【Yoga Pro 7i Gen 11 Aura Edition レビュー】Core Ultra 9+RTX 5060+15.3″ OLEDを実機検証。Premiere Pro 20分書き出し1分20秒

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【PR】【機材貸出提供:レノボ・ジャパン合同会社】

「クリエイター向けノートは重くて熱い」、その常識を今日でひっくり返します。
15.3インチで1.65kg(最小構成)、薄さ16.7mm。
ハイパフォーマンス時を過ぎれば、すぐに冷却できるのがポイント。
Premiere Pro の20分4K書き出しは、たった1分20秒でした。
画面は DisplayHDR True Black 1000 認証の OLED で、夜景の黒が完全に沈むレベル。
OLEDのディスプレイの評判には諸説ありますが、ここぞと確認したい時は鮮明でわかりやすいと思います。
レビュー機の構成は Core Ultra 9 386H、RTX 5060 Laptop、32GB LPDDR5X、1TB SSD。
本格的な映像制作の処理力を1台で両立できるのか。
実機をお借りし、ベンチマーク・実作業・冷却・OLED画質まで通しで検証しました。
結論から書くと、これは「デスクトップなみのクリエイターノートPC」です。

クリエイター級OLED × Core Ultra 9+RTX 5060

Lenovo Yoga Pro 7i Gen 11 Aura Edition の最新価格を確認する

Yoga Pro 7i Gen 11 Aura Editionは、Panther Lakeを採用しています。
Panther Lakeの詳しい記事は以下↓で書いています。
≫ Intel Core Ultra Series 3(Panther Lake)解説

製品概要・基本スペック

Yoga Pro 7i Gen 11 Aura Edition は、CTO(受注生産)で CPU と GPU を2段階から選べる構成です。
下位構成は Core Ultra 7 356H + RTX 5050 で約43万円台から。
上位はレビュー機相当の Core Ultra 9 386H + RTX 5060 で約50万円台です。
メモリ・SSD・15.3インチ WQXGA OLED ディスプレイは共通仕様。
注意点はひとつ、ディスプレイのタッチ対応の有無を構成時に選ぶ点です。

項目下位(約43万円台〜)上位/レビュー機(約50万円台〜)
CPUCore Ultra 7 356H
(P最大4.70GHz/E3.50GHz)
Core Ultra 9 386H
(P最大4.90GHz/E最大3.70GHz)
GPURTX 5050 Laptop GPU 8GB GDDR7RTX 5060 Laptop GPU 8GB GDDR7
(最大グラフィックスパワー110W)
メモリ32GB LPDDR5X-8533(オンボード固定・共通)
SSD1TB PCIe-NVMe Gen4 TLC M.2 2242(共通)
ディスプレイ15.3″ WQXGA OLED 2560×1600 / 165Hz / DisplayHDR True Black 1000 / 500nit
タッチ対応構成により有/無(マルチタッチパネル +¥11,000・ガラス付き)
ペン付属Lenovo Yoga Pen Gen 2(Luna Grey)
OSWindows 11 Home or Pro(+¥11,000)
本体寸法 (W×D×H)347mm × 242mm × 16.7mm
本体質量1.65kg(最小構成・バッテリーパック含む)
バッテリー84Wh 4セル リチウムイオン
ACアダプタ140W USB Type-C スリム
通信Wi-Fi 7(IEEE 802.11be 2×2)/Bluetooth 5.4
カラールナグレー(アルミニウム陽極酸化スタンピング)
公式サイトLenovo公式サイトで確認

Core Ultra 9+RTX 5060+OLED構成 約50万円台

Lenovo Yoga Pro シリーズについて

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Lenovo は世界 PC 出荷台数で長年トップシェアを維持するメーカーで、ThinkPad・IdeaPad・LOQ・Legion・Yoga など複数ブランドを抱えています。
その中で Yoga はクリエイティブ志向の上位ライン。
Yogaの中では、さらに Yoga Slim(薄型軽量)・Yoga Pro(15インチ据え置きクリエイター)・Yoga 2-in-1(コンバーチブル)に分かれています。
Yoga Pro は、15インチ前後の画面サイズと高性能 GPU を組み合わせた制作向けの最上位モデルです。
Aura Edition は Intel と共同で電力配分・冷却・表示色を体感ベースで最適化した特別版。
素のスペック表に出ない部分、つまり実使用での快適性に振った設計思想です。

Yoga Pro 7i Gen 11 Aura Edition の3つのポイント

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クリエイター級処理力/高負荷でも静かな冷却/DisplayHDR True Black 1000 のOLED

ポイント1:クリエイター級の処理力 — 20分の4K書き出しが1分20秒

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Core Ultra 9 386H は Panther Lake 世代、Pコア4+Eコア8+低電力Eコア4 の合計16コア構成です。

当サイトの実機 Cinebench R23 では、マルチコア 20,231 pts を記録。
ノートPC全体で見ても上位クラスの数値です。
4K H.264 の20分素材を Premiere Pro で書き出したところ、所要時間は約1分20秒でした。
4K動画を1本書き出すのに、デスクトップへ移し替える必要がない速度です。

この RTX 5060 Laptop は最大110Wまで使い切る設計で、ノートPC搭載GPUの中ではかなり高い電力枠に入ります。
動画編集、写真RAW現像、AIの画像生成、3Dレンダリングまで、デスクトップに頼らず1台で受け止められる水準です。

ポイント2:PUが92℃近くまで上がってもキーボード面は熱くならない冷却

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クリエイター用途では、重い処理で温度が上がってクロックが落ちる「サーマルスロットリング」を避けることが要点になります。
本機はデュアルファン、4本ヒートパイプ、3Dメッシュプレートで熱を逃がす構造です。


3DMark Time Spy と Speed Way を連続で回したとき、CPU温度はピーク91.71℃まで上昇。
ですがキーボード面の表面温度はぬるい程度に収まりました。
ファン音は最大54dB前後、図書館だと目立ちますがカフェの環境音には埋もれるレベル。
静音設定にすれば、静かな書斎でも気にならない音量です。
重い負荷が長く続いてもサーマルが安定する、ここがクリエイター用途の安心材料です。

ポイント3:DisplayHDR True Black 1000のOLEDで黒が完全に沈む

ディスプレイ

画面は15.3インチ WQXGA(2560×1600)OLED、リフレッシュレート165Hz、DCI-P3 100%カバー。
DisplayHDR True Black 1000 認証で、実測輝度は487.1cd/m²、Spyder総合スコア4.0という上位帯の数値です。
OLEDは黒画素が完全消灯するので、夜景動画を再生すると画面外の黒ベゼルと地続きに見えます。
カラーグレーディング中、暗部のディテールがそのまま見える感覚は液晶では味わえません。

165Hzのおかげでスクロールやタッチパッドのペン入力の追従もなめらかです。
本機には タッチパッド用のYoga Pen Gen 2 が標準付属。

デザイン・外観レビュー

外観・質感

カラーはルナグレーの1色のみ、アルミニウム陽極酸化スタンピング仕上げです。
天板は中央に Yoga ロゴが控えめに刻まれ、シンプルです。
マット仕上げのおかげで指紋が目立ちません。
クライアントとの打ち合わせ机に置いてもクリエイティブ寄りの主張が出すぎず、ビジネスシーンでも浮かないトーン。
削り出しのアルミボディで、高級感があります。

サイズ・重量・携帯性

本体サイズ・携帯性

本体サイズは347×242×16.7mm、重量は1.65kg(最小構成)。
15.3インチクラスとしては明確に軽量側で、薄さ16.7mmはモバイルノートに近い数値です。
毎日持ち歩くには重いですが、バッグに入れられないほどの重さではありません。
このスペックを考えれば、大事なプレゼンには持っていきたいと思える重さです。
15.3インチの広い作業面積と1.65kgの軽さが両立しているのは、Yoga Pro の冷却・ボディ設計のポイント。
一貫してシーンごとに使えるのが魅力です。

関連記事:ノートパソコンのサイズ選び完全ガイド|サイズ選びで失敗しないポイントを解説

剛性・作りの良さ

パームレストを強く押し込んでもたわみは確認できません。
キーボード中央を打鍵してもベース部分がしなる感触がなく、剛性はしっかり出ています。

ヒンジは片手でディスプレイを開けつつ反対側が浮かない硬さ、角度を調整した位置でぴたりと止まる。
細部まで詰めた、据え置きクリエイター用に使いやすい丈夫さです。

Yoga Pro 7i Gen 11 Aura Edition の詳細スペック

CPU/GPU構成バリエーション

カスタマイズは CPU を Core Ultra 7 356H と Core Ultra 9 386H から選び、GPU を RTX 5050 と RTX 5060 から選べます。
最初の CPU 選択でその後の GPU 上限が決まる組み合わせ。
下位 CPU でも GPU は RTX 5060 まで上げられますが、上位 CPU を選ぶと選択肢が広がります。
下表で実質的な選択肢を整理しました。

構成CPUGPU価格目安
下位Core Ultra 7 356H
(P最大4.70GHz/E最大3.50GHz)
RTX 5050 Laptop 8GB GDDR7約43万円台
上位(レビュー機)Core Ultra 9 386H
(P最大4.90GHz/E最大3.70GHz・
+¥44,000)
RTX 5060 Laptop 8GB GDDR7
(最大110W)
約50万円台

結論から書きます。
パフォーマンス重視の方は、CPU は下位の Core Ultra 7 で十分、GPU は RTX 5060 に上げるのが正解です。
価格差約7万円のうち、体感価値は GPU 側に偏って乗ってきます。
Premiere Pro の書き出し、Stable Diffusion の生成、ゲームの高フレームレート到達。
どれも GPU が直接効く領域です。
CPU性能差は PassMark で約3%(35,063 vs 33,903)、対する GPU は約15%差(16,812 vs 14,280)の開き。

関連記事:パソコン初心者が知っておくべき5つのGPU選びのポイント

メモリとストレージ

メモリは 32GB LPDDR5X-8533 でオンボード固定、後から増設できない設計です。
ただし帯域はモバイル DDR5 を上回る 8533MT/s と非常に高速。

関連記事:メモリ16GB以上がおすすめ|8GBを避けたい理由

SSD速度5G


SSD は 1TB PCIe Gen4 TLC、CrystalDiskMark の実測で SEQ1M Q8T1 Read 6,607.89MB/s、Write 5,888.29MB/s を記録しました。

関連記事:ストレージ容量は何GB必要?512GB標準・1TBの選び方

バッテリーと充電

バッテリーは84Whの4セル、公称1080p動画再生で19.5時間です。
実機で WQXGA OLED のまま動画再生したところ、約6時間で残量が尽きました。
OLEDで500nit出すと電力消費は確かに大きい、ですがそれでも6時間は実用範囲。
充電は140W USB Type-C 急速対応で、付属アダプタはスリム形状。
カバンの中で薄く収まるので、出先のリチャージ前提でも荷物が増えません。

キーボード・タッチパッド・ペン

キーボードは JIS 配列で、テンキーレスのストレートレイアウト。

バックライト点灯時


バックライトはオンオフ+輝度2段階で、暗いカフェ席でも視認できます。
タッチパッドは大型サイズ。
付属するのは Lenovo Yoga Pen Gen 2、本体カラーに合わせたルナグレー仕上げ。
タッチパッドでのペンの書き心地はさらさらとしています。

オーディオとマイク

スピーカーはステレオ構成です。
映画やゲームでのサウンドは迫力があり、音量を上げても破綻しません。
編集中の動画プレビューや、Web会議の相手の声も、別途スピーカーを繋がずそのまま作業に入れます。
マイクも内蔵し、オンライン会議はそのまま対応できます。

接続ポートと通信

左側は HDMI、Thunderbolt 4(Type-C)×2、SDカードスロットの4ポート構成。


右側に電子式プライバシーシャッター、電源ボタン、マイク・ヘッドホンコンボジャック、そして USB 10Gbps(Type-A)×2 を備えます。
SDカードスロットがフルサイズで搭載されている点は、写真・映像クリエイターには大きな加点。
カメラから本体直挿しで素材取り込みが完結する設計です。
Thunderbolt 4で外付け4Kモニター、USB-AでポータブルSSD、SDカードスロットでカメラの素材取り込み、同時接続したまま1日作業が回ります。

関連記事:Thunderbolt 4 は必要か?メリットと使い方をわかりやすく解説


通信は Wi-Fi 7(IEEE 802.11be 2×2)と Bluetooth 5.4 を内蔵。
最新規格のルーターと組めば在宅・スタジオ環境のどちらでも上限が頭打ちになりません。
ポート構成だけで見ても、マルチハブを持ち歩く手間はありません。

セキュリティ・カメラ

Webカメラは500万画素、IRカメラを併載しています。
Windows Hello の顔認証に対応し、ログインはスムーズです。
500万画素はノートPCの中では高画質な部類で、オンライン会議の映像も整っています。


プライバシー対策には電子式シャッターを搭載。
本体側の操作でカメラを物理的に遮断できます。

ベンチマーク評価

ここからは数字で裏を取ります。
各スコアの後ろに、その数字が実作業のどこに効くのかを添えました。

Cinebench R23 — Multi 20,231 pts / Single 2,132 pts

Multi 20,231 pts、Single 2,132 pts、MP Ratio 9.49x。
この Multi スコアが効くのが、後段で実測する Premiere Pro 20分動画レンダリング1分20秒という結果です。
シングルもクリエイティブ系アプリの操作レスポンスに直結する水準。
数字と作業時間が、そのまま線でつながっています。

Cinebench R23:Multi 20,231 pts / Single 2,132 pts / MP Ratio 9.49x

3DMark — Time Spy 9,873 ほか

Time Spy 9,873(Graphics 9,239 / CPU 16,170)。
Steel Nomad 2,016(20.17 FPS)、Speed Way 2,316(23.16 FPS)。
Fire Strike Extreme 11,253(Graphics 11,337 / Physics 32,618 / Combined 5,522)、Port Royal 5,653(26.17 FPS)。
Time Spy 約1万という値は、Stable Diffusion 系のAI画像生成、Blender Cycles の3Dレンダリング、最新ゲームの高設定が現実的に動くラインです。
実ゲームでも確認しました。2560×1600・画質高設定・DLSSバランスで平均94FPS前後、敵と演出が重なる激しい場面の底でも55FPSを維持。
このときGPU使用率は99%まで使い切りつつGPU温度は66℃止まりで、冷却に余裕を残したままこのフレームレートを出しています。
Fortnite や Apex Legends のようなeスポーツ系は高フレーム側、重量級タイトルもDLSS併用で高設定が現実的に動くクラスです。

3DMark Time Spy:9,873(Graphics 9,239 / CPU 16,170)

Steel Nomad 2,016(20.17 FPS)
Speed Way 2,316(23.16 FPS)

Fire Strike Extreme 11,253
Port Royal 5,653(26.17 FPS)

Blender Benchmark — monster 133.80

monster 133.80、junkshop 102.18、classroom 69.27(いずれも samples/min)。
monster 133.80 は、Cycles で1シーンを試し書きするのに数分で結果が返ってくる感覚。
3Dアセットを触りながら手戻りを最小化したい人に効く数値です。

Blender:monster 133.80 / junkshop 102.18 / classroom 69.27

ディスプレイ評価(Spyder)— 総合4.0

色域5.0、色調応答4.5、白色点3.5、コントラスト0.0(OLED黒0で測定不可)。
輝度均一性4.5、カラー均一性4.5、カラー正確性4.5、総合4.0。
実測明るさ487.1 cd/m²、白色点7200K、ガンマ2.2。
色域カバーは sRGB 100% / AdobeRGB 96% / DCI-P3 100%。
DCI-P3 100% が効く瞬間は、Premiere Pro で詰めた色味と外部モニターの見え方がズレないという、編集後の安心感です。

Spyder総合4.0 / sRGB 100% / AdobeRGB 96% / DCI-P3 100% / 実測487.1cd/m²

Premiere Pro 実書き出し — 20分動画が1分20秒

4K素材を含む約20分のタイムラインを H.264 で書き出して、約1分20秒。
Cinebench R23 Multi 20,231 が、現実の作業時間でちゃんと回収される結果です。
ベンチの数字が机の上で意味を持つ瞬間。

実使用感のレポート

Premiere Pro 20分書き出し1分20秒の体感

Premiumプロ

Premiere Pro での約20分の動画レンダリング時間は、約1分20秒。
4K動画を1本書き出すために、デスクトップに移し替える必要がありません。


動かせるクリエイティブアプリは Premiere Pro、Photoshop、Illustrator、DaVinci Resolve、Blender、Stable Diffusion、CADソフトと幅広いラインです。
このあたりを毎日使う方には、性能面ではっきりおすすめできます。

カフェ作業 → 自宅本気編集の往復体感

軽くはないので毎日持ち出すのは難しいと思います。
しかし、交通手段を工夫し、カバンに入れて持ち出せば、外のカフェでもクリエイティブ作業ができます。
家のデスクに戻れば、外部モニターやSSD、カメラのSDカードを同時につないで本気の制作。
持ち出し用と据え置き用を分けず、1台で完結できると思えるノートPC。

バッテリー6時間の実測体感

WQXGA OLED で動画再生し続けて、実測約6時間。
公称は1080p再生19.5時間、MobileMark30で8.5時間です。
外出先で半日作業できることになります。
Blenderレンダリングや4K書き出しは別格で、本気作業は電源接続前提と思っておくのが安全です。

OLEDディスプレイの見やすさ

OLEDの黒は、夜のシーンや動画で効きます。
黒画素が完全に沈むので、暗部のディテールがそのまま残ります。
165Hzの滑らかさと合わせて、長時間の編集でも目が疲れにくく感じます。

発熱・静音性

負荷時の挙動を、温度とノイズで実測しました。
CPU温度ピークは約91.71℃、通常は65〜75℃で推移。
GPU温度は55〜65℃で安定し、ベンチ終了後は60℃台にすっと復帰します。
キーボード面に手を置いても、ぬるい程度の熱しか伝わってきません。


ファンノイズは54dB前後。
図書館の静けさが約30dB、エアコンの動作音が約45dB、一般的なゲーミングノートは60dBを越えてきます。
本機は、その間に収まる「気にならないライン」。
カフェの背景音に紛れる音量です。

3DMark Time Spy 実行中のCPU/GPU温度推移:CPUピーク91.71℃、GPU 55〜65℃で安定

シリーズ内比較・構成選択

Yoga Pro 7i Gen 11 上位 vs 下位の選び方

項目下位(約43万円台)上位(約50万円台・レビュー機)
CPUCore Ultra 7 356HCore Ultra 9 386H
GPURTX 5050 LaptopRTX 5060 Laptop
メモリ32GB LPDDR5X32GB LPDDR5X
ストレージ1TB SSD1TB SSD
ディスプレイ15.3″ OLED 165Hz15.3″ OLED 165Hz
PassMark差CPU 33,903 / GPU 14,280CPU 35,063(+約3%)/GPU 16,812(+約15%)

結論はシンプルです。
CPUは下位の Core Ultra 7 で十分。
GPU は RTX 5060 に上げるのが正解。
価格差約7万円のうち、約5万円分の体感価値は GPU 側に偏ります。
PassMark でも CPU 差は約3%(35,063 vs 33,903)、シングルもわずか(4,152 vs 4,071)。
対して GPU は約15%差(16,812 vs 14,280)で、AI画像生成や3D書き出しでそのまま時間に効きます。

ペン×ディスプレイ構成の注意点

本機で一番気をつけてほしいのが、ここです。
Yoga Pen Gen 2 は標準付属ですが、ディスプレイ構成にタッチ対応/非対応の2タイプが存在します。
非対応構成を選ぶと、付属ペンが画面に書けません。
カスタマイズにディスプレイ仕様欄に「マルチタッチ対応OLED」の記載があるかを必ずチェックしてください。

他シリーズへの誘導 — 軽量モバイル用途なら Yoga 14インチ

本機は15.3インチで1.65kg、薄さ16.7mm。
15型としては軽量側ですが、13〜14インチ系(1.3kg前後)と比べると数百g差があります。
とにかく軽さ最優先・サブPCとしての持ち運びがメインの用途なら、本機より軽い Yoga 14インチ系の方が肩に楽。
Yogaを実際に使用した記事は以下で書いています。
≫ Yoga 7i 2-in-1 Gen 10 レビュー

逆に、画面サイズと処理力を両立しつつ、自宅メイン + 日常持ち出しでクリエイティブ作業をしたいなら本機が正解。
15.3″の画面面積と RTX 5060 の処理力、Thunderbolt 4 × 2 の拡張性。
このセットが机に戻ったときに効きます。
ゲーミング寄りなら Legion シリーズが本来の適性です。
LegionのRTX5060搭載モデルを実際に使用した記事は以下で書いています。
≫ Lenovo Legion 5i Gen10 レビュー|RTX 5060×OLED搭載、20万円台ゲーミングノートの実力を検証

価格とコスパ評価

価格は下位構成が約43万円台、上位(レビュー機相当)が約50万円台。
Lenovo公式CTO中心の販売で、セール時期に応じて10%前後の変動が読めます。
15インチOLED + Core Ultra 9 + RTX 5060 という構成は、他社の同等スペック機と並べても上位帯に位置します。
そこに Aura Edition のプレミアム分が乗る価格設計。
純粋なコスパ最優先の人には、決して安い買い物ではありません。
ただ、ここで効くのが「1台で完結する」という設計思想です。
3年使うとして、月割り約1.4万円。
同性能のデスクトップ + 持ち出し用サブノートを揃える総額と並ぶラインに収まります。
自宅と外、2台分の役割を本機1台に集約できる人にとっては、むしろコスト圧縮の選択肢。
「本気の編集も、カフェのラフも、机を分けたくない」というニーズに刺さる値付けです。

時々持ち出せる、クリエイター向けデスクトップなみのノートPC

良かった点

  • Cinebench R23 Multi 20,231 / Premiere Pro 20分書き出し1分20秒の処理力
  • CPUピーク91.71℃でもキーボード面ぬるい程度・54dB止まりの冷却と静音
  • DisplayHDR True Black 1000 + DCI-P3 100% + 165Hz の15.3″ OLED
  • Thunderbolt 4 × 2 + SDカードフルサイズ対応で机に戻ったときの拡張性
  • 32GB LPDDR5X-8533 + 1TB PCIe Gen4 SSD で本気の同時編集に耐えるメモリ・ストレージ
  • Wi-Fi 7 / Bluetooth 5.4 で3年スパンの規格陳腐化に耐える

気になった点

  • ディスプレイ構成にタッチ対応/非対応の2タイプ。非対応を選ぶと付属ペンが画面で使えない(最重要)
  • 1.65kgは15.3インチクラスでは軽量だが、13〜14型のフラッグシップモバイルよりは重い
  • 上位構成は約50万円台で、安価ではない
  • 32GBオンボード=増設不可。最初に構成を決め切る必要

こんな人におすすめ

買って後悔しない人

  • 自宅メイン + 週末持ち出しで、本気の動画・写真編集をする人
  • Premiere Pro / Blender / Lightroom を日常的に行き来する人
  • 外部モニター運用 + OLED本体ディスプレイで色を詰めたい人
  • サブPCを持たず、1台に役割を集約したい人

他のモデルを検討すべき人

  • 13〜14型クラスのさらに軽い1.3kg前後のモバイルを最優先する人 → Yoga 14インチ系
  • 長時間ゲーミングがメイン用途の人 → Lenovo Legion シリーズ
  • 15万円以下で済ませたい人 → エントリークラスのクリエイターノート

最終評価

★★★★☆ 4.5点(構成選択を間違えなければ)
ペン × ディスプレイ構成の落とし穴さえ避ければ、自宅と外を1台で往復するクリエイター用途で、上位の満足度を持って帰れる1台です。

まとめ:Yoga Pro 7i Gen 11 Aura Edition はこんな人におすすめ

15.3インチOLEDの色再現と、Core Ultra 9 + RTX 5060 の処理力。
その両方を1台に積み、カフェと自宅を行き来できる稀有なバランス機です。
注文時、ディスプレイ仕様欄の「マルチタッチ対応OLED」の記載だけは、必ずチェックしてください。
その1行が、Yoga Pen の活躍と3年後の満足度を決めます。

カフェと自宅を1台で。Core Ultra 9+RTX 5060+OLED

よくある質問(FAQ)

Q1. 付属のYoga Penは、買ったらすぐ画面に書けますか?

ディスプレイ構成によります。
マルチタッチ対応OLED構成なら画面に直接書けます。
タッチ非対応構成だと、付属ペンは画面で機能しません。
注文時のディスプレイ仕様欄を必ず確認してください。

Q2. Core Ultra 9 と Core Ultra 7、どちらを選べばよいですか?

価格を抑えたい場合は Core Ultra 7 で十分です。
CPU性能差は約3%(PassMark)に対し、価格差は約4.4万円。
GPU を RTX 5060 に上げる方が、AI画像生成や3Dレンダリングで体感差を得られます。

Q3. ゲームはできますか?

RTX 5060 Laptop GPU 搭載で、WQXGA高設定の最新ゲームも動きます。
実測では2560×1600・高設定+DLSSバランスで平均94FPS前後、激しい場面の底でも55FPSを維持し、そのときGPU使用率99%・温度66℃止まりと冷却に余裕がありました。
ただし本機はクリエイター向け筐体設計。
長時間ゲーミング用途なら Lenovo Legion シリーズが本来の適性です。

Q4. バッテリーはどれくらい持ちますか?

実測で軽作業約6時間。
カフェのラフ作業や原稿執筆には十分です。
Blenderレンダリングや4K書き出しは消費が早く、本気作業は電源接続前提と考えてください。

Q5. メモリは増設できますか?

32GB LPDDR5X はオンボード仕様で、後から増設できません。
注文時に必要容量を決め切ってください。
クリエイティブ用途なら32GB構成を推奨します。

Q6. 持ち運びには向いていますか?

15.3インチで1.65kg(最小構成)、薄さ16.7mm。
15型クラスとしては軽量側で、カバンに入れて日常的に持ち運べる重さです。
毎日通勤・通学にも対応できるレベル。
13〜14型のフラッグシップモバイルよりは重いので、軽さ最優先派は別シリーズを検討してください。

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