Alienware 15 レビュー|本体は熱くならないのに排気は熱い。RTX 5060で安定度98.4%を実機検証
【アフィリエイト広告】【貸出機材提供:デル株式会社】
ゲーミングノートを選ぶとき、いちばん怖いのは買ったあとの失速です。
買った直後はスコアが出るのに、半年経って夏になったら、同じゲームで同じ設定なのにカクつくようになった。
そういう話を、私は何度も聞いてきました。
今回レビューするのは、デルのゲーミングブランド、エイリアンウェアの15.3インチモデル「Alienware 15」(DA15260)。
シリーズのエントリーモデルにあたります。
お借りした実機は Core 7 240H + RTX 5060 Laptop GPU + メモリ16GB + SSD 512GB の構成でした。
触っていていちばん驚いたのは、キーボードに手を置いても、ほんのり温かい程度にしかならないこと。
ところがヒンジ側の排熱口に手をかざすと、はっきり熱い風が出てきます。
熱を体に伝えず、背面から確実に捨てる。
その設計が数字にどう出たのかを、実測で追いかけました。
先に要点をまとめます。
- 3DMarkスティールノマドのストレステスト(20ループ連続)で安定度98.4%。合格ラインは97%で、最良2,513・最低2,473と失速がほぼありません
- Time Spy 総合11,255(当サイト実測)。3DMarkが表示する同じGPUの平均10,182を上回りました
- 実ゲームは低画質設定で、アークレイダーズ平均80〜90fps/バトルフィールド6平均70〜80fps/プラグマタ平均50fps
- 直販292,980円(2026年8月6日時点・RTX 5060構成)。sRGB 70%・重量2.2kgなので、色を追い込む写真編集や毎日の持ち歩きには向きません
RTX 5060構成・直販292,980円〜
この記事は、デル株式会社様からお借りした実機(Core 7 240H/RTX 5060 Laptop GPU/メモリ16GB/SSD 512GB構成)を当サイトが実測した結果と、実際に使い込んだ印象をベースにまとめています。
スペックと価格はデル公式サイトを2026年8月6日に確認した値、ベンチマーク・温度・輝度・色域・実ゲームのfpsはすべて当サイト実測値です。
計測はACアダプター接続・パフォーマンスモードで行いました。
使用環境によって結果は変わります。
実機を使用したレビュー動画はこちら↓です。
製品概要・基本スペック一覧
Alienware 15は、15.3インチのWUXGA・165Hzパネルに Core 7 240H と RTX 5060 を組み合わせたゲーミングノートです。
デル自身が「必須の機能を優先し、付加機能はあえて削った」と説明しているとおり、装飾を抑えて基礎体力に予算を回した構成になっています。

| 項目 | 内容 |
| 価格 | 232,980円〜(レビュー機のRTX 5060構成は292,980円・2026年8月6日 デル公式確認) |
| 型番 | DA15260(インテル版)/DA15265(AMD版) |
| OS | Windows 11 Home |
| CPU | インテル Core 7 プロセッサー(シリーズ2)240H(10コア16スレッド、最大5.2GHz、キャッシュ24MB) |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPU 8GB GDDR7(RTX 5050も選択可) |
| 電力配分 | トータル パフォーマンス パワー 最大110W(GPU側TGP 85W+CPU側TDP 30W、Dynamic Boost対応) |
| メモリ | 16GB DDR5-5600(16GB×1枚・最大32GBまでユーザー増設可) |
| ストレージ | 512GB M.2 PCIe NVMe Gen4 SSD(最大1TBまで交換可) |
| ディスプレイ | 15.3インチ WUXGA(1920×1200)、16:10、165Hz、300nit、非光沢・非タッチ |
| 端子 | USB-A 3.2 Gen1×2/USB-C 3.2 Gen2(100W給電・DisplayPort 1.4a対応)/USB-C 3.2 Gen1/HDMI 2.1/1GbE有線LAN/オーディオコンボ |
| 通信 | MediaTek MT7920、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2 |
| カメラ・音 | 720p 30fpsカメラ、デュアルアレイマイク、スピーカー2W×2 |
| サイズ | 幅349.5mm×奥行250.3mm×高さ20.71〜22.95mm |
| 質量 | 約2.2〜2.25kg |
| カラー | オーラ ブラック メタリック |
| 電源 | 180W ACアダプター付属(30Wアダプターは0.52kg) |
| 保証 | ベーシック オンサイト サービス 12ヶ月(アクシデンタル ダメージ サービス追加可) |
全構成・カスタマイズオーダーを見る
エイリアンウェアとAlienware 15の位置づけ

エイリアンウェアは、デルのゲーミング専用ブランドです。
ゲーミングPC専業として20年以上の歴史を持ち、独自の冷却設計と筐体デザインで知られてきました。
そのラインナップのなかで、Alienware 15はエントリーモデルにあたります。
上位の16インチ機であるオーロラ系が、画面品質と構成の幅で攻めるのに対して、15は価格を抑えつつゲーミングとして必要な部分を落とさない立ち位置。
派手なイルミネーションや厚い装備で盛るのではなく、電力と冷却という土台にコストを寄せた設計です。
私が興味を持ったのは、デル自身が「付加機能はあえて削った」と書いている点でした。
削ったと公言するメーカーは、そう多くありません。
では何を残したのか。
実機を触ってみて、残したものが排熱だとはっきり分かりました。
Alienware 15の3つのポイント
ポイント①:排熱に振り切った設計。20ループ回しても98.4%

このモデル最大の個性が、熱の捨て方です。
底面の吸気口は2,163個。
メーカーがこの数字をわざわざ公表してくるあたりに、ここが売りだという意思を感じます。
CPUとGPUを合わせたトータル パフォーマンス パワーは最大110Wで、内訳はGPU側のTGPが最大85W、CPU側のTDPが最大30W。
NVIDIAのダイナミックブーストが、負荷に応じて両者のあいだで電力を自動的に振り分けます。

使っていていちばんはっきり分かったのは、排気の熱さでした。
キーボードに手を置いたまま長時間プレイしても、ボディはほんのり温かくなる程度。
やけどをするような熱さにはなりません。
一方でヒンジ側の排熱口から出てくる風は、手をかざすと思わず引っ込めるくらい熱いです。
最初に触ったときは正直おどろきました。
体に触れる面は熱くならず、熱は背面から確実に捨てる。
その分担ができているから、中の性能が保たれる。
数字でも裏が取れました。
3DMarkスティールノマドのストレステストを20ループ連続で回したところ、フレームレートの安定度は98.4%で合格。
このテストは97%を超えないと合格になりません。
最も良かった回が2,513、最も落ちた回でも2,473で、20回まわしてこの程度の差しか出ませんでした。

この価格帯には、後半でスコアがガクッと落ちる機種もあります。
崩れなかった点は素直に評価したいところです。
長時間プレイする方、配信しながら遊ぶ方には、ここがいちばん効いてきます。
ポイント②:エントリーモデルなのに、実測は同じGPUの平均を上回る

同じRTX 5060を積んでいても、電力の枠や冷却が足りないとスコアは伸びません。
搭載GPUの型番だけでは性能が決まらないところが、ゲーミングノートの難しさです。
3DMark Time Spyの実測は総合11,255。
グラフィックススコア11,224、CPUスコア11,435という内訳でした。
注目してほしいのは、3DMarkが同時に表示する平均値です。
これは「同じハードウェアの結果を表示しています」と添えられた数字で、同じRTX 5060 Laptop GPUを積んだ機体の平均にあたります。
その平均が10,182でした。
同じGPUを積んだ他の機体と比べて、このレビュー機は1割ほど上に出ている計算になります。
同じ条件のなかでの最高値(Best)は13,929で、レビュー機のスコアにはまだ伸びしろがあることも分かります。

エントリーモデルという触れ込みで、平均より上に出てくる。
私にはこれが意外でした。
ポイント①の排熱設計が効いているのだと思います。
ポイント③:165Hzの画面。ただし色を扱う作業には向かない

3つ目は、画面です。
リフレッシュレートは165Hz。
一般的な60Hzのノートから乗り換えると、カーソルを動かした瞬間に違いが分かります。
対戦系のタイトルでは、横に走る相手を目で追いやすくなります。
ゲーミングノートを選ぶときにいちばん気にされる部分だと、私は思っています。
ただし、165Hzはあくまで上限値です。
その数字を活かせるかどうかは、タイトルと画質設定で決まります。
当サイトの実測では、低画質設定でアークレイダーズが平均80〜90fps、プラグマタが平均50fpsでした。
軽いタイトルほど恩恵が大きく、重いタイトルでは165Hzを使い切れません。
解像度は1920×1200のWUXGA。
16:9の1920×1080と比べて縦に120ピクセル広く、ブラウザや資料を開いたときのスクロール量が減ります。
実測の輝度は301.2cd/m²で、公称300nitどおりでした。
ガンマも2.2と基準どおりで、色の出方に妙な癖はありません。

一方で、正直にお伝えしておきたいのが色域です。
公称値はsRGB 62.5%で、当サイトの実測はsRGB 70%、AdobeRGB 52%、DCI-P3 52%でした。
公称より少し出ているとはいえ、決して広くありません。
ゲーミングと、色を判断するクリエイティブ作業を1台で兼ねたい方には、この画面は向きません。
写真や動画の色を追い込む作業がメインなら、色域の広いモデルを選んだほうが後悔しないはずです。
私はこの画面を、ゲームのためのものだと受け取りました。
色を扱う作業は外部モニターへ。
本体は165Hzを活かす、という割り切りが合う機種です。
デザイン・外観レビュー

カラーはオーラ ブラック メタリックの1色のみ。
落ち着いたマットな黒で、ゲーミングらしい主張はかなり抑えられています。
天板のエイリアンヘッドのロゴがなければ、講義室や職場に置いても浮きません。
派手に光らせたい方には物足りない見た目ですが、私はこの控えめさを気に入りました。

サイズは幅349.5mm×奥行250.3mm、厚さは前側20.71mm・最厚部22.95mm。
重量は約2.2〜2.25kgあります。
15.3インチのゲーミングノートとしては標準的な数字ですが、毎日カバンに入れる重さではありません。
机に置いて使うのが基本の一台。
週に何度か持ち出す程度なら現実的な範囲です。
厚みを削らなかった点は、ポイント①の排熱設計と表裏の関係です。
薄型化を優先すればファンとヒートパイプの体積が減り、110Wを捨てきれなくなります。
安定度98.4%という結果は、22.95mmという厚みと2.2kgという重さを受け入れた見返りだと私は受け止めています。
詳細スペック紹介

CPUとGPU
CPUはインテル Core 7 プロセッサー(シリーズ2)240H。
10コア16スレッドで最大5.2GHz、キャッシュは24MBです。
末尾のHは性能重視タイプで、省電力に振ったUシリーズとは設計思想が違います。
GPUはNVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPU、8GB GDDR7。
構成によってはRTX 5050も選べます。
2026年8月現在、私がお借りするゲーミングノートのレビュー機はほとんどがRTX 5060です。
メーカー側がこのクラスを主力の標準に置いていて、裏を返すとRTX 5060で快適に遊べるかどうかが、いまのゲーミングノート選びの基準線になっています。
メモリとストレージ
メモリは16GB DDR5-5600を1枚挿し。
スロットの空きを使って最大32GBまで自分で増設できます。
ストレージは512GBのM.2 PCIe NVMe Gen4 SSDで、こちらは最大1TBまで交換可能です。

CrystalDiskMarkの実測(SEQ1M Q8T1)は、読み込み6,601.81MB/s、書き込み1,306.06MB/s。
読み込みが速いおかげで、ゲームのロードで待たされる感覚はありませんでした。
一方で書き込みは控えめな数字です。
大きな動画ファイルを毎日書き出すような使い方だと、差を感じる場面が出てきます。
ディスプレイ

15.3インチ、1920×1200のWUXGA、165Hz、非光沢・非タッチ。
縦の解像度が1200pxあるので、16:9の1080pに比べて縦に120px広く使えます。
ブラウザやドキュメントを開いたときのスクロール量が減るのは、講義資料やレポートを扱う方には地味に効いてきます。
165Hzは対戦系タイトルで残像が減る水準で、60Hzから乗り換えると違いはすぐ分かります。

実測もしました。
輝度は301.2cd/m²で、公称300nitどおり。
室内なら十分な明るさです。
ガンマは2.2でほぼ基準どおりで、色の出方に妙な癖はありませんでした。

正直にお伝えしておきたいのが色域です。
デル公称はsRGB 62.5%で、当サイト実測はsRGBカバー率70%、AdobeRGB 52%、DCI-P3 52%。
広くありません。
ゲームや動画を楽しむぶんには気になりませんが、写真の色を追い込む作業がメインなら、広色域パネルのモデルを選んでください。
ここは価格を抑えるために割り切った部分だと感じました。
キーボード・タッチパッド

エイリアンウェアのホワイトバックライトキーボード、日本語配列です。
タッチパッドはマルチタッチ対応のPremium Precisionタイプ。
バックライトが白単色なのは、上位機のRGBイルミネーションと比べると簡素ですが、暗い部屋でキーを探す用途には十分です。
ポートと通信

左側に電源、1GbE有線LAN、HDMI 2.1、USB-A 3.2 Gen1×2、USB-C 3.2 Gen2。
右側にオーディオコンボ端子とUSB-C 3.2 Gen1が並びます。
有線LANが1GbEで残っているのは、オンライン対戦をする方にはありがたい装備です。
無線だけの機種も増えているので、ケーブルを挿せる選択肢があるだけで安心感が違います。
HDMI 2.1はディスクリートGPU直結なので、外部モニターにつないだときも性能を無駄なく出せます。
USB-C 3.2 Gen2ポートは最大100Wの充電に対応します。
ゲーミングノートでUSB-C給電が使えるモデルは、まだ多くありません。
正直に言うと、ゲームをフルに回すなら付属の180Wアダプターが要ります。
100W給電でまかなえるのは、資料作成や動画視聴くらいまで。
それでも30Wのアダプターなら0.52kgなので、ゲームをしない日は軽いほうだけ持って出るという使い分けができます。
SDカードスロットはありません。
カメラのデータを扱う方はリーダーを別に用意してください。
無線はWi-Fi 6とBluetooth 5.2で、最新のWi-Fi 7ではない点は頭に入れておきたいところです。
カメラ・スピーカー

カメラは720p 30fps、マイクはデュアルアレイ。
スピーカーは2W×2の合計4Wです。
ボイスチャットや動画視聴には足りますが、音の広がりを求めるならヘッドセットを使いたい構成です。
配信で顔出しをする方は、外付けのウェブカメラを足したほうが満足できます。
ベンチマーク評価
CPU性能(CINEBENCH R23)
CINEBENCH R23の実測は、マルチコア11,119、シングルコア1,870。
MP Ratioは5.95xでした。

シングルコアは素直に良い数値です。
ゲームの多くはシングルスレッド性能に引っ張られるので、この数字が出ていればフレームレートの足を引っ張りません。
一方でマルチコアは10コアなりの落ち着いた数字。
ゲームや日常作業には十分ですが、長尺の動画書き出しを毎日回す使い方なら、コア数の多いモデルのほうが速く終わります。
GPU性能(3DMark)

- Time Spy:総合11,255(Graphics 11,224/CPU 11,435)※同じGPUの平均10,182・Best 13,929
- Speed Way:2,814
- Steel Nomad:2,465
- Steel Nomad Light:10,612
- Night Raid:51,961
Speed Wayはレイトレーシングを使う描画のテストです。
2,814という数字は、レイトレーシング対応タイトルでも設定を詰めれば遊べる水準。
Night Raidの51,961は軽めのタイトルや日常作業を想定したテストで、こちらはまったく余裕があります。
3DCG・クリエイティブ性能(Blender)

Blender Benchmarkの実測は、monster 97.72、junkshop 57.36、classroom 37.32サンプル毎分。
ゲーム以外にも、3DCGの学習や動画編集のGPU処理で戦力になります。
大学の課題で3Dモデリングを扱う程度なら、待ち時間にストレスを感じる場面は少ないはずです。
ストレージ性能
CrystalDiskMarkのSEQ1M Q8T1で、読み込み6,601.81MB/s、書き込み1,306.06MB/s。
100GB級のゲームでも、マップ切り替えの待ち時間が短く済みます。
実使用感のレポート
実際のゲームプレイ(低画質設定・当サイト実測)

ベンチマークの数字より、実際のフレームレートのほうが知りたいはずです。
3タイトルを低画質設定で計測しました。
| タイトル | 最高fps | 平均fps |
|---|---|---|
| アークレイダーズ | 100 | 80〜90 |
| バトルフィールド6 | 90 | 70〜80 |
| プラグマタ | 100 | 50 |
アークレイダーズは平均80〜90fpsで、165Hzパネルの恩恵を感じられる水準でした。
バトルフィールド6はそこから10fpsほど下がりますが、対戦で不利を感じる場面はありません。
いちばん重かったのがプラグマタで、瞬間的には100fps出るものの平均は50fps。
このタイトルだけは、設定を落としても数字が伸びきりませんでした。
高画質でなめらかに、とまではいきません。
低画質に振ればプレイは快適、というのが正直な着地点です。
RTX 5060の現実的な使いどころはこのあたりだと考えてください。
日常作業での使い勝手
ゲーム以外の時間のほうが長い、という方は多いはずです。
16:10のパネルは、ブラウザとドキュメントを並べたときの縦の余裕が効きます。
非光沢なので窓際の席でも映り込みが少なく、長時間の文字作業でも目が疲れにくいと感じました。
有線LANが使えるのは、大学のネットワークや自宅の固定回線を直結したいときに便利です。
私が実際に助かったのは、大きなゲームのダウンロード中に無線が混雑していても、ケーブルを挿し直すだけで速度が安定したこと。
細かい装備ですが、あるとないとでは運用の楽さが変わります。
発熱・静音性

ファン音は正直に書いておきます。
パフォーマンスモードでの高負荷時は、はっきり存在感があります。
ヘッドセットをしていれば問題になりませんが、静かな部屋だと気になる場面はありました。
ゲーミングノートとしては許容範囲だと感じています。
温度の実測は次のとおりです。
| テスト | CPU最高 | GPU最高 |
|---|---|---|
| スティールノマド ストレステスト | 96.9℃ | 79.2℃ |
| Time Spy | 95.0℃ | 62.5℃ |
| Speed Way | 85.9℃ | 74.6℃ |
| Night Raid | 92.0℃ | 59.3℃ |
CPUは高負荷の場面で90℃台に乗ります。
ここは隠さずお伝えしておきたい点です。
一方でゲーム中の描画を支えるGPU側は、最も上がった場面でも79.2℃で80℃を切ったまま。
描画性能に直結する側が安定しているので、フレームレートが崩れにくい配分になっています。
体感としても、キーボード面はほんのり温かい程度で、パームレストが不快になることはありませんでした。
熱いのは排気だけ。
手が触れる場所を守りつつ背面から捨てるという設計思想が、そのまま安定度98.4%につながっているのだと私は見ています。
シリーズ内比較:どの構成を選ぶべきか

Alienware 15には、インテル版(DA15260)とAMD版(DA15265)の2系統があります。
インテル版 DA15260 — すぐ届く固定の3構成(Core 7 240H・10コア)
| 構成 | GPU | メモリ | ストレージ | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| ① | RTX 5050 | 16GB DDR5 | 512GB SSD | 249,980円 |
| ② | RTX 5050 | 16GB DDR5 | 512GB SSD | 282,980円 |
| ③ レビュー機 | RTX 5060 | 16GB DDR5 | 512GB SSD | 292,980円 |
①と②は公式ページの表示スペックが同じで、差分は読み取れませんでした。
①には即納モデルの表示が付いています。
インテル版 DA15260 — カスタマイズオーダー(基本構成 232,980円から)
固定構成のほかに、自分で組む注文も用意されています。
| 項目 | 選べるもの |
|---|---|
| プロセッサー | Core 5 210H(8コア・最大4.80GHz)/Core 7 240H(10コア・最大5.20GHz) |
| グラフィックス | RTX 3050 6GB/RTX 4050 6GB/RTX 5050 8GB/RTX 5060 8GB の4段階 |
| メモリ | 16GB(1×16GB)/32GB(1×32GB)DDR5-5600 |
| ストレージ | 512GB/1TB M.2 PCIe Gen4 SSD |
| バッテリー | 4セル54WHr/3セル70WHr |
| ACアダプター | 130W/180W |
ここで注意したいのが、選択肢どうしの連動です。
RTX 5050以上を選ぶと、バッテリーは3セル70WHr、アダプターは180Wへ自動で切り替わります。
レビュー機のRTX 5060構成も、70WHr+180Wの組み合わせです。
メモリは16GBでも32GBでも1枚構成なので、デュアルチャネルにはなりません。
予算を抑えたい方はRTX 3050の232,980円から入れますし、最初から積んでおきたい方は32GB・1TBまで一気に上げられます。
AMD版 DA15265 も用意されています。
CPU・GPU・価格を含めた構成の中身は当サイトで未確認のため、購入前に公式ページでご確認ください。
そのうえで、はっきりお伝えしておきます。
この記事で紹介したTime Spy 11,255も、安定度98.4%も、実ゲームのfpsも、すべてインテル版RTX 5060構成の実測値です。
RTX 5050の構成を選んだ場合、記事の数字より控えめになります。
そこは混同しないようにしてください。
判断軸として私が勧めたいのは、いま遊びたいタイトルの重さではなく、3年後も同じ設定で遊べるかどうかです。
メモリとSSDは後から自分で足せますが、GPUだけは替えられません。
私だったらメモリとSSDは最小構成にして、浮いた予算をGPUに回します。
価格とコスパ評価

レビュー機のRTX 5060構成は292,980円(2026年8月6日にデル公式で確認)。
固定構成の最小はRTX 5050の249,980円で、カスタマイズならRTX 3050構成の232,980円から選べます。
RTX 5060を積んだゲーミングノートは、いま価格の幅がかなり広いカテゴリです。
メーカー直販の定価ベースで見れば30万円前後の構成が並ぶ一方で、大型セール時には20万円前後まで下がる選択肢も出てきます。
同じGPUでこれだけ開くのは、CPUのグレードと冷却の作りが違うからです。
定価で並べているのか、セール価格で並べているのかを取り違えると、比較そのものが噛み合わなくなります。
Alienware 15を価格で評価するなら、冷却に払った分をどう見るかに尽きます。
安定度98.4%という数字は、装飾や薄型化を削って冷却に振った結果です。
イルミネーションの華やかさや軽さにお金を払いたい方には割高に映りますし、3年後も同じ設定で遊べる状態を買いたい方には納得できる配分だと思います。
保証はベーシック オンサイト サービスが12ヶ月付きます。
オンサイトは技術者が自宅まで来て修理する方式です。
アクシデンタル ダメージ サービスを足すと、落下や水濡れといった事故もカバーされます。
持ち出す機会がある方、家族と共用する方は、この追加で安心度が変わります。
総合評価と結論

Alienware 15を一言で表すなら、装飾は削っても熱を捨てる仕組みは削らなかったゲーミングノートです。
良かった点
- スティールノマド ストレステスト20ループで安定度98.4%。長時間プレイでも失速しない
- Time Spy 11,255は同じGPUの平均10,182を上回る実測値
- キーボード面はほんのり温かい程度で、熱はヒンジ側の排気から確実に抜ける
- 165Hz・1920×1200(16:10)の画面。実測輝度301.2cd/m²・ガンマ2.2は公称どおり
- USB-C 100W給電に対応し、30Wアダプター0.52kgとの使い分けができる
- 1GbE有線LANとHDMI 2.1(GPU直結)を装備
- SSD読み込み6,601.81MB/sでゲームのロードが速い
気になった点
- 色域がsRGB 70%・AdobeRGB 52%と広くない
- 高負荷時のCPU温度が96.9℃まで上がる
- パフォーマンスモードのファン音は静かな部屋だと気になる
- 重量2.2kgで毎日の持ち歩きには重い
- 無線がWi-Fi 6止まりで、Wi-Fi 7ではない
- SDカードスロットがない
買って後悔しない人

- フレームレート優先で最新タイトルを遊びたい人
- 長時間プレイしても性能が落ちない機種を探している人
- ゲームだけでなく講義や仕事、3DCGの課題まで1台にまとめたい人
- 後からメモリやSSDを足して長く使いたい人
他のモデルも検討すべき人
- 4K解像度で最高設定を狙いたい人
- 色を追い込む写真編集や映像制作がメインの人
- 毎日カバンに入れて持ち歩きたい人
- イルミネーションの華やかさを楽しみたい人
最終評価:5点満点中 ★★★★☆ 4.0点
派手さはありません。
それでも、負荷をかけ続けても崩れないという一点においては、素直に勧められる一台です。
まとめ:Alienware 15はこんな人におすすめ
買ったときの速さを、3年後も保っていてほしい。
そう考える方にとって、冷却に予算を寄せたAlienware 15は現実的な選択肢になります。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 長時間プレイしても性能は落ちませんか?
3DMarkスティールノマドのストレステストを20ループ連続で回した当サイト実測で、安定度98.4%(合格ライン97%)でした。
最良2,513・最低2,473と差が小さく、失速はほとんど見られません。
Q2. 本体は熱くなりますか?
キーボード面はほんのり温かくなる程度で、やけどをするような熱さにはなりません。
一方でヒンジ側の排熱口から出る風はかなり熱く、熱を背面から捨てる設計になっています。
Q3. どのくらいのフレームレートが出ますか?
低画質設定の当サイト実測で、アークレイダーズが平均80〜90fps、バトルフィールド6が平均70〜80fps、プラグマタが平均50fpsでした。
高画質でなめらかに動かす用途には向きません。
Q4. メモリやSSDは後から増やせますか?
デル公式は、メモリ最大32GB・SSD最大1TBまでユーザーによるアップグレードが可能だと案内しています。
メモリは16GB×1枚挿しで、スロットに空きが残っている構成です。
ただし、分解と交換の作業はご自身の責任で行うことになります。
保証の扱いは購入前にデルへ確認したうえで判断してください。
容量だけが目的なら、外付けSSDを足すほうが手軽です。
Q5. RTX 5050の構成でも同じ性能が出ますか?
出ません。
この記事の実測値はすべてRTX 5060構成のものです。
RTX 5050を選ぶとフレームレートとベンチマークスコアは控えめになります。
Q6. 写真編集や映像制作にも使えますか?
色域が実測sRGB 70%・AdobeRGB 52%と広くないため、色を追い込む作業には向きません。
Blenderは monster 97.72サンプル毎分と実用的な数値が出ているので、3DCGの学習用途なら戦力になります。