッダーに触れる配置。
放熱が改善して、クロックも上げやすくなったという説明です。
数字でも見ておきます。
PassMark Software社の公式サイトに登録された平均スコアを見ます。
CPU Mark(マルチスレッド)は7800X3Dで34,280、9800X3Dで39,927。
シングルスレッドは3,759と4,421です。
9800X3Dのほうがマルチで約16%、シングルで約18%上。
世代の差は、ゲーム以外の処理にもそのまま出ています。
| CPU | 搭載機 | コア構成 | CPU Mark(マルチ) | シングルスレッド | 登録数 |
| Ryzen 7 7800X3D | プレスティージプラス | 8コア/16スレッド | 34,280 | 3,759 | 27,608件 |
| Ryzen 7 9800X3D | ピナクル/ピナクルプラス | 8コア/16スレッド | 39,927 | 4,421 | 26,280件 |
| Core Ultra 7 265F | 当サイトのfps測定機(FRONTIER FRGKB860M/CG3) | Pコア8+Eコア12 | 49,458 | 4,752 | 898件 |
| Core Ultra 7 265K | 前モデル OMEN 35L(インテル)v2 | Pコア8+Eコア12 | 58,581 | 4,927 | 8,342件 |

気をつけたいのは下の2行です。
当サイトがfpsを測ったFRONTIER機のCPUはCore Ultra 7 265Fです。
PassMarkでは9800X3Dよりマルチで約24%、シングルで約7%高く出ます。
前モデルの265Kはさらに上。
ただしPassMarkはCPU単体の計算テストで、ゲームの描画中にL3キャッシュがどれだけ効くかまでは再現していません。
この表から「265F機のfpsのほうが高いはず」とは読めませんし、その逆も言えない。
正直に言うと、ゲームでどちらに振れるかは、同じGPUで測り比べるまで私にも分かりません。
動画の書き出しや配信のエンコードは、多くのコアを長時間回す作業です。
長時間の全コア負荷では、PassMarkのマルチスコアがそのまま目安になります。
8コアのX3Dは、そうした作業を最優先に選ぶCPUではありません。
ゲームが主役で、編集や配信はときどき。
OMEN 35L(AMD)が素直に合うのは、その使い方です。
ただし、どちらも3D V-Cacheを積んだX3Dであることに変わりはありません。
7800X3Dはゲーム用CPUとして評価が定着した世代で、いま新品で買える構成に載っているのは正直ありがたい話です。
12万円のうちCPU分がいくらかは公表されていませんが、GPUの差のほうが体感に直結しやすい。
私がこの2つで迷ったら、まず自分のモニターの解像度を見ます。
ピナクル→ピナクルプラスの17万円で変わるもの

CPUは同じ9800X3Dです。
変わるのはGPUとメモリです。
GPUがRTX 5070 TiからRTX 5080へ、メモリが32GB(16GB×2)から64GB(32GB×2)へ。
電源は1000Wで据え置き。
RTX 5080もVRAMは16GBで、RTX 5070 Tiと同じ容量です。
増えるのは演算性能。
4Kで遊ぶ、レイトレーシングやパストレーシングを常用する、高リフレッシュレートのWQHDで上限を狙う。
こうした使い方で性能差が出ます。
ただ、PassMarkのG3D Markで見ると、RTX 5070 TiからRTX 5080への上がり幅は約10%です。
12万円の段で上がる約13%より小さく、VRAMの容量も増えません。
GPUのためだけに17万円を足すと考えると、上がり幅は小さく見えます。
ピナクルプラスの17万円は、GPUの約1割に64GBのメモリを合わせた値段として見るのが実態に近い。
メモリ64GBは、ゲームだけなら持て余します。
動画編集、3DCG、AIの画像生成やローカルLLM、ゲームを配信しながら複数のアプリを開くような使い方で効く容量です。
ゲーム専用機として買うなら、17万円のうちメモリ分は寝かせることになります。
後からメモリだけ足すほうが安く済む場面も多いため、64GBが必要な用途を決めてから選びたい構成です。
| こういう人 | 向く構成 | 理由 |
| フルHDのモニターで、FPSやMMOを高フレームレートで遊びたい | プレスティージプラス (339,800円から) | フルHDならRTX 5070で足りる場面が多い。X3Dの恩恵はフルHDほど出やすく、7800X3Dでも競技系のフレームレートは確保しやすい |
| WQHD(2560×1440)のモニターを持っている/これから買う | ピナクル (459,800円から) | VRAM 16GBと9800X3Dの組み合わせ。WQHDで設定を上げたときにいちばん素直に効く構成 |
| 4Kで遊ぶ、またはレイトレーシング・パストレーシングを常用する | ピナクルプラス (629,800円から) | RTX 5080の演算性能が必要になる領域。メモリ64GBも制作用途と噛み合う |
| ゲームに加えて動画編集・3DCG・ローカルAIも回す | ピナクルプラス (629,800円から) | 64GBが標準で載るのはこの構成だけ。後から増設する手間と費用を省ける |
| ゲーム専用で、予算を抑えて他に回したい | プレスティージプラス (339,800円から) | 240mm水冷・フルモジュラー電源・ツールレス筐体は3構成とも共通。削られているのはCPUとGPUと電源容量だけ |
RTX 5070 Tiで各ゲームは何fps出るのか(当サイトの別筐体実測)
- 測定に使ったのはOMEN 35L(AMD)ではありません。FRONTIER FRGKB860M/CG3(Core Ultra 7 265F/RTX 5070 Ti 16GB/メモリ32GB)です
- ピナクルモデルのCPUはRyzen 7 9800X3D。CPUもマザーボードも筐体も冷却も違うので、同じ数字が出るとは限りません
- 数値はNVIDIA Appのオーバーレイを録画から読み取った参考値です。ベンチマークソフトの平均値ではありません
- フレーム生成を使ったタイトルは生成前(ベース)のfpsを主に載せています
- RTX 5070構成とRTX 5080構成のfpsは、当サイトに実測がないため載せていません。PassMarkのスコア比からfpsを換算することもしていません
当サイトはRTX 5070 Tiを積んだデスクトップで録画しました。
2026年8月末から9月頭にかけて、6タイトル・24セッションです。
解像度は基本的にWQHD(2560×1440)。
ピナクルモデルと同じGPUなので、WQHDでどのあたりに着地するかの目安にはなります。
| タイトル | 設定 | ベースfps(参考値) | フレーム生成後 |
| Monster Hunter Wilds | ウルトラ/DLSS クオリティ/FG 4x | 65〜81 | 260〜319 |
| 高/DLSS バランス/FG 4x | 75〜83 | 300〜332 | |
| 中/DLSS パフォーマンス/FG 4x | 81〜88 | 323〜354 | |
| Arc Raiders | 高/DLSS 67%/RTX GI ダイナミック-高 | 135〜145 | 270〜289 |
| 中/DLSS 67%/RTX GI ダイナミック-高 | 131〜136 | 262〜272 | |
| 低/RTX GI ダイナミック-高 | 147〜155 | 294〜310 | |
| Battlefield 6 | 最高/DLSS クオリティー(本編中はFG非作動) | 123〜157 | ― |
| 高/フルスクリーン(本編中はFG非作動) | 155〜183 | ― | |
| 低/フルスクリーン(本編中はFG非作動) | 137〜160 | ― | |
| ARK: Survival Evolved | 最高/スケール100% | 92〜146 | ― |
| 高/スケール約85% | 136〜173 | ― | |
| 中/スケール約75% | 102〜297 | ― | |
| PROJECT PIONEER | エピック(FG非作動) | 129〜142 | ― |
| 高(FG非作動) | 132〜151 | ― | |
| 中/FG作動 | 106〜133 | 212〜267 | |
| Pragmata | RT OFF/GI 高/DLSS Auto/FG 4X | 88〜95 | 352〜380 |
| RT OFF/GI 中/DLSS Auto/FG 4X | 89〜101 | 356〜404 | |
| RT OFF/GI 低/DLSS Auto/FG 4X | 92〜100 | 368〜398 |


この表から読み取れることを、3つに絞って書きます。
ひとつめ。
Monster Hunter Wildsのような重いタイトルでも足りています。
WQHDのウルトラ設定でベース65〜81fpsが出ました。
フレーム生成を4xで入れると表示は260〜319fps。
ただし生成後の数字は入力遅延の体感と一致しないので、操作感の目安はベースのほうで見てください。
ふたつめ。
Arc RaidersやBattlefield 6は競技寄りのタイトルです。
WQHDでもベースで131〜183fpsが出ています。
144Hzや165Hzのモニターを使い切れる水準です。
Arc Raidersは高・中・低の3段を測りましたが、131〜155fpsの狭い帯に収まりました。
設定を落としてもフレームレートがきれいに伸びていきません。
私が測ったときは3回とも別の日の別マップだったので、この3つを並べて「中は高より遅い」と言うつもりはありません。
ただ、WQHDにDLSSを組み合わせたRTX 5070 Tiでは、画質設定を下げてもフレームレートの上がり幅が小さい。
この傾向自体は、次に書くみっつめの話とつながります。
みっつめが、この記事でいちばん書きたかったところ。
Battlefield 6を「低」設定にしたセッションは137〜160fpsでした。
「高」設定の155〜183fpsより低い数字です。
そのときGPU使用率は68〜77%。
設定を下げてもフレームレートが伸びず、GPUが遊んでいる状態です。
ARKでも、いちばん軽いカスタム設定のセッションでGPU使用率が24〜29%まで落ちていました。

GPU使用率が68〜77%に留まったBattlefield 6の低設定は、CPU側で頭打ちになっている状態です。
HPも製品ページでX3Dの利点を説明しています。
L3キャッシュが大きいとメモリまでデータを取りにいく回数が減ります。
フレームレートの最低値である1% Lowが底上げされる、という説明です。
設定を下げて高フレームレートを狙うほど、CPUの性能が前に出てきます。
実は私がこのデータを測り直したいと思っているのも、ここです。
ただし、9800X3Dで何fpsまで伸びるのかは、当サイトで測っていないため書けません。
測ったのは265F搭載機で、9800X3Dの実測値はありません。
数字の裏付けがない推定は避け、「CPUが効く場面が実在する」ところまでにとどめます。
PassMarkのスコアは測定機の265Fのほうが9800X3Dより高く出ます。
ただしゲームでの差はそのスコアからは読めません。
PassMarkの表は構成の選び方の章に載せています。
OMEN 35L(AMD)の実機を借りられたら、同じ6タイトルを同じ設定で測り直して、この記事に追記する予定です。
参考までに、同じ35L系の前モデルのスコアも置いておきます。
Core Ultra 7 265K+RTX 5070 Tiを当サイトで実機計測したときの値です。
3DMark Time Spy 24,855、Port Royal 18,636。
Fire Strike Extreme 33,087。
Cinebench R23はマルチ33,198・シングル2,190。
CrystalDiskMarkはシーケンシャルリード6,226MB/s・ライト5,605MB/s。
測定中のCPU温度は75〜79度で安定していました。
詳細はOMEN 35L ハイパフォーマンスモデル v2のレビューに載せています。
RTX 50シリーズ全体の位置づけや、型番ごとの差は別記事にまとめました。
RTX 50シリーズの解説記事では11機種の実測を並べています。
GPUの選び方そのものに迷っているならゲーミングPCのGPUの選び方もあわせてどうぞ。
筐体・冷却・電源:3構成に共通する部分
構成を迷っていると、3モデルに共通する部分を見落としがちです。
OMEN 35L(AMD)は、冷却と電源の標準装備がかなり手厚くなっています。
冷却:240mm水冷+ARGBファン3基
CPUクーラーは240mmの水冷で、ポンプは第7世代のAsetek製。
ラジエーターは厚さ27mm、21 FPI(Fins Per Inch)の高密度アルミニウム製です。
搭載ファンは最大2800RPMで動き、最大74CFMの風量と3.1mmH₂Oの静圧。
2400RPM時で32dBAという値が公式に出ています。
ケースファンは140mmのフロントファン2基と120mmのリアファン1基で、いずれもARGB対応。
ケース内の空気の流れは、搭載するCPU/GPUの組み合わせで変わります。
HPは空気の流れに合わせてファンのP/Q曲線を工場出荷時に最適化する、とも書いています。
この最適化は「一部のモデル」という注記つきなので、3構成すべてに入るかは製品ページからは読み取れません。
参考として、同じ35L系の前モデルを当サイトで実機計測したときの値です。
Cinebench中のCPU温度は75〜79度で安定していました。
ファン音は通常時ほぼ無音、高負荷時でもやや音が出る程度。
ただしこれはCore Ultra 7 265K構成での話で、AMD版の動作音は当サイトで測っていません。
電源:フルモジュラー、ATX 3.1、12V-2×6
電源は3構成ともフルモジュラー形式で、規格はATX 3.1。
GPU給電は12V-2×6コネクタです。
105℃耐熱の日本製電解コンデンサを使い、保護機能はOVP・UVP・OPP・OTP・SCP・サージ/突入電流保護。
低負荷時にファンが止まるZero RPMモードも入っています。
電源に内蔵されるのは135mmの流体動圧軸受(FDB)ファン。
容量はプレスティージプラスが850W、ピナクルとピナクルプラスが1000W。
認証はCybenetics ETAが順にGoldとPlatinum、LAMBDAがA−とA+です。
フルモジュラーは使わないケーブルを抜いておけるので、あとでパーツを足すときのやりやすさにも効いてきます。
拡張性:メモリ増設、SSD増設、サイズ、掃除
OMEN 35Lを調べている人の検索語を見ると、「拡張性」「ssd増設」「メモリ 増設」「サイズ」「掃除」が並びます。
買ったあとに自分で触る前提で見ている人が多いのでしょう。
拡張性の数値は製品ページに載っていないため、構成ごとの公式仕様書から拾って整理しました。
マザーボードはμATX。RTX 5090まで載る
μATX(マイクロATX)は、マザーボードの大きさを決めた業界共通の規格です。
一辺24.4cmの正方形に収まる寸法で、デスクトップで一般的なATXより一回り小さくできています。
HPは「マザーボードは業界標準のμATXを採用している為、将来のアップグレードを容易にします」と明記しています。
メーカー独自の形ではないので、将来マザーボードごと市販品に替える道も残ります。
チップセットはAMD B850で3構成とも共通。
GPUについては「コンパクトなサイズながらOMEN DesktopシリーズのフラッグシップモデルであるOMEN 40LやOMEN 45L同様にNVIDIA GeForce RTX 5090までサポート」と書かれています。
RTX 5070構成で買っておいて、数年後にGPUだけ大きく上げる道も残ります。
35Lの筐体でRTX 5090まで対応する拡張性は、素直に評価できる部分です。
掃除とメンテナンス:工具なしで3面開く
左右のサイドパネルとフロントパネルが、ドライバーなどの工具なしで外れます。
フルメタルフレームのシャーシで、グラスパネルにはEMコーティング。
ケーブル類は右サイドパネル内に集約されていて、ケース内の空気抵抗を減らす設計です。
この部分は、前モデルのOMEN 35L(インテル)v2を実際に開けたときの印象がはっきり残っています。
パネルは手で回せるネジを外すだけで、ドライバーは使いませんでした。
何よりありがたかったのは、配線がすっきりまとまっていたこと。
ケーブルが邪魔にならないので、中の埃を払う作業がしやすい作りです。
右側のサイドパネルを開けるとRGBのコネクタが1か所に集まっていて、空きも残っていました。
AMD版も、公式に工具不要とされている同じ35Lの筐体です。

ゲーミングデスクトップは1年も使うと、吸気口のフィルター周りに埃がたまります。
前モデルでは、底面の網もツメを押し下げるだけで外せる作りでした。
フィルターを外すのに毎回ドライバーが要るかどうかは、掃除の頻度にそのまま効いてくる部分。
私は面倒になって放置するタイプなので、この構造はありがたいと思っています。

メモリ・SSDの増設とサイズ
メモリはKingston FuryのDDR5 RGBが2枚差しで出荷されます。
プレスティージプラスとピナクルが16GB×2の32GB、ピナクルプラスが32GB×2の64GB。
AMD EXPOに対応していて、スロットは4本、公式の上限は128GBです。
出荷時に2枚使うので、空きは2本。
メモリ増設については、気になる点も正直に書いておきます。
HPは公式仕様書に「純正メモリのオプション販売はしておりません。お客様自身でご用意いただいたメモリを増設された場合の動作についてはサポート外となります」と明記しています。
さらに「製品の設計上、工場出荷時に装着済のグラフィックカードの脱着が必要となる場合がございます」とも書かれています。
「本グラフィックカードの脱着および再装着の具体的な方法や手順についてのお問い合わせは承れません」という記載もあります。
メモリを足すだけでも、グラフィックスカードを一度外す作業になるかもしれません。
自分で開ける前提の人には引っかかる部分です。
ストレージは3構成とも2TBのPCIe Gen4 NVMe M.2 SSDが1本。
M.2スロットは全部で3本あり、出荷時はSSDと無線LANで2本使うので空きは1本です。
加えて3.5インチのドライブベイが1つ空いています。
2TBのSSDにM.2をもう1枚足して、データ置き場に大容量HDDを1台。
この構成が最初から想定されている作りです。
拡張スロットのほうは、PCI Express Gen5 x16が1本とGen4 x4が1本。
Gen5 x16はグラフィックスカードで埋まっているので、空いているのはGen4 x4の1本だけです。
キャプチャーボードやサウンドカードを足すならここ1枠。
公式仕様書には、搭載できるカードの奥行きと高さに制限があるという注記も付いています。
| 項目 | OMEN 35L(AMD) | 参考:前モデル OMEN 35L(インテル)v2 |
| 本体サイズ | 約210×408×410mm(縦置き) | 約210×408×410mm |
| 質量 | 約14.5kg | 約14.5kg |
| メモリスロット | 4スロット(DIMM)・最大128GB 出荷時は2枚実装=空き2 | ― |
| M.2スロット | 3スロット(空き1) 出荷時は2TB SSD+無線LANで2本使用 | ― |
| ドライブベイ | 3.5インチ×1(空き1) | ― |
| 拡張スロット | PCI Express Gen5 x16×1(空き0) PCI Express Gen4 x4×1(空き1) | ― |
| マザーボード | μATX(AMD B850) | ― |
| 対応GPU上限 | NVIDIA GeForce RTX 5090まで | ― |

サイズは幅21cm、奥行41cm、高さ41cmで約14.5kg。
当サイトが実機レビューした前モデルとまったく同じ数値で、35Lの筐体はそのまま引き継がれています。
机の下に置く前提なら問題ない大きさですが、机の上に載せるには存在感があります。
14.5kgという重さも、模様替えのときに一度実感することになる数字です。
端子と映像出力
映像出力はDisplayPort 2.1b×3とHDMI 2.1b×1。
合計4系統あるので、ゲーム用のメインモニターにサブを2枚足しても余ります。
DisplayPort 2.1bは高リフレッシュレートの4Kや、WQHDの240Hz超えを1本で通すための規格です。
| 位置 | 端子 |
| 上部(トップパネル) | SuperSpeed USB Type-C 10Gbps ×1(電源オフUSBチャージ対応) SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×2(電源オフUSBチャージ対応) |
| 背面 | SuperSpeed USB Type-C 10Gbps(DisplayPort 1.4)×1 SuperSpeed USB Type-C 10Gbps ×1 SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×2 USB 2.0 Type-A ×4 |
| 映像出力(GPU側) | DisplayPort 2.1b ×3、HDMI 2.1b ×1 |
| オーディオ | 天面:ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート ×1 背面:ライン出力 ×1、ライン入力 ×1、マイク入力 ×1 |
| 有線LAN | 10/100/1000/2500 Mbps オンボード(RJ-45) |
| 無線 | Wi-Fi 7(IEEE802.11be)、Bluetooth 5.4 |
上部に3つあるUSBは、ヘッドセットやコントローラーの抜き差しに使う想定です。
私が前モデルのOMEN 35L(インテル)v2をレビューで使っていたときも、端子が足りなくて困る場面はありませんでした。
天面という位置も使いやすく、快適にプレイできました。
AMD版も天面はUSB Type-C 10Gbps×1とType-A 5Gbps×2で、前モデルと同じ並びです。
電源オフUSBチャージに対応しているので、PCを落としたままスマホを充電できます。
背面のUSB 2.0が4つあるのは、キーボードやマウスのレシーバーを挿しっぱなしにする用。
有線LANについて補足します。
公式製品ページの端子一覧には出てきません。
公式仕様書には10/100/1000/2500 Mbpsのオンボードネットワークと書かれています。
3構成とも2.5Gbps対応です。
対戦ゲームを有線でつなぐ人には、有線LANを2.5Gbpsで使えることが、無線しかない機種との分かれ目になります。
無線側もWi-Fi 7(IEEE802.11be)とBluetooth 5.4で、アンテナは送信2・受信2です。
価格とセールの見方
2026年9月20日時点の価格を、もう一度だけ並べます。
プレスティージプラスが339,800円から(希望販売価格429,800円)。
ピナクルが459,800円から(同599,800円)。
ピナクルプラスが629,800円から(同749,800円)。
希望販売価格からの引きは順に90,000円、140,000円、120,000円です。
HPの直販で気をつけたいのは、この価格がセール期間ごとに動くこと。
当サイトがHPの値動きを追ってきた実感として、セールの名前よりも、そのとき何%引かれているかを見たほうが早い。
同じモデルが月をまたいで別の割引率になることは珍しくありません。
最新の割引状況はHPセールガイドで毎週更新しています。
もうひとつ、当サイト経由で使える個人向け7%OFFクーポンがあります。
セール価格にさらに乗るかどうかは商品と時期によるので、購入画面で適用結果を見てから判断してください。
クーポンの詳細はHPクーポンページにまとめています。
他社のゲーミングデスクトップも含めて値段の底を探したいなら、ゲーミングPCセールガイドのほうが比べやすいはずです。
向いている人/別モデルも比べたい人
OMEN 35L(AMD)が向いている人
- X3DのCPUでゲームのフレームレートを底上げしたい人。3構成すべてがX3D搭載です
- 買ったあとに自分でパーツを足したい人。μATXマザー、工具なしで開く3面、フルモジュラー電源に加えて、メモリ2スロット・M.2 1本・3.5インチベイ1つが空いています
- 240mm水冷と大型ファンが最初から付いた状態で買いたい人。冷却は3構成とも共通です
- 組み立てに時間をかけたくない人。240mm水冷も電源もケーブルの取り回しも、完成した状態で届きます
- 買ったあとに相談できる窓口がほしい人。Café de OMENはゲーミング専用のサポート窓口です
- 有線でオンライン対戦をする人。3構成とも2.5Gbps対応の有線LANを備えています
別のモデルも比べたほうがいい人
- 光らない筐体がいい人、Windows 11 Proが要る人:OMEN 35L Stealth Editionが同じ価格帯にあります。黒一色でファンが光らず、OSはPro
- 予算30万円以下に抑えたい人:HyperX OMEN 35Lのほうが構成の幅が広く、RTX 5060 Tiやモデレートモデルなど下の価格帯があります
- メモリ16GBでいい人:AMD版は3構成とも32GB以上です。16GBで足りる用途なら、他シリーズのほうが総額を下げられます
- 構成を1点ずつ自分で決めたい人:BTOショップのほうが選択の自由度は上です。代わりに保証窓口とサポートの手厚さは、メーカー製のほうが分かりやすい
- 置き場所が限られている人:約210×408×410mm・約14.5kgの筐体です。設置スペースと、運ぶときの重さを先に確かめておくことをおすすめします
大学生でゲーミングPCを探している人には、別の記事も用意しています。
ノートとデスクトップの分け方から書いたHP OMEN・Victusの学生向け解説です。
ノート側の選択肢も見たい場合は、当サイトが実機計測したHyperX OMEN 16(インテル)のレビューをどうぞ。
価格帯が近いモデルです。
まとめ
OMEN 35L(AMD)の3構成は、削られている部分がCPUとGPUと電源容量とメモリ容量に限られています。
240mm水冷も、ARGBファン3基も、フルモジュラー電源も付いてきます。
μATXマザーも、工具なしで開く筐体も、いちばん安い339,800円の構成に入っています。
選ぶ作業が「どのGPUで遊ぶか」にほぼ集約される構成表です。
フルHDならプレスティージプラス。
WQHDならピナクル。
4Kやレイトレーシング常用、あるいは制作用途も回すならピナクルプラス。
迷ったけど、この分け方がいちばん後悔が少ないと私は思います。
当サイトが別筐体のRTX 5070 Tiで測ったデータにも、同じ場面がありました。
設定を下げてもフレームレートが伸びず、GPU使用率は68〜77%です。
X3Dを選ぶ意味が出るのは、まさにそういう場面です。
9800X3Dで実際にどこまで変わるのかは、実機を借りて測れたら同じURLに追記します。
用途が合う人には、素直に勧められるゲーミングデスクトップです。
よくある質問
OMEN 35L(AMD)とOMEN 35L(インテル)は何が違いますか?
CPUがAMD RyzenかインテルCoreかという違いに加えて、販売状況そのものが違います。
インテル版は2026年9月20日時点で掲載構成がすべて【完売御礼】で、新規に買えるのはAMD版のほうです。
当サイトがレビューしたのは、インテル版のハイパフォーマンスモデル v2です。
構成はCore Ultra 7 265K+RTX 5070 Tiでした。
7800X3Dと9800X3Dはどちらを選ぶべきですか?
この2つは単独では選べず、GPUとセットで決まります。
7800X3DはRTX 5070とセットで339,800円から。
9800X3DはRTX 5070 Tiとセットで459,800円からです。
9800X3DはZen 5と第2世代3D V-Cacheを採用しています。
キャッシュがCCDの下に配置される分だけ放熱とクロックで有利、という説明がHPから出ています。
PassMark公式の平均スコアでは、9800X3DがCPU Markで約16%上です(39,927対34,280)。
シングルスレッドでも約18%上です(4,421対3,759)。
ただしPassMarkは3D V-Cacheのゲームでの効き方を測る指標ではありません。
ゲームのフレームレートを同じ条件で比べたデータは、当サイトにまだありません。
手元にあるのは、RTX 5070 Ti機(Core Ultra 7 265F)で録った記録です。
Battlefield 6を低設定にしたとき、GPU使用率が68〜77%に留まりました。
フレームレートは伸びていません。
設定を下げて高いフレームレートを狙う遊び方ほど、CPUの差が表に出やすくなります。
CPUの世代差が効くとすれば、その場面です。
RTX 5070 TiでWQHDのゲームは何fps出ますか?
当サイトが別のメーカーの筐体(Core Ultra 7 265F+RTX 5070 Ti)で録画した参考値があります。
WQHDのMonster Hunter Wildsウルトラ設定でベース65〜81fps。
Arc Raiders高設定でベース135〜145fps、Battlefield 6高設定で155〜183fpsでした。
OMEN 35L(AMD)で測った値ではなく、CPUも筐体も違うため同じ数字が出るとは限りません。
メモリやSSDは自分で増設できますか?
空きは公式仕様書で確認できます。
メモリは4スロットのうち2本が空いていて、上限は128GB。
M.2スロットは3本のうち1本、3.5インチのドライブベイも1つ空いています。
左右のサイドパネルとフロントパネルが工具なしで外れるので、開ける作業自体はやりやすい設計です。
ただしHPは「純正メモリのオプション販売はしておりません」「お客様自身でご用意いただいたメモリを増設された場合の動作についてはサポート外」と明記しています。
増設時に工場出荷時のグラフィックスカードを一度外す必要がある場合がある、とも書いています。
GPUは後から交換できますか?
HPは公式ページに記載しています。
「OMEN 40LやOMEN 45L同様にNVIDIA GeForce RTX 5090までサポート」という記述です。
電源はプレスティージプラスが850W、ピナクル以上が1000Wです。
いずれもATX 3.1・12V-2×6コネクタ対応のフルモジュラー式。
将来GPUを上げる前提なら、電源容量に余裕のある1000W構成のほうが選択肢を残せます。
保証とサポートはどうなっていますか?
3構成とも1年間の引き取り修理サービス、パーツ保証、電話サポートが標準です。
加えてOMENシリーズにはCafé de OMENというゲーミング専用のサポート窓口があります。
ポーリングレートやリフトオフディスタンスといったゲーミング特有の用語が通じる窓口、というのがHPの説明です。