【Lenovo Legion 5i Gen10 レビュー】RTX 5060×OLED搭載、20万円台ゲーミングノートの実力を検証
ゲーミングノートに求めるものが変わってきています。
フレームレートを追い求めるだけでなく、「映像がきれいに見えるか」「持ち運べるか」「ゲームをしない時間も快適に使えるか」。
そんな欲張りな要求に答えるモデルが増えてきました。
今回レビューするLenovo Legion 5i Gen 10は、Core i7-14700HXとNVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPUを搭載しながら、15.1型のWQXGA(2560×1600)OLEDディスプレイを採用した意欲的な1台です。
価格は約29万円前後。ゲーミングノートとして決して安くはありませんが、OLEDの没入感とAI最適化によるパフォーマンスは、他のモデルにはない独自の体験を提供してくれます。
このレビューでは、実機ベンチマークの結果をもとに、ゲーム性能・動画編集への対応力・ディスプレイ品質・発熱と静音性まで、購入前に気になるポイントをすべて検証しました。
製品概要と基本スペック
Legion 5i Gen 10は、Lenovoのゲーミングブランド「Legion」シリーズの中核を担う15インチモデルです。
CPUとGPUの組み合わせを複数から選べる構成の柔軟さが特徴で、エントリーからミドルハイまでの幅広いニーズに対応しています。
| 項目 | 詳細 |
| 希望販売価格 | ¥290,000〜 |
| CPU | Intel Core i7-14700HX(20コア28スレッド、最大5.50GHz) |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPU(8GB GDDR7) |
| メモリ | 16GB〜32GB DDR5-5600 |
| ストレージ | 512GB または 1TB PCIe NVMe SSD |
| ディスプレイ | 15.1型 WQXGA OLED(2560×1600、165Hz、Dolby Vision対応) |
| サイズ | 344.9 × 255.35 × 19.95〜21.54mm |
| 重量 | 約1.9kg |
| バッテリー | 80Wh、動画再生時約5.0時間 |
| OS | Windows 11 Home 64bit |
| 通信 | Wi-Fi 7 / Bluetooth 5.4 |
| 保証 | 1年(Legion Ultimate Support付き) |
| 公式サイト | 公式サイトで見る |
Lenovoと「Legion」シリーズについて
Lenovoは世界トップクラスのシェアを持つPC総合メーカーです。ビジネス向けThinkPadから、家庭向けIdeapadまで幅広いラインナップを展開しており、品質と信頼性の高さが特徴です。
ゲーミング向けには「Legion」と「LOQ」の2シリーズを展開しています。LOQは入門〜ミドルレンジを担うコスパ重視のライン。一方のLegionは、パフォーマンス・冷却・ディスプレイ品質すべてにこだわったプレミアムラインです。Legion 5i Gen 10はそのLegionシリーズの中でも、持ち運びやすさとデスクトップ級の性能を両立した「使い勝手の良いミドルハイ」という位置づけになります。
Legion 5i Gen 10の3つの強み
1. Lenovo AI Engine+による賢いパフォーマンス最適化
2025年以降のゲーミングノートの多くは、NPU(AI専用プロセッサー)を搭載した「Copilot+ PC」対応が増えています。一方、Legion 5i Gen 10に搭載されているCore i7-14700HXはNPUを持たないCPUです。
その代わりに搭載されているのが、Lenovo独自のAI最適化エンジン「Lenovo AI Engine+」です。

これは4年の歳月をかけて開発されたシステムで、実行中のゲームやアプリの種類をリアルタイムで検出し、CPUとGPUのパワー配分・電力制限・ファン制御を自動で最適化してくれます。

たとえば、軽めのブラウジングをしている時はファンをほぼ止めて静かに動作させ、ゲームを起動した瞬間にパフォーマンスモードへ自動切換え、という使い方ができます。
Legion Spaceというソフトウェアから設定を確認・調整できるので、細かいチューニングをしたいユーザーにも対応しています。

「Fn+Qキー」で静音・バランス・パフォーマンス・エクストリームの4モードに即座に切り替えられる点も便利。
授業中や図書館では静音モード、帰宅してゲームを始めたらパフォーマンスモードと、場面に合わせた使い分けが手軽にできます。
2. 15.1型WQXGA OLEDが生み出す圧倒的な没入感
このモデル最大の差別化ポイントは、有機EL(OLED)ディスプレイです。15.1インチで解像度は2560×1600(WQXGA)、リフレッシュレートは165Hz。
ゲーム向けの高リフレッシュに加え、Dolby VisionとDisplayHDR True Black 600にも対応しています。
実測した色域は sRGB 100%・AdobeRGB 95%・DCI-P3 100%(当サイト実測値)。
有機ELならではの「純粋な黒」が画面の暗部を引き締め、ゲームのダンジョン内や夜景シーンの臨場感が液晶パネルとは別次元です。明るさは最大約500cd/m²を確保しており、室内では十分な視認性があります。
工場出荷時にX-Rite Pantoneキャリブレーションが済んでいるため、写真編集や動画のカラーグレーディングにも使える色の正確さを持っています。16:10のアスペクト比は縦方向の情報量が多く、Webサイトの閲覧やコーディング作業でもストレスを感じません。
3. Legion Coldfront Hyperによる冷却と静音性の両立

高性能なCPU・GPUは必然的に発熱が大きくなります。
Legion 5i Gen 10が採用しているのは、大型3D銅製ヒートパイプとターボチャージャー付きファンを組み合わせた独自冷却構造「Legion Coldfront Hyper」です。

熱を効率よく後方へ排出する設計で、底面や手のひらが触れるパームレスト周辺の温度上昇を抑えています。

実際の高負荷テスト中のCPU温度は70℃台後半〜80℃前半で安定し、長時間のゲームプレイでもサーマルスロットリング(熱によるパフォーマンス低下)は確認されませんでした。
ゲーム起動時はファンが回りますが、プレイ中は効果音や音楽にかき消される程度の音量で、実際のゲームに集中できます。
デザイン・外観レビュー
落ち着いたゲーミングPC、という新しい選択肢
Legion 5i Gen 10のボディカラーは「エクリプスブラック」一色です。
派手なカラーリングや過剰なエフェクトを持たない、引き算のデザインが印象的です。
天板はアルミニウム製で、触れた時の冷たさと滑らかな質感が上質さを感じさせます。
LegionシリーズのロゴとなるLegionシンボルがRGBで点灯し、電源オン時にパフォーマンスモードを視覚的に伝えてくれます。
それ以外の装飾はなく、学校・職場・カフェでも浮かない佇まい。「ゲーミングPC」に見えたくない日でも、普通に使い続けられるデザインです。
サイズ感と重量
本体サイズは344.9×255.35mm、厚さは約20〜21.5mm。15.1インチのゲーミングノートとして、薄型部類に入ります。
重量は約1.9kgで、ゲーミングモデルとしては持ち運びやすい方です。
毎日の通学・通勤バッグに入れるのは少し負担を感じるかもしれませんが、「週末に友人宅へ持参する」「自宅の部屋を移動する」くらいの頻度なら問題ありません。
本体の剛性は高く、ディスプレイを片手で持っても撓みを感じず、ヒンジの動きも適度な重さがあって安定しています。
背面の排気口は大きめに設計され、冷却を重視した造りがここからも伝わります。
キーボードとタッチパッド

キーボードはフルサイズ配列でテンキー付き。
24ゾーンのRGBバックライトに対応し、Legion Spaceソフトから自由に色をカスタマイズできます。
打鍵感は適度なストロークがあって安定感があり、長時間のタイピングでも疲れにくい印象です。
専用の矢印キーが独立して配置されているため、ゲームでの操作精度も確保されています。
タッチパッドはマイラー素材で滑りがよく、マルチタッチジェスチャーに対応。
普段使いには十分な使い心地です。
ゲーム時はマウスを接続するのが基本になりますが、移動中のちょっとした操作では単体でも不自由しません。
詳細スペックを掘り下げて見る
メモリとストレージ
メモリはDDR5-5600規格で、選択できる容量は16GB・32GB(レビュー機は24GB構成)です。
ゲームをプレイしながらDiscordとChromeを同時に開いていても動作が重くなることはなく、ゲーム中の快適さは十分確保されています。
32GB構成を選べば、動画編集ソフトを複数起動したり、4Kプロキシ編集をしたりといったクリエイター用途にも対応できます。
ストレージは512GBまたは1TB SSDから選択可能。
読み書き速度はCrystalDiskMarkで実測したところ、シーケンシャルリードで7,052 MB/s、シーケンシャルライトで5,900 MB/sを記録しました(当サイト実測値)。
PCIe NVMe Gen4の規格上限に近いパフォーマンスで、大型ゲームのロード時間やアプリの起動が体感できるほど速いです。

ゲームをある程度まとめてインストールするなら、最初から1TB SSDを選ぶことをおすすめします。
最近のAAAタイトルは1本で100GB超えが当たり前なので、512GBでは早い段階で容量を圧迫します。
バッテリーと充電性能
バッテリー容量は80Wh。
公称値は動画再生時約5.0時間・アイドル時約5.8時間です(JEITA3.0準拠)。ゲーミングノートは電源に繋いで使うのが基本ですが、授業中の調べものやメモ取り、軽いWeb作業なら半日程度はバッテリーだけで乗り切れます。
急速充電に対応し、電源オフ状態からの充電時間は約1.3時間。
「スマートバッテリーテクノロジー」を採用し、長期間使っても容量が90%以上を維持しやすい設計になっています。
数年後の劣化を気にせず使えるのは、長く使いたいユーザーにとってうれしい仕様です。
インターフェース・接続性

ポート類の配置が実用的にまとまっています。
左側面にUSB-C(DisplayPort出力付き)を2つ、右側面にUSB-Aを2つ。

HDMI 2.1とLANポート(RJ-45)は背面に集約され、外部モニターや有線LAN接続した際のケーブルが後方にすっきり収まります。

デスクに置いた時の見た目がきれいです。
無線通信はWi-Fi 7対応(IEEE802.11be/ax/ac/a/b/g/n)とBluetooth 5.4を搭載。
Wi-Fi 7対応ルーターを使用すれば、オンラインゲームでの低遅延接続や大容量ファイルの高速転送が実現します。
内蔵カメラとオーディオ

カメラは500万画素のIRカメラで、プライバシーシャッター(電子式)を搭載。Wi-Fi 7との組み合わせで、高解像度でのビデオ通話がスムーズです。

スピーカーはステレオ2.0W×2の構成で、SteelSeriesとのコラボによる「Nahimicオーディオ」に対応しています。
NahimicのAIスマートプロファイルが起動中のゲームを自動認識し、音の方向感や環境音のバランスを最適化してくれます。
FPSゲームでは足音の方向が聞き取りやすく、ヘッドホン推奨ではあるものの、内蔵スピーカーだけでも実用的なサウンドが楽しめます。
サポート体制

Legion 5i Gen 10には1年間の「Legion Ultimate Support」が付属しています。
通常の製品サポートとは異なり、パフォーマンス設定やゲーム最適化まで専門スタッフがサポートしてくれる内容です。
ゲーミングPCを触るのが初めてという方でも、設定に迷ったらすぐに相談できる環境が整っています。
ベンチマーク評価:数値で見るパフォーマンス
CPU性能:CINEBENCH R23
CINEBENCH R23は3Dレンダリングによりプロセッサーの性能を測るベンチマークです。マルチコアスコアは24,112 pts、シングルコアスコアは2,121 ptsを記録しました(当サイト実測値)。

マルチコア24,000pts超は、動画書き出しや大量データの処理でも余裕を感じるスコアです。
Premiere Proで1080p動画のエフェクト処理やカラー補正を複数重ねても、プレビュー再生が崩れることはほとんどありません。
シングルコア2,121ptsは、ゲームの多くが依存するシングルスレッド処理でも高速なことを示しています。
GPU性能:3DMark
3DMarkはグラフィックス性能を測定する業界標準のベンチマークです。今回は3つのテストを実施しました(当サイト実測値)。
- Fire Strike Extreme(1440p相当の3D描画): 15,806 pts
- Time Spy(DirectX 12、2Kゲーム想定): 12,778 pts
- Port Royal(レイトレーシング性能): 7,662 pts(35.47 FPS)



Fire Strike Extreme 15,806はWQXGA解像度での最新AAAタイトルを高設定で十分楽しめるレベル。
Port Royalでのレイトレーシングスコアも良好で、DLSS 4のマルチフレーム生成と組み合わせれば、レイトレーシングを有効にしながらでも滑らかな映像が実現できます。
3Dレンダリング:Blender Benchmark
Blender Benchmarkは3DCGソフトBlenderのGPUレンダリング速度を計測します(GPU: NVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPU、当サイト実測値)。
- monster: 156.75 spm(samples per minute)
- junkshop: 99.30 spm
- classroom: 69.77 spm

趣味レベルの3Dモデリングや短いアニメーションレンダリングには十分対応できる数値です。
副業でBlenderを使ったコンテンツ制作を行う方にとっても、実用的なスペックといえます。
ディスプレイ品質
ディスプレイテストでは色域・輝度・均一性を総合的に計測しました(当サイト実測値)。


色域カバー率はsRGB・P3ともに100%と優秀です。正直なところ、白色点のスコアが3.0とやや低い点は気になりました。
OLEDパネルの白色はやや青みがかる傾向があり、長時間ホワイトが多い画面を見ていると少し目が疲れる場合があります。
コントラスト評価の「0.0」は機器での測定が不能という意味で、有機ELの完全黒表示では液晶と比較にならないほど深い黒が出るため、理論上のコントラスト比は事実上無限大です。
実使用感レポート:ゲーム・動画・普段使いを確認

ゲームプレイ:Monster Hunter Wildsで計測
実際のゲームプレイを計測するため、Monster Hunter Wildsのベンチマークツールを使用しました。解像度2560×1600(WQXGA)、グラフィックプリセット「高」の条件で実行した結果、スコア15,898・平均フレームレート93.22 FPSを記録しています(当サイト実測値)。

OLEDのWQXGA解像度でも90fps超えを維持し、ゲームの評価は「快適にプレイできます」です。
大型モンスターとの戦闘中も映像の乱れやフレーム落ちはほとんどなく、165Hzパネルの恩恵を受けながら滑らかな映像で戦闘に集中できます。
Battlefieldsのような激しい爆破・破壊演出が続くシーンでも、フレームレートの大きな落ち込みは確認されませんでした。
映像が応答性よく追従するため、反射が要求される場面でも対応できます。
動画視聴・クリエイター作業

OLED特有の「深い黒」は、動画視聴で特に実力を発揮します。暗いシーンが多い映画を再生すると、液晶モデルとは明らかに異なる映像の締まりと色の深みを感じます。
ゲーム用途だけでなく、映画やアニメを楽しむためのエンターテインメントPCとしても満足度が高い一台です。
Blenderのレンダリング、Premiere Proの動画書き出しも、CPU・GPUともに余力を持って処理をこなします。
ゲームをしない時間も、クリエイティブな作業でしっかり活躍してくれます。
普段の作業での快適さ
バランスモード(デフォルト設定)での日常作業はほぼ無音に近い状態で動作します。
Webブラウジングや文書作成、スプレッドシート操作ではファンの回転音が気になることはなく、集中できる環境が保たれます。ゲームを起動した瞬間に自動でパフォーマンスモードへ切り替わり、必要な時だけ全力で動くという賢い制御が実用的です。
発熱と静音性
高負荷時のパフォーマンステスト中、CPUの温度は70℃台後半〜80℃前半で安定していました(当サイト実測値)。
最近のゲーミングCPUとしては良好なコントロールで、長時間プレイ中にパフォーマンスが突然落ちるような「サーマルスロットリング」は確認されませんでした。

ゲーム起動直後はファンがしっかり回りますが、プレイに入ってしまえばゲーム内のBGEと効果音にかき消される程度の音量です。
静音モード(Fn+Qで選択可)に切り替えると、ファン音をかなり抑えられる一方、長時間の高負荷処理ではパフォーマンスが落ちる場合があります。用途に合わせてモードを変えながら使うのがおすすめです。
パームレスト部分の温度上昇は穏やかで、長時間のタイピングでも手のひらが熱くなる感覚はほとんどありませんでした。
排熱は主に背面から行われるため、机の上に平置きで使う分には問題ありません。
Legion 5i Gen 10 vs Legion 5a Gen 11:IntelとAMD、どちらを選ぶ?
同じLegionシリーズに、同じエクリプスブラックで15型OLEDを搭載する兄弟モデルがあります。
AMD版の「Legion 5a Gen 11(15.3型 OLED AMD)」です。
価格帯が近いだけに、「どちらを買うべきか」と迷う方も多いはず。
2台の違いを項目ごとに整理します。
スペック比較表
| 項目 | Legion 5i Gen 10 (レビュー対象) | Legion 5a Gen 11 (RTX 5050版) | Legion 5a Gen 11 (RTX 5060版) |
| 価格(税込) | ¥299,860 | ¥266,915 | ¥304,315 |
| CPU | Intel Core i7-14700HX (最大5.50GHz) | AMD Ryzen 7 250 (最大5.10GHz) | AMD Ryzen 7 250 (最大5.10GHz) |
| GPU | RTX 5060 Laptop 8GB GDDR7 | RTX 5050 Laptop 8GB GDDR7 | RTX 5060 Laptop 8GB GDDR7 |
| メモリ | 32GB DDR5-5600 (2×16GB) | 16GB DDR5-5600 | 16GB DDR5-5600 |
| ストレージ | 1TB SSD(PCIe Gen4) | 512GB SSD(PCIe Gen4) | 1TB SSD(PCIe Gen4) |
| ディスプレイ | 15.1型 OLED HDR True Black 600 | 15.3型 OLED HDR True Black 1000 ブルーライト軽減 | 15.3型 OLED HDR True Black 1000 ブルーライト軽減 |
| キーボードバックライト | 24ゾーン RGB | 1ゾーン RGB | 1ゾーン RGB |
| バッテリー | 80Wh | 80Wh | 80Wh |
| Wi-Fi | Wi-Fi 7 | Wi-Fi 7(160MHz) | Wi-Fi 7(160MHz) |
主な違いのポイント
CPUはIntel vs AMD世代差
Legion 5i Gen 10のCore i7-14700HXは20コア28スレッドの高コア数構成が特徴で、マルチコアスレッドでの処理に強みを持ちます。
Legion 5a Gen 11のRyzen 7 250は最大5.10GHzとクロック速度も高く、ゲームのシングルスレッド処理で十分な性能を発揮します。
どちらも最新ゲームを快適にプレイできるCPU性能を持っていますが、マルチタスク・動画エンコードの連続処理ではCore i7-14700HXに分があります。
ディスプレイはLegion 5a Gen 11が上位
意外な点ですが、ディスプレイのHDR規格はLegion 5a Gen 11の方が上です。
5i Gen 10のHDR True Black 600に対し、5a Gen 11はHDR True Black 1000に対応。
最大輝度の上限が高く、HDRコンテンツをより明るく・鮮やかに表示できます。また、ブルーライト軽減パネルを採用し、長時間プレイ時の目の疲れを抑えたい方には5a Gen 11の方が有利です。
メモリ・ストレージはLegion 5i Gen 10が充実
Legion 5i Gen 10は32GB(16GB×2)のデュアルチャネル構成が標準です。一方、Legion 5a Gen 11は16GBスタート。
ゲームをしながら動画編集・ライブ配信・Discordを同時に起動する使い方では、32GBの余裕が効いてきます。
RTX 5050版の5a Gen 11はストレージも512GBと少なめで、大型タイトルを複数インストールするには容量が不足しがちです。
キーボードRGBの差も見逃せない
Legion 5i Gen 10が24ゾーンの細かなRGBカスタマイズに対応しているのに対し、5a Gen 11は1ゾーン(全体点灯のみ)。
デスクの雰囲気を整えたい方、キーボードの演出にこだわりたい方には5i Gen 10の方が満足度が高いでしょう。
用途別おすすめ
Legion 5i Gen 10 (¥299,860) を選ぶべき人:
- 動画編集・ライブ配信とゲームを並行して使う方(32GBメモリが活きる)
- キーボードのRGBカスタマイズにこだわりたい方
- マルチコアCPU性能を重視するクリエイター寄りの方
Legion 5a Gen 11 RTX 5050版 (¥266,915) を選ぶべき人:
- コストを抑えてOLEDゲーミングノートを手に入れたい方
- HDR True Black 1000のより明るいOLEDを求める方
- 長時間プレイで目の疲れを減らしたい方(ブルーライト軽減パネル)
Legion 5a Gen 11 RTX 5060版 (¥304,315) を選ぶべき人:
- RTX 5060のゲーム性能を活かしつつ、HDR1000の高輝度OLEDも欲しい方
- ブルーライト軽減パネルを重視しながら高いGPU性能も妥協したくない方
価格と評価
i7 + RTX 5060構成のLegion 5i Gen 10は、実売価格で約29万円台です。
ゲーミングノートとして決して安い価格ではありませんが、以下のポイントが特長できです。
費用対効果が高いと感じる理由:
- OLEDディスプレイ(sRGB 100% / P3 100% / 165Hz)が標準搭載
- 最新GPU「RTX 5060」によりDLSS 4・レイトレーシング対応
- Lenovo AI Engine+による長期的なパフォーマンス最適化
- Legion Ultimate Supportによる手厚いサポート保証付き
同価格帯の他のゲーミングノートにはOLEDを搭載していないモデルも多く、「このディスプレイ品質とこの性能の組み合わせ」というのはLegion 5i Gen 10の明確な強みです。
ゲーム用途メインで、映像の美しさにもこだわりたい方には、おすすめのモデルです。
よくある質問(FAQ)
Q1. ゲームをしない時、ファンの音はどれくらいですか?
A. バランスモード・静音モードでの軽作業時はほぼ無音で動作します。
ゲーム起動時・高負荷時はファンが回りますが、プレイ中は気になりにくいレベルです。
Q2. バッテリーはどれくらい持ちますか?
A. ゲーミング用途(ACアダプター接続)が基本前提ですが、授業中の調べものや動画視聴であれば、省電力モード、エコモードで約5時間程度は使えます。
急速充電対応で約1.3時間でフル充電になります。
Q3. 動画編集にも使えますか?
A. はい。CINEBENCH R23のマルチコアスコア24,112pts、Blender Benchmarkの結果からも、Premiere ProやResolveでの1080p〜4K編集に十分対応できる性能です。
Q4. 持ち運びには向いていますか?
A. 1.9kgと15インチゲーミングとしては軽めですが、毎日の通学・通勤での持ち運びには少し負担を感じると思います。
自宅使用メインで「必要な時だけ持ち出す」という使い方が向いています。
Q5. OLEDディスプレイは普段使いでも問題ありませんか?
A. 問題ありません。sRGB 100%・P3 100%の色域はゲームだけでなくデザイン・写真編集・映像鑑賞にも十分な品質です。
ただし白色点がわずかに青みがかる傾向があるため、長時間の文書作業では好みが分かれるかもしれません。
ナイトライトや色温度調整を活用するとより快適になります。
OLEDの没入感で、ゲームの楽しさが一段上がるミドルハイ機

良かった点
- OLEDディスプレイの色再現と映像の深みが格別
- RTX 5060はWQXGA解像度でも90fps超えを実現
- 高負荷時も温度が安定しており、スロットリングなし
- Fn+Qで4モードを即座に切り替えられる利便性
- Wi-Fi 7対応でオンラインゲームの遅延が少ない
- ゲーミングノートとしては比較的軽い1.9kg
気になった点
- 白色点がやや青みがかる(長時間作業時に目が疲れる可能性)
- バッテリーは約5時間とゲーミング用途では標準的
- 本格的な持ち運びには少し重さを感じる場合も
こんな人におすすめ
買って後悔しない人:
- 自宅をメインにゲームを楽しみたい方
- ゲームだけでなく映像編集やクリエイティブ作業も行う方
- OLEDの映像体験にこだわりたい方
他のモデルも検討すべき人:
- 毎日持ち歩いて12時間以上バッテリーで使いたい方(モバイル特化モデルを推奨)
- 15万円以下の予算でゲーミングPCを探している方(LOQシリーズを検討)
- 極限まで軽量なゲーミングノートが必要な方
RTX 5060とWQXGA OLEDが一体になった約20万円のゲーミングノートは、「画質も性能も妥協したくない」という方の期待に応えてくれます。
Legion 5i Gen 10を実際に使用したレビュー動画はこちら↓です。
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