【HP EliteBook 6 G1i 14レビュー】オフィス作業が快適で安心して使える高コスパノートPC

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「外出先でも快適に使える軽量なノートPCが欲しい」
「セキュリティを重視しつつ、リモートワークにも対応できるPCが必要」
──そんなニーズを持つ方に注目してほしいのが、HPの最新モデル “HP EliteBook 6 G1i 14 ” です。
本記事では、実際に本機を使いながら デザイン・性能・バッテリー持ち・使いやすさ を徹底レビュー。
さらに、公式ベンチマークスコアや実際の作業シーンでの体感も交え実機を検証しました。

“HP EliteBook 6 G1i 14 ” は、本来は法人向けに設計されたモデルですが、個人でも購入可能です。
法人モデルならではの特長として、標準で手厚いサポートや保証が付属しており、安心して長く使える点が魅力です。

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おすすめポイント

EliteBook 6シリーズはその中でも エントリーからミドルレンジクラスのモデル で、軽量・コンパクトながらもセキュリティと拡張性を両立。
上位の「EliteBook 8シリーズ」に比べて価格を抑えつつ、日常業務やリモートワーク、出張先での作業に十分な性能を備えています。

おすすめポイント1：省電力タイプのプロセッサー

“EliteBook 6 G1i 14”は、モデルによって Intel Core Ultra 5 225U または Ultra 5 235U を搭載しています。
レビュー機は235Uモデルですが、日常業務には十分なパフォーマンスを発揮します。
両CPUはパフォーマンスコアと効率コアを組み合わせた「ハイブリッド・アーキテクチャー」を採用し、重い処理はパフォーマンスコア、普段の作業は効率コアが担当することで、処理速度と省電力性を両立。
さらにAI専用のNPU（Neural Processing Unit）が内蔵され、会議中のノイズ除去やアプリの自動最適化などもスムーズに行えます。

おすすめポイント2：丈夫なボディ

重量は 約1.4kg。
軽量なノートパソコンが多くなってきた今、この重さは決して軽くはありませんが、しっかりとしたボディです。
耐久性にもこだわり、 MIL-STD 810H（米国防総省規格）19項目のテスト をクリア。

丈夫ならではの安心感があります。

厚さは最薄部で 10.9mm と非常にスリムです。

本体のヒンジ側には大きな排気口が設けられ、手元に熱が当たらないよう配慮されています。
パソコン内部で最も熱が発生する部分から効率的に排熱できる設計になっており、本体を熱から守ることでパフォーマンスの安定性を保ち、長期間安心して使える工夫がされています。

筐体にはリサイクルアルミや再生プラスチックを使用し、環境配慮と堅牢性を両立しています。
外出先や出張でも安心して使える「タフなビジネスPC」として心強い存在です。

おすすめポイント3：高精細ディスプレイ

“EliteBook 6 G1i 14”のディスプレイは 14インチ WUXGA（1920×1200）、アスペクト比16:10 の非光沢パネルを採用。

輝度は最大400cd/m²と十分に高く、屋外や明るいオフィスでも見やすい仕様です。
一般的な16:9より縦の表示領域が広く、ExcelやWordの作業効率が向上。
さらにブルーライト軽減機能も備え、長時間作業でも目の疲れを抑えられます。

実際に行ったディスプレイテストでは以下のような結果が出ています。

特に色域とコントラストは優秀で、Web制作や動画視聴にも十分対応可能です。

“EliteBook 6 G1i 14”の製品情報

メモリとストレージ

“EliteBook 6 G1i 14”は、16GB DDR5-5600メモリを標準搭載しています。
SO-DIMMスロットは2つあり、標準では1スロットのみ使用、もう1つは空きになっています。
そのため、自己責任にはなりますが、増設によって 最大64GBまで拡張可能。
将来的に業務アプリが増えても十分に対応でき、長く安心して使える仕様です。

ストレージはモデルごとに 256GB SSDまたは512GB SSD（PCIe NVMe規格） を選択可能。
PCIe NVMe SSDは従来のSATA SSDに比べて大幅に高速で、Windowsの起動やアプリの立ち上げがスムーズです。

バッテリーと充電性能

搭載されているのは 3セル48WHrのリチウムイオンバッテリー。JEITA測定法Ver3.0によると、アイドル時で最大20時間30分、動画再生時で約7時間の駆動時間を実現しています。
バッテリー容量自体は控えめですが、省電力設計のプロセッサーを搭載しているため、実用上十分な駆動時間を確保できる設計となっています。

HP Fast Chargeに対応し、30分で約50％まで回復可能。
短時間の休憩や移動中でも効率よく充電できるのは大きな魅力です。

カメラ

EliteBook 6 G1i 14は、500万画素（5MP）のプライバシーカメラを搭載。解像度が高いため、相手にクリアで鮮明な映像を届けられます。
上の画像は実際に写した画像は、ぬいぐるみの毛並みまで映し出されています。

IRカメラも備え、Windows Helloによる顔認証に対応。
パスワード入力なしでスムーズにログインでき、セキュリティ面と利便性の両立が可能です。

プライバシー保護のため、カメラには物理シャッター（スライドカバー）を装備。
使わないときはカバーを閉じるだけで、盗撮リスクを防止できます。ビジネス利用だけでなく、プライベートでも安心して活用できる仕様です。

キーボード・タッチパッド・操作性

EliteBookシリーズのキーボードには「HP Premium Keyboard」が採用されています。

19mmピッチ・1.5mmストロークで、ノートPCとしてはしっかりとした打鍵感があります。
静音設計のため、図書館やカフェでも気兼ねなく作業可能です。

プログラマブルキーを搭載し、専用アプリ「myHP」でショートカットやアプリ起動を割り当てられるのも特徴。
業務効率化に役立ちます。
実際に「OmniBook 7 Aero 13-bg」と比較してみると、キーの形状に違いがあり、EliteBookの法人モデルは角にわずかな丸みを持たせたデザインになっています。

この丸みのおかげで、ブラインドタッチで入力した際に指先の当たりがなめらかになり、タイピングの快適さが一段と向上します。
一見小さな違いですが、長時間の入力作業ではこうした細部の工夫が使い心地に大きな差を生み出します。

実際に、13.3インチの「OmniBook 7 Aero 13-bg」と実際に比べてみると、14インチのEliteBook 6 G1i 14は一回り大きく、その分画面の操作性が向上していると感じました。
わずか0.7インチの差ですが、表示領域に余裕があることで細かなクリック操作がしやすくなり、実用性に大きな違いが出ます。

HPのDeleatキーの位置はモデルによって違います。
このモデルは、一般のキーボードと同じ配列です。

特に大きなメリットは、日本のユーザーが一般的に使っているキーボード配列を採用している点です。
SNS上では「Backspaceの位置に電源ボタンがあるモデルがある」と話題になることがありますが、このEliteBook 6 G1i 13ではその心配は不要。
DeleteキーやBackspaceキーの配置も標準的で、国内メーカーのPCからの乗り換えでも違和感なく使えるのは安心感があります。

パームレストに、指紋認証センサーががあります。

オーディオとマイク

スピーカーは Audio by Poly Studio によるチューニング。
音楽や映画の再生ではやや中高音寄りですが、会議やプレゼンでの音声再現性に優れています。

マイクには AIベースのノイズキャンセリング が搭載されており、キーボードのタイプ音や周囲の雑音を自動で軽減。
リモート会議中に「雑音で聞き取りにくい」と言われる心配が少なくなります。

インターフェース

ポート類はビジネス用途に必要なものが一通り揃っています。

• USB Type-A（5Gbps）×2
• Thunderbolt 4（USB4 Type-C）×2
• HDMI 2.1
• RJ45 有線LANポート
• イヤホンジャック

通信性能

さらに、無線は Wi-Fi 6E + Bluetooth 5.3 に対応。混雑したオフィスやカフェでも安定した通信が可能です。

モデルによっては 4G LTE Advanced Pro (Cat16) + nanoSIMスロット を搭載。
SIMを挿せば外出先でもモバイルネットワークが使えます。
ただし、SIMは別途契約が必要で、対応バンドの確認も必須です。

セキュリティ機能

HP EliteBookはセキュリティ機能が非常に充実しています。

• 指紋認証センサー（パームレスト内蔵）
• IRカメラによる顔認証（Windows Hello対応）
• TPM 2.0チップ
• HP Wolf Security for Business（自己修復型BIOS、マルウェア防御、リモートリカバリなど）

特にHP Wolf Securityは「攻撃を完全に防ぐのではなく、被害を最小化して素早く復旧する」設計思想で、サイバー攻撃に備えた法人向けPCとして心強いです。

法人サポート

法人向けモデルでは、インテル vPro® プラットフォーム対応を選択可能。
インテル vPro® プラットフォームは、管理者が遠隔から電源操作やセキュリティ監視を行えるため、IT部門の負担を軽減できます。

保証は標準で 1年間の引き取り修理サービス が付帯。
さらに、オプションで延長保証やオンサイト対応も可能です。
海外拠点でも使える グローバル保証 に対応し、出張や海外勤務の多いユーザーにも安心です。

ベンチマーク・パフォーマンスの評価

CINEBENCH R23 ― CPU性能の指標

• マルチコア：8988 pts
• シングルコア：1804 pts

このスコアは、一般的なビジネス用途（Office、Webブラウジング、資料作成）には十分な性能であることを示しています。
シングル性能が高いため、WordやExcelといったアプリもサクサク動作。
軽めの動画編集や写真加工に対応できます。

3DMark Night Raid ― グラフィックス性能

• 総合スコア：16,114
  • グラフィックススコア：19,110
  • CPUスコア：8,535

専用GPUを搭載したクリエイターPCには及びませんが、CPU内蔵GPUとしては十分な数値です。
軽量なグラフィックアプリケーションでは動作できるパフォーマンスです。
一方で、AAAクラスの最新3Dゲーム（例：Battlefield V）を高画質でプレイするには性能不足で、30FPS未満に留まります。

ゲーム用途ではなく、ビジネスアプリ・オンライン会議・軽い動画編集までが守備範囲 という評価です。

Blender Benchmark ― クリエイティブ用途での実力

• monster：64.77 samples/min
• junkshop：38.78 samples/min
• classroom：28.95 samples/min

このスコアは、3Dモデリングやアニメーション制作を本格的に行うには力不足ですが、簡易的な3Dデータ処理や教育用のCG作業には十分対応可能です。
特にAIによる最適化機能「Intel AI Boost（NPU）」を活用できるソフトウェアでは、従来CPU単体より効率的に処理が進む点も評価できます。

CrystalDiskMark ― ストレージ速度

• Seq1M Q8T1 読込：6363 MB/s、書込：3461 MB/s
• Seq1M Q1T1 読込：3014 MB/s、書込：3391 MB/s

PCIe NVMe SSDならではの高速性能を確認できました。
OSの起動やアプリの立ち上げはわずか数秒で完了し、ファイルのコピーや大容量データの読み込みもスムーズでストレスを感じません。

ベンチマークの結果も、今シーズンのビジネスノートPCの上位クラスと同等の数値を示しました。
特にビジネスシーンでは「PCを開いてすぐ作業を始められる」ことが大きなメリットであり、生産性の向上につながります。

実際に使ってわかったリアルな使用感

動画編集 AdobeのPremiere Pro

フルHD・20分の動画を書き出したところ、レンダリング時間は約8分30秒でした。今シーズンのモデルの中ではやや時間がかかる部類に入ります。
タスクマネージャーで稼働状況を確認すると、CPUの使用率が意図的に抑えられており、その代わりにNPU（AI専用プロセッサー）が動作している様子が見て取れました。
これは、省電力を優先した設計によって、長時間の作業でも発熱やバッテリー消費を抑える工夫がされていることを示しています。

Blender

Blenderでの軽量なオブジェクト作成やモデリング作業はスムーズに行え、基本的な操作では問題なく動作しました。
一方で、レンダリング処理に入ると高い負荷がかかり、ファンが回るなどパフォーマンス面での限界を感じる場面もあります。
クリエイティブ用途に使えないわけではありませんが、本格的な3Dレンダリングを主目的にするにはやや非力と言えるでしょう。

これらの要素がバランスよくまとまっており、デスクに据え置きつつ、ときどき外に持ち出して仕事をするユーザーにとって理想的な1台という印象を強く受けました。

シリーズ内比較と用途別おすすめ

HP EliteBook 6 G1i 14は、同じ筐体ながら 搭載CPU・vPro対応・WWAN（モバイル通信）の有無 によって5つのモデルが用意されています。
どれを選ぶかによって使い勝手が変わるため、用途別におすすめモデルを整理しました。

Ultra 5 225U搭載モデル → 価格を抑えたい学生・ライトユーザー向け

エントリーモデルにあたる Core Ultra 5 225U 搭載機は、価格が17万円台からとシリーズ内で最も価格が抑えられています。
性能面ではオフィスソフト、Web会議、資料作成などの軽作業に十分対応でき、学習やレポート作成を中心に使う学生や、メールやブラウジングが中心のライトユーザーにおすすめ。

「コストを重視しつつ、丈夫で安心できるビジネスノートを使いたい」という方に最適な選択肢です。

Ultra 5 235U + vProモデル → 法人導入・リモート管理を重視するビジネスユーザー向け

上位の Core Ultra 5 235U 搭載モデルは、クロック周波数がわずかに向上しているだけでなく、インテル vPro®に対応しています。
vProは法人向けリモート管理機能で、管理者が遠隔からPCの設定やセキュリティ対応を行えるため、大規模な企業やセキュリティ要件の高い業務環境で導入メリットが大きいです。

特に、IT管理部門を持つ企業や、ハイブリッドワークで多数の社員がノートPCを利用する場面に適しています。

WWAN搭載モデル → 出張や外回りが多い営業職向け

一部のモデルには HP 4G LTE-Advanced Pro (Cat16, GPS付き) が搭載され、SIMカードを挿すことでLTE通信できます。
カフェや出張先、顧客先で安定した通信が必要な営業職やコンサルタントには大きなメリット。
テザリングに頼らずPC単体でネットに繋がるので、モバイルワークの効率が格段に上がります。

テザリングしてしまうと、スマホのGBだけでなくバッテリーも減るから困るんだよね。
ノートパソコンに搭載されているほうが、スマホもパソコンも気兼ねなく使える。

法人向けには、HP eSIM Connect（5年間au回線データ通信無制限・法人限定） に対応したモデルもあり、通信費を固定化したい企業に最適です。

「据え置き中心＋コスパ重視」のビジネスPCとしておすすめ

HP EliteBook 6 G1i 14は、軽量で堅牢なボディに最新のIntel Core Ultraプロセッサーを搭載した、実用性重視ノートPCです。
静音性やディスプレイの見やすさ、快適なキーボードなど、日常業務をストレスなくこなすための要素がしっかり揃っています。

ラインアップは「価格重視の225Uモデル」「法人導入向けの235U vProモデル」「外出先でも通信できるWWAN搭載モデル」と幅広く、ユーザーの用途に応じて選べるのも魅力です。

“HP EliteBook 6 G1i 14 ” は、本来は法人向けに設計されたモデルですが、個人でも購入可能です。
法人モデルならではの特長として、標準で手厚いサポートや保証が付属しており、安心して長く使える点が魅力です。

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【法人向けPC】77,000円(税込)以上の製品購入時、HP Directplus通常価格より4％OFF【プロモーション】【提供：株式会社日本HP】

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クーポン値引き対象外製品：・価格.com限定モデル製品（個人向けPCのみ対象外）・プリンタ製品・Workstation製

持ち運びに最適な軽量な法人モデルのレビュー記事はこちら↓です。

こちらの記事で解説しています。↓

≫EliteBook X G1i 14 レビュー