これで失敗しない!【大学生・パソコン初心者向け】ストレージ容量選びの基本

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  • 適切なストレージの選び方はどうしたらいいのかな。
  • ストレージの種類や特徴がわからない‥。
  • 予算に合ったストレージが知りたい!

パソコンを購入する際、ストレージは非常に重要な要素です。しかし、初心者にとっては、ストレージの選び方は難しいもの。

この記事では、パソコンのことを知らない初心者の方にも、ストレージについてわかりやすく解説します。

ストレージとは何か、その重要性、そして選び方について学ぶことで、あなたにぴったりのストレージを見つけられるようになりましょう。

ストレージとはデータを保存するためのデバイス

ストレージとは、コンピューターにおいてデータを保存するためのデバイスのことを指します。ストレージは、パソコンの性能や使い勝手に大きく影響を与えるため、選ぶ際に重要なポイント。

ストレージが小さいとデータが溢れてしまったり、アプリケーションのインストールが難しくなったりします。

大容量のストレージは、多くのデータやアプリケーションを保存できるため、快適にパソコンを使用できます。

ストレージの種類

ストレージには主に2つの種類があります。それが、「HDD(ハードディスクドライブ)」と「SSD(ソリッドステートドライブ)」です。

HDD

HDDはハードディスクドライブの略称。
HDDは、磁気ディスクを回転させてデータを読み書きする方式のストレージで、大容量で比較的安価なものが多いため、データのバックアップや大量のファイルを保存する際に適しています。

動作音が大きいことや、衝撃に弱いというデメリットもあります。


デメリットは、外部からの衝撃、ほこり、熱に弱いこと。そのため、ディスクの中で装置が衝突し、ディスクが傷つけられ、不具合を起こすことになります。
経年劣化もあり、日々の作業での傷から、突然、動作が停止することもあります。

SSD

SSDは、ソリッドステートドライブの略称。
半導体メモリを使用してデータを読み書きする方式のストレージで、HDDに比べて読み書き速度が速く、消費電力が少ないため、パソコンの起動やアプリケーションの読み込みが高速化されます。

データアクセスが速いため、パソコンの電源を入れてOSが起動するのに、速く立ち上げるのに貢献できるメリットあります。
モバイルノートや薄型ノートパソコンといった、小型化のパソコンの設計を可能にすることから、最近では搭載されているモデルが多くなってきています。価格がHDDより価格が高くのがデメリット。

ストレージの保存場所の種類

ストレージとは、コンピュータやデバイスでデータを保存するための場所です。ストレージには、内部ストレージと外部ストレージの2つの種類があります。

内部ストレージ

パソコンに搭載されているストレージ。種類はHDD、SSDがあります。

外部ストレージ

外部ストレージは、コンピュータやデバイスの外部に接続して使用するストレージです。データのバックアップや、複数のデバイス間でデータを共有するのに適しています。主な種類は以下の通りです。

種類は内蔵ストレージと同じ、HDD、SSDの他、USB、SDカードがあります。

着脱が可能なので、外部ストレージに保存したデータは、他のパソコンやスマホなどの機器に接続すれば、利用できるメリットがあります。

外付けHDD

外付けHDDは、HDDを外部ケースに入れて使用するストレージです。大容量のデータを保存したり、バックアップするのに適しています。USBやThunderboltなどの接続方法があり、データの転送速度は接続方式によって異なります。

外付けSSD

外付けSSDは、SSDを外部ケースに入れて使用するストレージです。読み書き速度が速く、衝撃や振動に強いため、持ち運びやすく、頻繁にデータを移動させる用途に適しています。ただし、外付けHDDに比べて容量あたりの価格が高いため、予算とニーズを考慮して選ぶ必要があります。

USBフラッシュドライブ

USBフラッシュドライブは、小型で携帯性が高いストレージです。フラッシュメモリを使用しており、コンピュータのUSBポートに直接差し込んで使用します。容量は比較的小さく、一般的には数GBから数百GB程度。

データの移動や共有に便利で、パソコンを持たずにプレゼンテーションなどに使用されることができます。

クラウドストレージ

クラウドストレージは、インターネット経由でデータを保存・アクセスするストレージサービスです。一般には“クラウド”と呼ばれています。

データはリモートのサーバーに保存され、インターネットに接続されたデバイスからいつでもアクセス可能。

容量はサービスによって異なり、無料プランや有料プランがあります。データのバックアップや共有、複数のデバイスでの同期に適しています。

クラウドストレージは、Google Drive、iCliud、OneDrive、Drop Box、Amazon Photosなどがあります。
価格は、無料、容量ごとに金額が異なるなど、サービスによって違います。アカウントを作成すると、クラウド上のデータを、違うデバイスや他のユーザーとも共有できます。
外出先で、データを保存したい、または利用したい時に使うことができます。
また、パソコンでメイン機とサブ機など2台のデータのやり取りも、クラウド上でやりとりすれば、有線でつなげなくても、大量のデータを共有することができます。
ハードにデータを保管することとクラウドにデータを保管することをうまく使いこなせば、パソコンの不具合でデータ消失といったリスクも減らすことができます。

光ディスクストレージ

樹脂等で作られた薄い円盤、ディスクの表面上に記録を残すもの。記録したものを大量に生産できること、価格が安いことがメリット。デメリットは、大容量のデータを保管することができません。

ディスクドライブ

光ディスクストレージのデータを読んだり、 記録したりする装置。
最近では、ノートパソコンなどでは、軽量化を図るため、故障した時の修理費が高いので内臓されていないことが多くなっています。

ストレージの役割と働き

ストレージの役割

ストレージの主な役割は、データの保存や読み込みを行うことです。オペレーティングシステムやアプリケーション、ファイルなど、パソコンで扱うあらゆるデータはストレージに保存されます。

ストレージに保存されたデータは、必要に応じて読み込まれ、パソコン上で使用されます。

ストレージの性能は、読み書き速度や容量によって左右されます。読み書き速度が速いほど、アプリケーションの起動やファイルの読み込みが早くなり、作業効率が向上します。

また、容量が大きいほど、多くのデータやアプリケーションを保存できます。ストレージを増量すると、価格も高くなります。大容量のストレージを選ぶ際には、予算や実際の使用目的を考慮することが重要です。

例えば、文書作成やインターネット閲覧が主な目的であれば、大容量のストレージは必要ないかもしれません。逆に、ゲームや動画編集など、高性能が求められる用途の場合は、速度が速く大容量のSSDが望ましいでしょう。

ストレージの重要性

ストレージが重要である理由

ストレージは、コンピュータにおいてデータの保存やアクセスを行うための中心的な役割を担っています。ストレージの性能や容量は、パソコンの動作速度や快適さ、データ管理のしやすさに大きく影響を与えます。

適切なストレージを選ぶことで、効率的な作業環境を整えることができるため、ストレージは非常に重要な要素となります。

ストレージがパソコンの性能に与える影響

ストレージは、パソコンの性能に以下のような影響を与えます。

  • 起動速度
  • データアクセス速度
  • 容量

起動速度

ストレージに保存されたOSやアプリケーションが、高速に読み込まれることで、パソコンの起動速度が向上します。特にSSDは、HDDに比べて読み書き速度が速いため、起動速度に大きな違いが出ます。

データアクセス速度

ストレージの読み書き速度が速いほど、ファイルの開閉やアプリケーションの起動が早くなり、作業効率が向上します。

容量

ストレージ容量が大きいほど、多くのデータやアプリケーションを保存できます。大きい容量のストレージは、データ管理がしやすくなり、使い勝手が向上します。

ストレージの容量と速度について

ストレージの容量は、保存できるデータ量を示します。容量が大きいほど、多くのデータやアプリケーションを保存できますが、必要以上に大きい容量を選ぶと、無駄なコストがかかることがあります。

使用目的や予算を考慮して、適切な容量のストレージを選ぶことが重要です。

一方、ストレージの速度は、データの読み書き速度を示します。速度が速いほど、パソコンの起動やアプリケーションの読み込みが早くなり、快適な作業環境が整います。特に、ゲームや動画編集などの高性能が求められる用途では、速度が速いSSDがおすすめです。

ただし、ストレージの速度が速いほど価格も高くなる傾向があるため、予算や使用目的を考慮して適切な速度のストレージを選ぶことが重要です。例えば、文書作成やインターネット閲覧が主な目的であれば、高速なSSDではなく、HDDでも十分な性能が得られることがあります。

一方で、高速なデータアクセスが必要な用途の場合は、速度が速いSSDを検討することが望ましいでしょう。

ストレージの選び方

目的に応じたストレージの選択

ストレージを選ぶ際には、自分の使用目的に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。以下では、一般的な使用目的や高性能が求められる用途、データ保管やバックアップ用途におけるストレージの選び方を解説します。

一般的な使用目的(文書作成、インターネット閲覧等)

文書作成やインターネット閲覧など、一般的な使用目的の場合、HDDでも十分な性能が得られることが多いです。HDDは容量あたりの価格が安いため、予算を抑えつつ十分な容量を確保できます。

デスクトップパソコンは、移動することがなく、衝撃に弱いHDDで利用できます。

ノートパソコン、起動速度やアプリケーションの読み込み速度が重要な場合は、SSDがおすすめです。

ゲームや動画編集など、高性能が求められる用途

ゲームや動画編集など、高性能が求められる用途の場合、読み書き速度が速いSSDがおすすめです。SSDは、HDDに比べて高速なデータアクセスが可能なため、快適な作業環境を整えられます。

高性能な用途では、大容量のストレージも必要となることがあります。

データ保管やバックアップ用途

データ保管やバックアップを目的とした場合、大容量のHDDが適しています。HDDは、大容量で比較的安価なため、大量のファイルやデータを保存可能。

外付けHDDの選択は、データの移動や持ち運びが容易になります。

予算とストレージのバランス

ストレージ選びにおいて、予算と性能のバランスをうまくとることが重要です。一般的に、SSDはHDDよりも高価ですが、読み書き速度が速く、起動速度やアプリケーションの読み込み速度が向上します。

一方で、HDDは容量あたりの価格が安く、大容量のストレージが求められる場合には適しています。

予算と使用目的を考慮して、適切なストレージを選ぶことが大切です。例えば、一般的な使用目的であれば、低価格で容量の大きいHDDが適切。

高速なデータアクセスが必要な場合や、パソコンの起動速度を重視する場合は、SSDがおすすめです。

信頼性と耐久性の評価

ストレージ選びにおいて、信頼性と耐久性も重要な要素です。信頼性の高いストレージは、データの破損や損失が起こりにくく、長期間安心して使用できます。

耐久性の高いストレージは、長期間使用しても性能が低下しにくく、効率的な作業環境が維持できます。

SSDはHDDに比べて、機械的な部品が少ないため、衝撃や振動に対して強く、耐久性が高いとされています。

一方で、HDDは機械的な部品が多く、衝撃や振動に弱いとされていますが、適切な取り扱いとメンテナンスを行えば十分な信頼性と耐久性が得られます。

定期的なバックアップや適切な取り扱いにより、ストレージの信頼性と耐久性を向上させることができます。

自分のニーズに合ったストレージを選ぶ

ストレージ選びのポイントは以下です。

  • 目的に応じたストレージの選択
  • 予算とストレージのバランス

自分のニーズに合ったストレージを選ぶことは、効率的で快適なコンピュータライフを送るために重要です。予算や使用目的に応じて、適切なストレージを選ぶことで、パソコンの性能や使い勝手が向上します。

パソコンの他のスペックについてはこちら↓の記事にまとめています。

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大学生が4年間使えるパソコンの選び方を、コンサル系IT会社で働く筆者が、ITの現場感を持って解説しています。現場だからこそわかるアプリケーションの進化に対応できるパソコン選びをお手伝いします。
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